【英検】は子供から大人まで!実用英語技能検定を受けよう!
英語の資格といえば英検!私が受けた頃とは、内容もちょっと変わってきたみたい。
実用英語技能検定(英検)とは
ホームページはこちら。
https://www.eiken.or.jp/eiken/
実用英語技能検定(英検)は、英検Jr.と同じく日本英語検定協会が主催しているテストです。
英語の検定と言えば、日本ではこれが一番有名なんじゃないでしょうか。
5級~1級まであり、3級以上は二次試験として面接があるのが特徴です。
持っていれば入試などが推薦でいけたり大変お得な資格です。
日本の学生として生きていくなら、3級あたりを取っておけばしばらく楽に生きられます。
英語の検定試験はたくさんあり、最近では「英検よりTOEICだ」なんていう人もいますが、 「英検の○級以上で○○を免除」という学校はいまだに多い印象です。
対象者
とくに年齢制限はありません。
また、英検Jr.の資格を持っている必要も、下から順に受ける必要もありません。
合否
合否が出ます。
3級以上に関しては、一次試験合格者のみ二次試験(面接)に進めます。
二次試験のみ不合格となった場合、1年間は二次試験のみを受験することができます。
合否結果閲覧サービスというものがあり、ネット上でも合否を確認できるようになっています。
※4級・5級にも一応、二次試験としてスピーキングテストがありますが、こちらは任意で、かつ合否には影響しません。
内容
まず一次試験ですが、ライティング以外はマークシートで回答します。基本的には4択ですが、級によってはリスニングパートで3択の問題もあります。
3級以上は筆記にライティングパート(自由英作文)が1問入ります。
また、準1級以上は問題文が英語表記となります。
各級の内容と時間は以下のようになっています。
級 | 筆記 | リスニング | 面接(二次) |
---|---|---|---|
1級 | 42問(100分) | 27問(35分) | 10分 |
準1級 | 42問(90分) | 29問(30分) | 8分 |
2級 | 39問(85分) | 30問(25分) | 7分 |
準2級 | 38問(75分) | 30問(25分) | 6分 |
3級 | 31問(50分) | 30問(25分) | 5分 |
4級 | 35問(35分) | 30問(30分) | 任意 |
5級 | 25問(25分) | 25問(20分) | 任意 |
4級・5級の任意の二次試験は人と面接するのではなく、ネット上で完結するものです。
受験したい場合は、一次試験受験後に受け取った合否結果の案内に従い進めてください。
サンプルを見てみよう
ここから各級の過去問を見ることができます。
https://www.eiken.or.jp/eiken/exam/
筆記
一次試験の筆記パートは大きく分けると次のようになります。
- 穴埋め問題(5級~1級)
前後の文や会話を読み、適切なものを選ぶ問題です。級が上がるほど難しい単語・ややこしい選択肢が出てきます。
- 並び替え(5級~4級)
5級と4級のみでてくる並び替え問題です。中学校のテストによくある正しい語順に並び替えるやつですね。
- 長文読解(4級~1級)
級が上がるほど長~い文章になります。
長文の中の空欄補助をするものと、長文を読んで「ここで主に言いたいことは何ですか?」というような質問に答えるものの2パターンあります。
1級にもなると日本語で言われても難しい話をしてきます。
- ライティング(3級~1級)
英作文です。
作文と聞いただけで「ウッ」となる人は多いと思いますが3級・準2級・2級は、与えられた質問や意見に対して賛成か反対か+理由を2つ書けばいいだけです。
準1級以上は「エッセイ」を書くよう求められます。語彙はもちろん、そして英語のエッセイとはどういう構造でなければならないのかも勉強して挑む必要があります。
ライティングの勉強は大変だと思いますが、配点が多いのでうまくやればかなり点が稼げます。
与えられた指示に従ってさえいれば部分点ももらえるかもしれません。ここを白紙で出すことだけはやめましょう。
