【ACET児童英語検定】は英検とは違うの? 特徴を解説!

受けるメリットはある?【ACET児童英語検定】

子ども向け英語検定試験の一つに「ACET(アセット)」というものがあります。

この試験は「ACET“児童英検”」と呼ばれたりもしていて、名前の似ている「JAPEC(ジャペック)児童英検」や、過去に児童英検と呼ばれていた「英検Jr.」とこんがらがってしまう人も多いです。それぞれ別の試験で、特につながりもありません。

この記事では、ACETの特徴や試験内容を分かりやすくまとめています。

「英検Jr.」の記事はこちらです。

「JAPEC児童英検」について調べていたという方はこちらの記事をどうぞ。


ACETとは

ACET(アセット)はAssociation of Children’s English Testingの略で、全国児童英語検定協会が実施しています。

原則として、「英語を半年以上学習している」「3歳以上」が対象です。

英語の「読む・書く・聞く・話す」の4技能を試すもので、中でもリスニングとスピーキング(聞く・話す)に重点が置かれています。

7級~1級まであり、7級に関しては自宅で受験ができるのも特徴の一つです。

一部の新聞では、合格者の名前が発表されるようです。

ACETの特徴

英検・英検Jr.などの他の試験とも比較しながら、ACETの特徴を見ていきます。

合否はある?

英検と同じく、ACETでも合格・不合格が通知され、合格者には合格証書が交付されます
自宅受験可能な7級についても同様です。

6級~1級では「スピーキング(30点)・それ以外(70点)の合計が60%以上」で合格ですが、スピーキングは最低30%必要です。

「他が満点でも、スピーキングの点が足りなければ不合格」という条件が付くところは、JAPEC 児童英検と似ています。

レベル・難易度について

ACETは子供向けの試験であり、英語のレベルを示すCEFRも公式で発表されていないため、他の試験と明確には比較できません。ただ、「4技能をテストする」ということから、(リスニングオンリーの)「英検Jr.」よりは難易度が上がるでしょう。

目安として必要な学習期間は、級ごとに以下の通りです。

  • 6級:半年以上
  • 5級:1年以上
  • 4級:2年以上
  • 3級:3年以上
  • 2級:4年以上
  • 1級:5年以上

7級については公式サイトでも触れられていませんが、自宅受験もできるものなので「いつでもどうぞ」というところだと思います。

試験の構成

試験時間は、どの級も全部で1時間程度です。

リーディング・ライティング・リスニング・スピーキング・の4技能をテストします。

各技能ごとに、以下の点を見られます。
(リーディング・ライティング・リスニングを「筆記試験」、スピーキングを「口頭試験」としています)

筆記試験
口頭試験
  • 6級
  • 5級
  • 単語の形を認識する(6級)
  • 大文字のアルファベットを順番に書く(6級)
  • 単語の最初の文字を認識する(5級)
  • 小文字のアルファベットを順番に書く(5級)
  • 文を聞き、意味を理解する
  • あいさつや質問に答える
  • 指示通りに動作する
  • 正しく発音する
  • 4級
  • 3級
  • 文や会話を聞き、意味を理解する
  • 単語を読む
  • 単語の一部を書く
  • 質問に答える
  • 正しく発音する
  • 2級
  • 1級
  • 文や会話、短い物語を聞き、意味を理解する
  • 文を読む
  • 文を書く
  • 自己紹介をする
  • 質問に答える
  • 正しく発音する

【参考】ACET テストのめやす

6級~3級までは、スピーキングとリスニングが重視されます。2級・1級になるとリーディングとライティングも増えてくるようです。

7級について

7級に関しては、筆記(リスニング)のみのテストで、所要時間は約30分です。

自宅受験を申し込むとテスト用のCDが送られてくるので、それを流しながら解いていくようになっています。

試験は、

  • 文を聞き、意味を理解する
  • 単語の形を認識する
  • アルファベット(大文字)を順番に書く

といった内容です。

ACETの過去問を見てみよう

以下のページからサンプルを見ることができます。
http://www.acet-test.com/sample/main.html

サンプルは、各級1問のみ(リスニング)のようですね。級が上がるにつれ、少しずつ音声が長くなっていきます。

1級でも「質問1」「問題1」など、ところどころ日本語で指示が入ります。また、どの級も音声は2回ずつ流れます。

これって本番と同じ音質なんでしょうか……スピードや発音がどうのというより音として聞き取りづらいです。

ACETの受験申し込み

ACETを受験したい場合、まずは電話で申込書を取り寄せる必要があります。公式サイトの「受験案内・お問い合わせ」のページから、お住まいの地域に合わせて問い合わせてみてください。
http://www.acet-test.com/

試験会場は「全国児童英語検定協会が認定した試験会場」となっていますが、具体的にはホームページ上の記載だけでは分かりません。

日程についても、申込書を取り寄せた段階で分かると思います。

検定料金

7級~5級
3,000円
4級~3級
3,300円
2級~1級
3,500円

(税込み)

7級を自宅受験する場合は、別途送料600円が必要です。


ACETを受験するメリットはある?

ACETは子ども向けでスピーキングのテストも入っている、数少ない試験の一つです。ただ、申し込みの面倒臭さやサンプルを見た感じだと、そこまでして受けなくてもいいかな……という印象です。

ACET受験のメリットを1つ上げるとすれば「合格したら名前が(一部の)新聞に載る」くらいでしょうか。それが嬉しいと思えるならの話ですが……。

小さな子ども向けであれば英検Jr.の方が、イラストの絵柄や問題の出し方からしても「楽しく取り組める」作りだと思います。

英検Jr.よりもう少しレベルの高いものが良ければ、もっといい試験があるのでわざわざACETを選ぶ必要はないと思います。ケンブリッジ児童英検(ヤングラーナーズ)やTOEFL Primaryなど「将来資格として役に立ちそうな、次のレベルが用意されているもの」をおすすめします。
ケンブリッジ英検も、子ども向けでありながらスピーキングを含む4技能を試すことができます。

ACET以外の「児童英検」とおすすめの試験

今回紹介したACETの他に「児童英検」と呼ばれることの多い試験には、以下のものがあります。

この中では「英検」「ケンブリッジ」が、やはり有名なだけあって良い問題がそろっている印象です。後に続くレベルの高い試験が用意されているため、モチベーション維持にもなります。

少しレベルは上がりますが、子供向けだとこの他にTOEFL PrimaryJET(子供向けTOEIC)がおすすめです。


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