【ヘビ】の英語絵本 おすすめピックアップ!

今回はヘビの英語絵本を紹介します。

蛇は英語で一般的にはsnakeですが、こちらで紹介する絵本の中にはpython(ニシキヘビ)やanaconda(アナコンダ)のように種類の名前で呼ばれることもあります。

鳴き声や効果音は主に “hisssss!(シャー!)” と表現されます。読み方は「ヒスーー!」みたいな感じです。「スー!」は歯の間から息を吐くイメージ!


ヘビの英語絵本 おすすめ7選

日本語版が出ているものは日本語タイトルも記載しています。また、読み聞かせの難易度を3段階(★~★★★)で示しています。

Opposnakes

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Little Simon
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全てのページが2つ折りになっていて、ぱたぱた開きながら読んでいく仕掛け絵本。

straight snake” の折込を開くと ”tangled snake” が登場、”dirty snake” の後は ”clean snake” が登場……といった具合に、「反対語」を大きく分かりやすいイラストで見ることができます。組み合わせは全部で7セットあります。

横に長~く開く仕掛けは、「ヘビだからこそ」という感じで素晴らしい! 出てくる単語もまた “straight / tangled” のようなヘビらしいチョイスがされていて面白いです。

ヘビの仕草や表情もコミカルで、仕掛けをひらくと次はどんな風になるのか楽しみになります。色使いも明るく鮮やかで、小さな子供が喜びそうな絵本。

タイトル
Opposnakes
日本語タイトル
作者
Salina Yoon (著, イラスト)
難易度
★☆☆

Crictor へびのクリクター

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HarperCollins
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ボド婦人の誕生日、息子からプレゼントとして送られてきたのは一匹のヘビ。婦人はヘビに「クリクター」と名付け、大切に育てます。賢く優しいクリクターは学校に行っても大人気。さらに、家にどろぼうが入ったときにも大活躍。町中のヒーローとなります。

多くの国で愛されてきた、1958年出版のロングセラー!

婦人がクリクターのために哺乳瓶でミルクを与えたり、居心地がいいように大きな木を買ってきたり、細長いセーターを編んだり……ほのぼのする描写が多いです。
クリクターが自らの体を使って泥棒をぐるぐる巻きにして捕まえるシーンは、とってもカッコイイ!

有名な絵本ですが、「そういえば、ちゃんと読んだことはなかった」という方はぜひ一度読んでみてください。きっと、ヘビがもっと大好きになりますよ。

英文もシンプルで、1ページに1~2行と読みやすい絵本です

タイトル
Crictor
日本語タイトル
へびのクリクター
作者
Tomi Ungerer (著, イラスト)
難易度
★★☆

同じ作者の絵本

トミー・アンゲラーといえば、「すてきな三人組」が有名ですね。英語タイトルは “The Three Robbers” です。

洋書は在庫がないのか、アマゾンの中古でも5000円近くしてしまうので、購入するならこちらの日本で出版されているものがいいかと思います。英語・日本語のCDつきです。

Hide and Snake

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Houghton Mifflin
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毛糸の中に、プレゼントのリボンにまぎれて、アイスクリームに擬態して……カラフルなヘビくんが、同じくカラフルな風景の中でかくれんぼ。どこにいるのか、見つけられるかな?

じっと絵を見ないと、意外と騙されます(笑)
全体的に暗いというか、濃いと言うか、独特の色使いがされています。だからこそ上手くヘビくんがかくれんぼしていて、程よく難易度が上がっています。これ、子供は絶対夢中になる!!

英文は見開きで、短い1フレーズが書いてあります。絵だけではヘビくんが見つからないときは文章もヒントにするといいかも……という感じなので、子供もじっと読み聞かせの声を聞いてくれそうですね。

タイトル
Hide and Snake
日本語タイトル
作者
Keith Baker (著)
難易度
★☆☆

The Greedy Python

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Simon Spotlight
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食いしんぼうのヘビくんが主人公。目に入ったものは全て、丸呑みにしてしまいます。ネズミ、コウモリ、魚、バッファロー……食べ過ぎたヘビくんは、具合が悪くなってきます。一度すべてを吐き出しますが、またお腹が空いてきました。

リズミカルな文章とテンポのいいストーリー、そしてやけにあっさりした最後がクセになりそうな一冊。イラストは「はらぺこあおむし」のエリックカールが担当します。

“a leopard sititng in a tree” “a buffalo who came to see” のように韻を踏んだフレーズが楽しいのはもちろん、単純にいろんな動物が出てくるので動物全般が好きな子供も喜ぶかも!

