【ゾウ】の英語絵本 おすすめ6選!
大きな体に長ーい鼻が特徴の象。動物園でも常に人気上位をキープしています。
今回は、そんな象の英語絵本の紹介です!
象の英語絵本 おすすめ6選
日本語版が出ているものは日本語タイトルも記載しています。また、読み聞かせの難易度を3段階(★~★★★)で示しています。
A Parade of Elephants
5頭のゾウが登場し、1日の行動をかんたんなフレーズで追っていく絵本。
one, two…と、数のカウントから始まり、”up and down” “over and under” といった、英語を勉強しているとつまずくこともある「位置を表す前置詞」も、分かりやすいイラストで見ることができます。
英文は見開き、または1ページに1フレーズが基本です。
文字も大きくて読みやすく、パステルカラーの配色も子供ウケしそうな一冊。小さな子への読み聞かせにおすすめです。
Oliver’s Tree
主人公はゾウのオリバー。小鳥のルル、ウサギのチャーリーとかくれんぼをしていました。木の上や後ろに隠れる2匹をうらやましく思い、まねてみるのですが体が大きすぎて上手くいきません。がっかりするオリバーに、2匹はすてきなサプライズを仕掛けます。
ほわんとした絵柄や、動物たちがなかよく遊ぶ様子、やさしいストーリーにほっこりする絵本。
場面によりばらつきがありますが、文章は1ページにつき1~3行程度です。
“too tall” “too small” など、形容詞を強調する “too” が良く出てきます。
また、各キャラクターのセリフの後の “…said Charlie.” “…cried Lulu.” といった、日本語の「~は言いました」にあたる部分の使い方も自然と覚えられそうでいいですね。
使用単語は全体的にかんたんではあるものの、「地の文とセリフ」など、学べる部分も多いと感じます。
Elmer ぞうのエルマー
エルマーは他の象と違い、パッチワークのようなカラフルな体の色をしています。いつもにこにこしていて、ジョークを言って仲間を笑わせ、人気者のエルマー。でもあるとき、「自分も『みんなと同じ』になってみたい」と思い、果物の汁で体を灰色に染めてみることにしました。
1989年に発売以来のロングセラー。日本語で読んだことのある方も多いかもしれません。
灰色の体になったエルマーが「おっ、みんなの反応がいつもと違うぞ」という感じでワクワクしている様子がとってもカワイイ! エルマーがみんなと違うことでやたらと落ち込んだりする描写もなく終始軽快で、最後も愉快なオチが素晴らしい!
文章が10行程度になるページもあり、ちょっと長く感じるかと思いますが、ぜひ一度は読んで欲しいお話です。
同じシリーズの絵本
こちらも同じエルマーが登場しますが、”Green is the grass. Blue is the sky.” のように「エルマーのカラフルな体の色 + モノの色」を紹介していく絵本です。
翻訳版は「エルマーいろいろ」のタイトルで出ています。
1ページ1フレーズが基本。”Elmer” よりずっとかんたんで、難易度的は「★☆☆」くらいです。元の話を知ってる方が楽しめるとは思いますが、こちら単体でも問題なく読めます。
エルマーの本は他にもたくさん出ているので、興味があれば「Elmer Books」で検索してみてくださいね。
The Elephants’ Ears
ゾウの子供、 パロとマーラーのお話です。パロの耳は小さく整った形、マーラーの耳は大きくてひらひらした形をしていました。おかあさんゾウは、2頭がそれぞれ幸せに生きて行ける場所を見つけてほしい、と鳥さんにお願いします。
アフリカゾウの耳は大きく、アジアゾウの耳は小さいのが特徴。これをうまく物語に組み込んでいるお話です。
結構長めの物語なので、英語絵本に慣れてきた人向けです。どちらかといえば自分で読む用かな、という感じ。
Waiting Is Not Easy!(ぞうさん・ぶたさんシリーズ)
ゾウのジェラルドとブタのピギー、仲良しコンビのお話です。
「サプライズを用意したから、待っててよ」と言うピギー。待ちきれないジェラルドはピギーを急かしますが、なんだかんだで夜になり……?
「An Elephant and Piggie Book」のシリーズでたくさん出ている絵本の一冊です。
地の文はなく、キャラクターのセリフはフキダシで書かれています。1ページ1つセリフがある感じなので、ぱぱっとテンポよく読み進められます。
待ちきれずジェラルドがうめく “GROAN!(ウオー!)” は数ページおきに出てきます。何度も子供に読んであげていると「次、来るぞ来るぞ~」という感じで盛り上がりそうですね。
同じシリーズ/同じ作者の絵本
「An Elephant and Piggie Book」シリーズは本当にたくさん出ています。
翻訳版は「ぞうさん・ぶたさんシリーズ」。まだ翻訳されていないものもあります。
作者、Mo Willemsといえば鳥の絵本の記事でも紹介した「Pigeon」のシリーズも有名です。
こっちのシリーズも知っていると、「An Elephant and Piggie Book」シリーズの本の最後でちらっと登場するPigeonにうれしくなるかも!
Once upon an Elephant
アフリカ・サバンナのヒーローと言えばゾウ。頑丈な牙を使って乾いた土地に井戸を作ることもあります。塩分を含む土の表面を削り、他の動物たちが舐められるようにもします。
多くの動物たちを活かしているゾウが、いつか絶滅して “Once upon a time” になりませんように……。
美しいイラストとともに、ゾウのすばらしさを伝える絵本です。
“tusk(牙)” “trek(長旅)” “extinct(絶滅する)” など、動物・自然に関する単語が豊富。動物の名前も “antelope(サイガ)”、”baboon(ヒヒ)” といった普段あまり見ないものが登場しておもしろい!
他の絵本に比べると単語のレベルは若干高めです。起承転結やセリフのある「物語」ではなく、説明的な話です。読み聞かせをするなら、幼児よりももう少し大きい子向けかなと思います。
「動物が好きで、自分で本が読める子」にもプレゼントすると喜ばれそうです。
象が「トランペットを吹く」?
象の鳴き声は、日本語だと「パオーン!」が一般的かなと思います。
英語ではとくに「これが一般的」みたいなものがありません。
紹介した絵本の中でも、特に目立った鳴き声はなく、例えば「The Elephants’ Ears」ではおかあさんゾウが “Aaaaoooo!” と鳴いていました。
他にも、象の鳴き声がどう表現されているか絵本でチェックしてみるのも面白いと思います。
「声」ではないですが、「ぞうが鳴く」ことをtrumpet(トランペット)と表現します。”○○(主語)trumpeted.” のように使います。あの長い鼻と楽器の形状は、イメージ的にはピッタリですね。
他の動物が出てくる英語絵本も見てみたい、という方はこちらから探してみてください。
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