【英語で子育て】似ている単語・フレーズの使い分け

こんにちは〜!
元子ども英語講師、3児の母ちゅみママです。

日々の生活の中に少しだけ英語を取り入れる、「子育て英語」「おうち英語」なんて言葉を耳にします。

私もゆる〜く実践中ですが、いざ子どもに英語を話そうとすると、「あれ?これってどっちだっけ?」と使い方を迷う場面が出てきたり。

この記事では、子育て中によく使うフレーズの中にある、
日本人が間違えやすい、似た単語やフレーズの使い分けをご紹介します。

・Can I〜/ May I 〜?ってどう違う?
・「それ貸して」はborrowでいいの?
・「持っていって」「持ってきて」の使い分け
・「これ見て!」はsee ? look ? watch ?
・「〜って言ったでしょ?」は I told? I said?


Can I / May I 〜?ってどう違う?

厳密に言うと、May I 〜?の方がより丁寧な聞き方です。
けれど、家庭内で普段の会話として使うのは、Can I 〜?が多いようです。
特にアメリカやオーストラリアではCan I 〜?が一般的に使われる様ですよ。

【例】

・May I eat more cookies?
(もっとクッキー食べてもいい?)
・May I watch the TV?
(テレビ観てもいい?)

いずれもCan I に置き換えて使えます。

「それ貸して」はborrowでいいの?

人から「借りる」ときは「borrow」。
人に「貸す」ときは「lend」。

これが基本です。

誰が主語になるかによって使い分けます。

【例】
ペンを貸してほしい時のフレーズ

・May I borrow your pen?
・Can you lend me your pen?
・Can I use your pen?

「May I borrow〜?」と「Can you lend me〜?」はセットで覚えると便利ですよ。

useを使った例も最後にご紹介しましたが、同じ「貸して・使わせて」と言う意味でも、その場で借りるという意味が強いので、”May I use〜?”を使って家まで持ち帰ってしまうのは、違和感があります。

「持っていって」「持ってきて」の使い分け

「これパパのところに持っていってね」
「そこにあるニンジン持ってきてくれる?」

お手伝いが大好きな2、3歳の子によく使うフレーズだと思います。

「持っていく」は「take」。
「持ってくる」は「bring」。

これが基本になります。

【例】

・Can you bring this cup to Daddy?
(このコップをパパのところに持って行ってくれる?)
・Can you bring me the plate from the table?
(テーブルからお皿を持ってきてくれる?)

 

そのほかにも「get」や「pass」も使えます。
「〜をちょうだい」という感じです。

特に「pass」は食事の時によく使われますよ。

【例】

・Give me that towel, please.
(そのタオルちょうだい)
・Pass me the salt, please.
(お塩ちょうだい)

see/look/watch の使い分けを覚えよう

子供との会話には「見る」という言葉がたくさん出てきます。

「ねぇ、これ見て!」
「これ見える?」
「テレビ見ようか」

日本語では「見る」と一つの動詞で表せますが、英語にはsee/look/watchがありますので、場面によって使い分けが必要です。

see見る・見える(視界に入る)・会う
look(意識を持って)見る
watch(時間をかけて・動いているものを)見る

see

「see」は、無意識の状態で視界に入る、自然に目に入る場合に使われます。
 見る、見える、会うなどの意味がありますね。

【例】

・Can you see this? (これ見える?)

お料理の手伝い中や一緒に工作をしている時などに出てくるような、確認の意味を込めた「これ見える?」は、seeを使います。

・I saw your teddy in your room yesterday. (テディちゃん、きのうお部屋で見たよ)

「ママ〜!お人形がない〜!」と毎日の様に出される捜索願い。(笑)
見かけた・会ったという意味のseeですね。 (例文の場合は過去のことなのでsaw)

look

「look」は、意識をもって「見る」時に使われます。

【例】
・Look at me! (私を見て!)
・Look here.(ここを見て)
・Look at that car!(あの車見て!)

「これを見てほしい!」という時にはlookを使ってください。

“Mommy! Look at me!”
“I’m looking at you.”
(ママー!見てみて!)
(見てるよ〜。)

親子会話あるあるですね。

watch

「watch」は、時間をかけて「見る」時や、動いているものに注意を向けて「見る」時に使います。 

スポーツ観戦はwatchが多く使われますよ。

【例】

・Let’s watch the DVD. (DVD見ようよ)
・I watched a baseball game on TV.(野球の試合をテレビで見た)


「〜って言ったでしょ?」は I told / said?

子育て中によく言うフレーズ。
「〜って言ったでしょ?」

「もうご飯だよって言ったでしょ?」
「歯磨きしてねって言ったでしょ?」

この「言った」は I said や I told を使います。
基本的にはどちらでも使えますが、文の形とニュアンスの違いがあります。

I said, 〜 は 「さっき言ったでしょ?」と軽く言う感じです。

【例】

・I said, “Brush your teeth.”
(歯磨きしなさいって言ったでしょ?)
・I said, “Let’s clean up.”
(片付けようって言ったでしょ?)

I told〜 は I said よりも強く「〜って言ったでしょ?!」というニュアンスです。

ちょっと頭にきてるぞ〜って時に使えますね。

【例】

・I told you to be careful! 
(注意してって言ったでしょ!)
・I told you to stay here!
(ここにいてって言ったでしょ!)

 

もちろん、単語やフレーズの使い分けだけでなく、イントネーションや表情で、言葉のニュアンスは変わります。 

まとめ

日本語の同義語の中でもニュアンスの違いで使い分けがあるように、英語も同じ意味の単語やフレーズの使い分けを意識することで、より正しく自然な英語を使うことができます。

英語での語りかけは、つい正確さを求めがちでハードルが高い様に感じてしまいますが、難しいことは考えなくて大丈夫!

 

「英語に自信がないわ」というママさんは、英語のCDがついた絵本の読み聞かせや、英語の知育玩具をとりいれることでも、十分英語耳を育てることができます。


@mitomama_eigoさんをフォロー

 @mitomama_eigoをフォロー