【TOEIC Bridge】はTOEICの準備に最適!
TOEICの仲間のBridgeさんを紹介するよ~!
TOEICとは・TOEIC Bridgeとは
TOEICは、TOEFLと同じく米国のETSという団体が作っているテストです。
TOEICはトーイックと読みます。
日本ではTOEICのスコアがどうとか言われることが多いです。
TOEFLとTOEIC、似てますね。
でも、作られた目的が違うので、勉強方法は異なります。
難易度としては、あくまで私の感覚ですがTOEICの方が簡単です。TOEFLは難しいので二度と受けたくないです。
TOEICは、日常・ビジネスの場でのコミュニケーションがとれるかどうかをテストします。
TOEFLは専門的でアカデミックな内容を取り扱います。
英語でコミュニケーションをとれるかどうか、というより海外の大学に行ってちゃんと付いていけるかどうかをテストするのがTOEFLです。
アメリカやイギリスの大学に入学する場合はTOEFL必須なのでそちらの勉強を優先した方がいいです。TOEICの勉強してる場合じゃないです。
でも、そうじゃない人はTOEICの方だけ受けていればいいです。
そのTOEICにも、TOEFL Primary等のように英語初級~中級の人向け(中高生)としてTOEIC Bridgeという種類があります。
Bridgeなので架け橋。普通のTOEICを受ける前に良かったらどうぞってことです。
TOEIC Bridge公式サイトはこちら。
https://www.iibc-global.org/toeic/test/bridge.html
TOEICとの違いと特徴
通常のTOEICと同じく、
- Listening & Reading
- Speaking & Writing
と、2種類あります。
セットで受けるわけではなく、両方受けたい場合はそれぞれ申し込みが必要です。
例えば、Listening & ReadingにはSpeakingのテストはありません。
なので自分が何を受けるのかを確認し、勉強するものを間違えないようにしてください。
いずれもTOEICとの違いは難易度のみです。
Bridgeは問題数と時間も短く、Listening & Reading、Speaking & Writingのどちらも試験時間は1時間程度です。
TOEIC Bridgeは、中高生にちょうどいいレベルのようです。
また、結果は合否でなくスコアで、後日郵送されてきます。
Listening & Readingについて
まずはListening & Readingについて見てみましょう。
試験時間 | 1時間 |
受験料 | 4,860円(税込) |
回答方法 | マークシート(4択) |
テストの構成は以下の通りです。
Listening | 約25分 | 50問 |
Reading | 35分 | 50問 |
ここからサンプルを解いてみることができます。
TOEIC Bridge Listening & Reading サンプル
【Listening】パートごとに見てみよう
まずはListeningです。
Listeningの50問は以下のようなパートに分かれています。
- 【Part 1】画像選択問題(6問)
短い文が流れるので、それに当てはまる絵を選びます。TOEFL Primary Step 1の画像選択問題に似ています。
- 【Part 2】応答問題(20問)
短い質問を聞いて、答えとして適切なものを選びます。
「今日は何曜日?」と音声が聞かれたら「はい」じゃなくて「●曜日だよ」というのを選ぶ感じです。
- 【Part 3】会話問題(10問)
二人の会話が流れ、それについて質問されます。「この人どんな様子だった?」と聞かれたら「楽しそうだった」とか「怒っていた」とか。
この例でいうと「この人どんな様子だった?」という質問は問題文に記載されています。
1つにつき2つの質問をされますので、音声を聞きながら問題に目を通しましょう。
表などを見て答える場合もあります。
- 【Part 4】説明文問題(14問)
これも2つずつ質問をされます。
Part 3との違いは、話している人が1人ということです。サンプルは留守電メッセージですね。
だいたい、何かの説明をしていることが多いです。
【Reading】パートごとに見てみよう
続いてReadingです。
以下のようなパートに分かれています。
- 【Part 1】短文穴埋め問題(15問)
穴埋め問題です。1か所抜けているところがあるので、適切なものを選びます。Readingというより文法の問題です。
