【3分でわかるJ-SHINE】どう取得する?小学校英語指導者資格

いよいよ、小学校でも英語が「教科」として導入されました。
進学でも就職でも「英語力」が問われる時代になり、今注目を集めているのが【J-SHINE】という資格です。

「J-SHINEをわかりやすく知りたい!」
「資格の難易度・費用・需要が知りたい!」
「色々な取得方法があって迷っている」

そんな方はこの記事を読んでスッキリしてくださいね。

こんにちは!
元子ども英語講師&3児の母、ちゅみママです。
私もJ-SHINEを持っています!
実際に子ども英語講師の採用試験で役立ちました。


J-SHINEとは?

J-SHINEの概要

J-SHINE(Japanese Shogakko Instructors of English)

 

日本の小学校で行う英語教育に必要なスキルを十分に持っている指導者であると証明するもの

 

J-SHINEは教員免許や保育士資格のような国家資格ではありません。

ですが、「十分なスキルを持っていますよ」「研修を受けていますよ」という証明ですので、就職で有利になる資格と言えます。

J-SHINEの認定を行っているのは、【NPO法人 小学校英語指導者認定協議会】

2003年(平成15年)に設立され、15年以上の歴史があります。

 

J-SHINEは、英語力と実際の指導時間によって、更に6種類の資格にわかれます。

①小学校英語準認定指導者
②小学校英語指導者
③小学校英語指導者⁺(プラス)
④小学校英語上級指導者
⑤小学校英語上級指導者⁺(プラス)
⑥小学校英語指導者育成トレーナー

公式ページより

初めてJ-SHINEを取得する人は、①~③の3種類のみになります。

詳しくはこちらをご覧ください。

★NPO法人 小学校英語指導者認定協議会★

取得のステップ

J-SHINE取得のステップは、ざっくりお話すると以下の通りです。

 

J-SHINE取得のステップ

①協議会に認定された団体の養成講座を受講
②受講内容をクリア⇒推薦をもらう
③認定

 

J-SHINEは試験での合否はでません。

協議会が認定している登録団体(アルク・イーオン・Teyl-Japanなど)の養成講座を受講し、必要な知識やスキルを身につけたうえで推薦してもらい、取得する流れになります。

全ての英会話学校で取得できるわけではありません。

講座の内容や取得にかかる時間・費用も登録団体によって様々ですので、自分に合ったところをしっかりと選ぶ必要があります。

どんな人に向いている資格か?

J-SHINEはこんな人におすすめの資格です!

 

・小学校英語指導者を目指している人。
・英会話スクールやインターナショナルスクールへの就職を有利にしたい人。
・独自で英会話スクールをひらきたい人。
・英語力を資格として残したい人。
・英語力はあるが、「子どもに教える」方法を学びたい人。

 

最近では小学校でも英語が教科化されたのにも関わらず、肝心な「講師」が現状十分ではありません。

ますます「子ども」×「英語」がキーワードの仕事の需要が高まっています!

J-SHINEの取得方法と選び方

J-SHINEは協議会が認定した登録団体でのみ、取得可能な資格です。

様々な方法で取得できますが、講座の内容や取得にかかる時間・費用も登録団体によって様々です。

自分に合ったところをしっかりと選ぶ必要があります。

取得にかかる平均的な費用・期間

取得にかかる平均的な費用・時間

・費用…10万~30万
・期間…半年~1年

通学型や通信型など、学ぶスタイルによってかかる費用も期間もそれぞれです。

あらかじめ決まっている日程のセミナーに3~6日間参加することが必須のところもあり、「自分が頑張れば早く取得できる」とは限りません。

TOEICのような英語のテストもありませんので、ある程度の英語力がある人でしたら、時間とお金をかけると取得できる資格です。

取得方法は大きく分けて4つ

J-SHINEが取得できる登録団体は大きく分けて4つです。

()内は取得期間の目安を表しています。

 

通学型 (2ヵ月~1年)
通信型 テキストorオンライン(6ヵ月~1年)
海外留学型 (1~3ヵ月)
大学・短大・専門学校型 (2~4年)  

