【TECS(テックス / 英語コミュニケーション技能検定)】とは? 試験の特徴を紹介

TECSって知ってる?

子供向けの英語検定試験、TECS(テックス)をご紹介します。

テックスはどちらかと言えばマイナーで、英語塾などから勧められて知る、という方が多い試験です。

この記事では、テックスの試験形式や内容を分かりやすく解説しています。

「勧められたわけではないけど、ちょっと気になって……」と言う場合も、テックスの特徴や「受験するメリットはあるのか」等が気になるところですよね。そのあたりも、英検と比較しながら説明していきます

その他、子供におすすめの英語検定試験についても紹介しています。


TECS テックスとは? 概要と特徴

TECSとは、Test of English Communication Skills For Preteens(英語コミュニケーション技能検定)の略です。

英語コミュニケーション能力研究所が主催しており、その名の通り「英語でのコミュニケーション能力」を判定します

英語塾、「ペッピーキッズクラブ」で勧められて受験するという子も多いようです。
ペッピーキッズクラブについてはこちらで紹介しています。

受験対象者

テックスの受験対象者は「小学校1年生~小学校6年生の児童のうち、6ヶ月以上英語を学習している方」となっています。

英検など他の検定試験では「これは目安だから、実際は誰が受けてもいいよ」としているところが多いのですが、テックスは対象がしっかりと定められています

合否について

テックスには英検のように「合格」「不合格」という判定がありません
正答率により、以下のような判定が通知されます。※判定基準は変動します。

A判定75%程度~100%
B判定60%程度~74%程度
C判定60%程度未満

【参考】TECS 公式ページ / 2020年6月時点

このような成績表が送られてきます。

過去2回分の成績も記載されています。

A判定をとったら、次の級に挑戦するのがいいでしょう。

レベル・難易度(英検と比較)

英検と比べて、レベルはどの程度なの?」という点も気になるところですよね。

サンプルを見た限りでは、どの級も英検5級より難易度は低いと思います。そのため、すでに英検5級以上に向けて対策している場合には簡単すぎて、受験すること自体がもったいないかもしれません

英検Jr.の方はオールリスニングですので、それに比べると、空欄補助等もあるテックスの方が難易度は上がるかと思います。

※テックスの公式サイトに明確な記載はなく、あくまで筆者の感覚ですので、ご参考までに……。

TECSの試験形式

テックスではマークシート(3択または4択)で回答します。

どの級もリスニングが中心で、子供たちも気楽に受験できるようになっています。

級ごとのテストの構成は以下の通りです。

出題形式問題数時間
1級Listening / Reading / Writing55問50分
2級Listening / Reading / Writing63問50分
3級Listening / Reading / Writing60問45分
4級Listening / Reading / Writing60問40分
5級Listening / Reading54問35分

上記の通り、テックスでは「リスニング」「リーディング」「ライティング」の3技能をテストします。スピーキング(面接)はありません

また、ライティングといっても自由英作のようなものを指すわけではなく、空欄補助や並べ替えです。リーディングに関しても、長文読解と言うよりは「文字が読めるか」という意味合いです。

試験問題のサンプルを見てみよう

公式サイトのサンプルと説明を元に、どのような問題がどの級に出題されるのかをまとめてみました。
※カッコの中は、それが出題される級です。

聞こえたアルファベットを順番に線でつないでいき、できあがった絵は何かを選ぶ問題(5級)
【TECS】5級サンプルより引用
【TECS】5級サンプルより引用
聞こえたアルファベットの大文字・小文字の正しい組み合わせを選ぶ問題(5級)

「G」と聞こえたら「G-q」や「C-g」などでなく「G-g」というものを選びます。

単語・文・会話を聞いて、内容に合った絵や文を選ぶ問題(5級~1級)
【TECS】4級サンプルより引用
【TECS】4級サンプルより引用

この場合は黒のマーカーを持っているので2番が正解です。

歌やチャンツを聞いて内容に合った絵を選ぶ問題(5級~3級)
聞こえた単語を選ぶ問題(5級~3級)

選択肢は絵ではなく文字で書いてあるので、その中から選びます。

3~4文字の単語を聞き、最初/最後の音が同じ単語を選ぶ問題(4級)
会話や絵を参考に、適切な応答の文を選ぶ問題(4級~1級)
絵や文を参考に空所に適切な単語を入れる問題(4級~1級)

穴埋め問題です。3級以上は一部記述式になります。

絵や日本語を参考に、語句を正しく並べ替える問題(3級~1級)

「並び替えた後の文」が選択肢にあるので、その中から選ぶようになっています。

【TECS】3級サンプルより引用
【TECS】3級サンプルより引用
単語を正しいつづりにするために該当する文字を選ぶ問題(2級)

選択式の穴埋め問題です。

文を聞いて、絵を正しい順番に配列する問題(1級)
Global Action 国際理解に関する問題(1級)

1級のみに出題される問題ですが、こちらは「チャレンジ問題」という扱いで得点には加算されません


音声は級が上がるにつれて、少しずつスピードが上がります。また、英語音声は各2回読み上げられます。(指示は日本語です)

公式サイトのサンプルも、こちらから確認してみてください。
http://www.lecs.jp/tecs/naiyou/index.html

TECSの受験方法

テックスの受験申し込み方法等は、受付時期が近づくと公式サイトで確認できるようになっています。(締め切り後~次回分の受付開始までは閲覧できません)

2020年第1回検定は6月21日(日)に実施 → 申し込み締め切りは4月10日(金)18時でした。

興味がある場合は定期的に公式サイトを見るようにしてください。

 

【TECS公式サイト】http://www.lecs.jp/tecs/index.html

検定料

検定料は、受験申し込み完了後に送られてくる振込用紙を使って振り込みます。

級ごとの検定料は以下の通りです。

受験級料金
2級2,970円
3級2,750円
4級2,750円
5級2,530円

※税込・2020年6月時点の値段

1級について

TECS 1級の検定料記載は、公式サイトにもありません。
もしかしたら実施自体が不定期だったりするのかもしれないので、個人で1級を受験する際は「お問い合わせ」のところから問い合わせてみてください。

塾などを通して受験する場合は、そちらに聞いた方が早いかもしれません。


TECSを受験するメリットはある?

テックスは正直、塾や学校で強制的に受験させられるならともかく、個人でわざわざ受けるような試験でもないかなと思います。

受験・推薦など将来的に役立つ資格は英検やTOEFL、TOEICです。推薦に利用できる試験にTECSを挙げている学校は、今のところ見たことがないです。

子供向けの英語検定試験であれば、英検Jr.、TOEFLプライマリー、JET等の方が「今後受ける確率の高い試験」に繋がるためモチベーション維持にもいいと思います。検定料についてもどれも3,000円前後ですし、やはり名の通ったものだけあって良い問題が揃っていると感じます。

テックスを受験することについて、特にデメリットはありません。ただ、これといってメリットも思いつかないので、迷っている場合は英検Jr. 等の方を検討してみてください。

その他の子供向け英語資格

英検Jr.について知りたい」という方はこちらへどうぞ。

TOEFLの子供向けであるTOEFL PrimaryTOEFL Junior Standardについてはこちら。

JET(TOEICの方の子供向け)の記事はこちらです。


@mitomama_eigoさんをフォロー

 @mitomama_eigoをフォロー

【TECS(テックス / 英語コミュニケーション技能検定)】とは? 試験の特徴を紹介” に対して1件のコメントがあります。

この投稿はコメントできません。