ここに採点方法やアドバイスが結構詳しく記載されていますね。
https://www.eiken.or.jp/eiken/exam/2017scoring_3w_info.html
リスニング
続いてリスニングです。こちらも大きく分けてみました。
- 絵を見て、聞こえたものを選ぶ問題(5級)
読み上げられたものを表す絵を選びます。5級のみ出題される形式です。
おじさんが体重計に乗っていて「70kg」と表示されているような絵があり、「【1】17kg 【2】70kg【3】7kg」と読み上げられたら2を塗りつぶします。
- 適切な返事を選ぶ問題(5級~準2級)
「名前は?」と聞かれたら「Yes.」とかでなくて「I’m xx.」という返事を選んでくださいね、という問題です。
参考情報として絵が付いているもの、答えとなる英文が記載されているもの、文の記載がなく音声だけを頼りに答えるものがあります。
- 会話やスピーチを聞いて正しい答えを選ぶ(5級~1級)
音声が流れた後、それがどんな会話だったか、何を話していたかなど内容を把握して答える問題です。
級が上がるにつれて徐々に音声スピードも上がっていきます。
5級・4級に関しては同じ音声が2回流れ、3級はものによっては1回だけとなります。準2級以上は1回だけです。
また、準1級からは1つにつき複数の質問がされる問題もあります。
英検はどの級も問題用紙に書き込むことが許されているので、印を付けたり、メモを取りながら進めましょう。
面接(二次)
いよいよ面接です。級ごとにこんな感じのことをします。
- 1級
- 自由会話
- スピーチ
- スピーチの内容についての質問
- 準1級
- 自由会話
- カードの内容説明
- 自分の意見
- 2級~3級
- 音読
- 内容についての質問
- 自分の意見
- 4級~5級
- 音読
- 内容についての質問
1級を除いては、まずイラストと文章が書かれたカードを渡されるので、それを元に音読したり、説明したりします。
3級~準1級は内容について(または内容に関係ない質問で)、自分がどう思うかを聞かれます。
1級だけはちょっと特殊で、トピックがいくつか記載されたカード(文字だけ)を渡されるのでどれか選んでその場でスピーチさせられます。
公式サイトに記載がなかったので、上の表にも記載していませんが2級以下でも最初と最後に面接官とちょっとしたトークをさせられます。
「朝ごはん何食べたの?」とか「このあと何するの?」とか、何も知らずに行くと「この人なんでそんなこと聞くんだろう。気持ち悪!」と思ってしまいます。
動揺せず、うまくやらないと態度(attitude)の点を下げられるので気を付けてください。
わざわざ試験内容に「自由会話」と記載がある準1級以上は特に注意してください。
受験方法
インターネット・コンビニ・一部の書店で申し込みができますが、ネットが一番楽だと思います。
ここから進めます。
https://www.eiken.or.jp/eiken/apply/
英検CBT
英検CBTという、パソコンを使って試験を行うものもあります。
難易度や資格に差はありませんので好みで選んでください。
CBTでは、
スピーキング→筆記→リスニング
という順番で、一次・二次と分けず一気に試験を実施します。
CBTで筆記とリスニングのみ合格判定が出て、スピーキングだけ不合格だった場合は通常と同じく一年間は一次試験(筆記・リスニング)が免除されます。
英検CBTのページはこちら。
参考書
英検の参考書と言えば旺文社の過去問集シリーズが有名ですね。
ただ、過去問は英検の公式サイトから3回分は閲覧できるので、本で解説をじっくり読みたいとかでなければ、ドリルや「でる順パス単」の方がいいかもしれません。
3級が目標にされることが多いので、とりあえず3級のだけ紹介します。
試験の内容などはたまに変更されるので、英検に限らず参考書は最新のものをチェックしてください。
入試に関しては「3級以上で」という表記をよく見るので、逆に言えば4級とか5級はすっ飛ばしていいかなと思います。
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