メリット・デメリット

①通学型

英会話スクールに多く、実際に出向いて、講師と直接コミュニケーションを取りながら取得を目指します。 

週1~3回のレッスンで、約2~12ヵ月ほどで取得可能です。

●メリット

・人と人とのコミュニケーションで、実践的な力が身につく
・人前で英語を話し教える度胸が付く
・英語力のブラッシュアップになる

●デメリット

・英会話のレッスンを同時に受講することが多く、費用がかかる。

●代表例●

「小学校英語指導者資格取得コース」AEON

「児童英語講師養成講座」神田外語キッズクラブ

②通信型

通信教育やオンラインで講義を受けながら取得を目指します。

 ●メリット

・自分の好きな時間にすすめることができる
・費用がリーズナブル

●デメリット

・「DVDを見る」「課題を提出する」など、一方通行になりがち
・スケジュール管理が自分できちんとできないと難しい
・実践的な経験が不足しやすい

●代表例●

「J-SHINE認定 ジュニア英語プロ教師養成講座」Teyl-JAPAN
「小学校英語指導者 J-SHINE準認定資格取得準備コンプリートコース」アルク
「J-SHINE 小学校英語指導者認定コース」mpi

*mpiは通常通学型ですが、コロナ対策のため現在はオンラインセミナーを行っています。

③海外留学型

短期で海外留学をしつつ、現地の語学学校などで取得を目指します。

●メリット

・英語力に自信がつく
・「留学経験」が付属する
・集中して短期間での取得が可能

●デメリット●

・留学なので費用がかかる
・時間にも経済的にも余裕のある人に限られる

●代表例●

「TECSOL&J-SHINE」La lingua language School
「AEA TESOL+J-SHINEコース」Auckland English Academy

Lastresorti-canadaなどで取り扱っている海外のスクールです。

④学校通学型

学生として学校に通い、卒業とともに取得を目指します。

●メリット

・現場を経験している講師からの生の講義が受けられる
・実践力がつく

●デメリット

・時間と費用がかかる
・主婦や仕事をしながら資格取得を目指す人には向かない

●代表例●

関西外語専門学校
白百合女子大学


タイプ別おすすめの取得方法

いざ「J-SHINEを取りたい!」と思っても、色々な方法があるので、全てを比較したり細かく調べるのは大変ですよね。

ご安心ください!
そんなあなたのために、調べておきましたよ!

「とにかく安く取得したい!」
「最短で取得したい!」
「仕事・子育てと両立して取得したい!」
「しっかりと実力をつけて実践力がある状態で取得したい!」

そんな、優先順位がはっきりしている方へ向けて、おすすめの取得方法をタイプ別にご紹介します。

2020年10月時点の情報になります。 登録団体によってレッスンや講義の内容も違いますので、細かな点は再度確認してください。

最安で取得したい

★最短で取得するならTeyl-Japan

・通信型
・費用 約10万円
・期間 3~6ヵ月
・オールオンライン授業

資格取得に必要なセミナーは全てオンラインになります。
最短3時間のレッスンを平均3~6ヵ月で修了する内容です。

最短で取得したい

★集中講座を申し込もう! 神田外語キッズクラブ 「夏期短期集中コース」

・通学型
・費用…約22万円
・期間…11日間(10:00~17:00)

毎年7・8月に行われる、神田外語キッズクラブの「夏期短期集中コース」。
指定された日に受講必須ですが、とにかく短期で取得できます。

仕事、子育てと両立して取得したい

アルク

・通信型
・費用…約12万円~
・期間…約6ヵ月~

費用もそこそこで、自分のペースで受講可能が嬉しい通信型のアルク。
テキストとCD・DVDをベースに、期限内に課題を提出していきます。

現地で実力アップしたうえで取得したい

海外留学型がおすすめ

・費用…授業料で約20~30万円(航空券代、滞在費別途)
・期間…1ヵ月~

資格取得だけでなく、自分自身の英語のスキルアップを目指すなら海外留学型です。
「留学経験」が就職時にも役立つことでしょう。
しかし、当然のことながら断トツで費用はかかります。

国内で英語力を高め、自信をもって取得したい

イーオン

・通学型
・費用…約20~40万円(レッスンによって費用に差があり)
・期間…多いのは8~13ヵ月

しっかりと英語力をブラッシュアップし、実践力をつけたいという人におすすめです。
ちなみに私はイーオンでJ-SHINEを取得しました。

レッスンとは別に受講するセミナーや、丸2日間の認定講座で行ったグループワークや模擬レッスンは、とても楽しく勉強になり、度胸もついたように思います。


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