- 【Part 2】長文穴埋め問題(15問)
Part 1のちょっと文章が長いバージョンです。抜けている箇所が複数になるだけで、解き方はPart 1と同じです。
- 【Part 3】読解問題(20問)
その名の通り読解問題です。読めば答えは書いてあるので点数の稼ぎやすいところでしょう。
Readingと言いつつ、そこまでの長文と呼べるものはありません。気楽に挑戦してみましょう。
Speaking & Writingについて
次に、Speaking & Writingについて見てみましょう。
試験時間 | 1時間 |
受験料 | 9,180円(税込) |
回答方法【Speaking】 | マイクに向かって話す |
回答方法【Writing】 | パソコンでタイプ |
テストの構成は以下の通りです。
Listening | 約15分 | 8問 |
Reading | 約37分 | 9問 |
サンプルはこちら。
TOEIC Bridge Speaking & Writing サンプル
【Speaking】パートごとに見てみよう
Speakingから見ていきましょう。
以下のように分かれています。
- 音読問題(2問)
3行くらいの文章を音読します。天気予報なら天気予報士になりきって読み上げてください。
25秒見て、30秒で読み上げます。原稿は見ながらでOKです。
- 写真描写問題(2問)
写真を見て、それがどんな様子か説明します。30秒見て、30秒喋ります。
無理して難しい単語を使う必要はありません。自分の推測などを入れても大丈夫です(この人はこの後~すると思う、等)
- 聞いたことを伝える問題(1問)
まず話を聞き、15秒考える時間があり、その後30秒で話の内容を人に伝えるつもりで話します。
リスニング力と若干の記憶力、そして都度頭の中で要約しながら聞き取るテクニックが必要です。
- 短い応答問題(1問)
こちらも、他人に情報を伝える文章を作り話す問題です。30秒で考えて30秒で話します。
どういうシチュエーションなのか把握して、与えられた情報を使いながら役になりきって話す必要があります。
- ストーリー作成問題(1問)
4コマ漫画の描写です。絵を見て45秒考え、60秒で話します。
- アドバイスをする問題(1問)
情報を把握して、他人にアドバイスするつもりで話す問題です。60秒考え、60秒話します。
何を伝えるべきか指示が問題文にあるのでヒントとして活用しましょう。
【Writing】パートごとに見てみよう
次はWritingです。
以下のようなパートに分かれています。
- 文を組み立てる問題(3問)
文章を並び替えて組み立てる問題です。中学生の問題集みたいな感じです。 1問につき60秒です。
- 写真描写問題(3問)
写真を見て、1文作ります。与えられた単語を必ず使わなければならないのですが、むしろヒントにしか見えないです。制限時間は1問90秒です。
- 短文メッセージ返信問題(1問)
8分間で考えて回答します。 指示に従いながら、ラインで返信するようなつもりで書きましょう。
- ストーリー記述問題 (1問)
どんなことを書けばいいのか指示があるので、それに従ってストーリーを考えて書きます。制限時間は10分です。
- 長文メッセージ返信問題(1問)
メールの返信です。「短文メッセージ返信問題」が長くなっただけです。
ただ、メールなのでちゃんと宛名だったり最後の挨拶だったりを入れましょう。これも制限時間は10分です。
最初の並び替えなんかは日本の学生は得意なんじゃないでしょうか。サンプルを見ていて、ちょっと懐かしかったです。
受験方法
Listening & Reading、Speaking & Writingのどちらもネット上での申し込みが必要です。
また、申し込みをするには会員登録の必要があるようです。
申し込みはそれぞれ下記から進めます。
参考書と注意点
TOEIC Bridgeで最近出た参考書はこちら。
最初に書いた通り、テストが違えば勉強方法が異なります。
TOEIC Bridgeを受けるならTOEIC Bridgeの参考書を読んだ方がいいです。
また、たまにテスト構成などが変わるので買うときはなるべく新しいものを選んでください。
将来TOEICを受ける場合は、TOEIC Bridgeで練習してみましょう。
TOEFLを受ける人は TOEFL PrimaryやTOEFL Junior Standardの方を受けるのがおすすめです。
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