文章も少なく、単純な話だけどおもしろい小さな子供から大人まで、誰にでもおすすめです

タイトル
The Greedy Python
日本語タイトル
作者
Richard Buckley (著), Eric Carle (イラスト)
難易度
★★☆

同じ作者の絵本

こちらも、Richard Buckley & Eric Carleのコンビが描く絵本です。

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Elmer and Snake エルマーとヘビ

ぞうの英語絵本紹介の記事でもおすすめした、ぞうのエルマーシリーズの1冊です。
仲間のゾウたちは、エルマーに何かいたずらをしてみようと思いつきます。でも、何をすればいいのかわからずヘビくんに相談することにしました。ヘビくんからアドバイスをもらったゾウ達。でも、ヘビくんはもっと楽しいことを思いついたようです。

エルマーの話は、本当に最初から最後まで愉快でいいな~と思います。出てくるキャラクターたちもみんな楽しそうで、読みながらニコニコしてしまいます。

文章は、見開きの片側に7行程度。ぱっと見、ビクッとしてしまうかもしれませんが、使われている単語や文法はカンタンなものだけなので見た目よりもすらすら読めます
とにかくストーリーがしっかりしているので、頭に入ってきやすい!

エルマーをはじめ仲間のゾウたちがいつも朗らかな表情なのに対し、ヘビくんは常にニヤニヤ。なんともいえない顔をしていて、それもまたステキ。

タイトル
Elmer and Snake
日本語タイトル
エルマーとヘビ
作者
David McKee (著)
難易度
★★★

同じシリーズの絵本

「ぞうのエルマー」シリーズの最初の話はこちらです。

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I Saw Anaconda

さまざまな生き物を飲み込んでしまうアナコンダ。最初にのみ込んだのはダニ。お腹の中で暴れるから、ダニを捕まえてもらうためにトカゲを飲み込み、トカゲも暴れるから今度は……と、次々に生き物を体内に送り込みます

かなり凝った仕掛け絵本!
飲み込んだ生き物たちの様子が分かるよう、アナコンダの体部分がめくれる仕掛けになっています。口がかぱっと開くようになっているページもあれば、とぐろを巻いたところを一段一段めくるページもあります。

仕掛けももちろん楽しいと思いますが、こちらの絵本の文章は早口言葉のようにだだだーっと言えると盛り上がるはず。同じ形のフレーズがどんどん追加され、後半に進むにしたがって長くなっていきます。例えば、こんな感じ。

“She swallowed the frog to catch the skink, she swallowed the skink to catch the tick…”

これは序盤の文章なので、この後まだまだ増えます!

言葉遊びの楽しさを知ることができる絵本。小さな子に読み聞かせたら、マネして延々言い続けてくれそう(笑)

タイトル
I Saw Anaconda
日本語タイトル
作者
Jane Clarke (著), Emma Dodd (イラスト)
難易度
★★☆

Count on Culebra

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Holiday House
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うっかり足を石にぶつけ、痛めてしまったイグアナ。このままではとてもお菓子作りができません。そんな時「いいアイデアがあるよ」と、ヘビ先生が知恵を貸します。用意したのはロープ、やかん、フライパン……本当にこれで足が治るのでしょうか。

ヘビ先生のアイデアとは「○○を1つ、○○を2つ……(10まで続く)……イグアナのシッポにロープでつないでごらん」というもの。ここで、スペイン語での数の数え方を教えてくれる流れになっています。英語では “one, two, three” スペイン語ではどうでしょう? 本を読みながら、1~10まで一緒に数えてみましょう!

英語を母語とする方々が勉強することの多い「スペイン語」。絵本でちょっと触れてみるのもいいですね。この絵本では動物やお菓子の名前が、しれっとスペイン語になっているものもあります。(タイトルのculebraもスペイン語でsnakeの意味です)

最後には登場したスペイン語⇔英語のリストがあり、例えば、”tres(スペイン語)- trace(読み方)- three(英訳)” のように分かりやすく記載されています。

話としても面白い上に、とにかく絵がカワイイ! ただ、英文はしっかりあるのと、スペイン語がまざってくるので英語絵本にソコソコ慣れている人向けです

タイトル
Count on Culebra: Go From 1 to 10 in Spanish
日本語タイトル
作者
Ann Whitford Paul (著), Ethan Long (イラスト)
難易度
★★★

同じシリーズの絵本

同じくスペイン語にちょこちょこ触れつつ、お話を楽しめる英語絵本です。

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Holiday House
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「賢く」活躍する蛇のキャラクター

旧約聖書で一番初めに登場する動物は蛇です。イヴを誘惑し、木の実を食べさせましたね。
このイメージが強すぎるせいか「蛇=悪いヤツ」というのが定番です。

一方で、新約聖書ではイエスキリストの言葉で「蛇のように賢く、鳩のように素直であれ」というものがあります。旧約・新約を通して聖書の中でヘビは悪者でも、「賢い」と認められているのです。

絵本にでてくる蛇たちも、頭を使って活躍するキャラクターが目立ちました。

今回紹介したのは「蛇がメインの本」だったため、主人公として・良いヤツとして登場するものが多かったと思います。ですが基本的には、絵本の中でも敵役として登場することの方が多い印象です。


他の動物が出てくる英語絵本も見てみたい、という方はこちらから探してみてください。


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