【英語で子育て】叱る時 キツい言い方にならないコツ

「幼少期からの英語の語りかけ」に注目が集まっています。

小さい頃から英語を耳にしたり、親がコミュニケーションの一つとして英語を使っている姿を見せるのは、子どもの英語に対する壁を作りにくくする上で、とても重要です。


でも、何でもかんでも英語で話しかければいいと言うわけではありません。

“Sit down.”
(座りなさい)
“Be quiet.”
(静かにして)
“Wash your hands.”
(手を洗いなさい)

簡単で、子育てシーンでもよく使われがちなフレーズですが、ニュアンスによってはとてもキツい言い方なので注意が必要です。

もっと愛情が伝わる、やわらかい素敵な言い方のコツ、教えます。

 


いかに日本語のニュアンスを英語で表現するか

母国語での子育てを考えてみましょう。
何度も注意して激怒している場合は別ですが(笑)、
ママたちは、かわいい我が子に優しく

「座ろうね。」
「静かにしてね。」
「手を洗える?」

と語りかけていますよね。

この「〜ね。」とか「〜できる?」といった優しいニュアンスがポイントです。

魔法の言葉 okay? / alright?

日本語の優しいニュアンスをうまく表す魔法の言葉を教えましょう。

okay?  / alright?

命令形や否定形の文章のあとにこの魔法の言葉を付け足すだけでも、あっという間に愛情がこもった優しいやわらかな表現になります。

いくつか例をみてみましょう。

 

sit down here, okay?
(ここに座ろうね)
Be quiet, alright?
(静かにしようね)
Don’t eat with your hands, okay?
(おててで食べないよ)
Let’s not waste water, okay?
(お水を無駄にしないようにしようね)

Can you〜?

「片付けてほしい」
と言う気持ちは同じでも、伝えかたによって子どもの取り組むスピードが違うように感じます。

「お片付けして!」と言うよりも、
「お片付けできる〜?」の方がすんなり片付けてくれたり。

この「〜できる?」と言うフレーズはお気に入りでよく使います。

ママたちだって、「ママ!スプーンとって!」よりも、「スプーンとってくれる?」のほうが「あ!いいよいいよ〜♪」と気持ちよく動けませんか?

英語で、このニュアンスを使うには

Can you〜?

が便利ですよ。

Can you come here?
(ここにきてくれるかな?)
Can you wash your hands?
(手を洗えるかな?)
Can you sit here and wait?
(ここに座って待っててね)
Can you listen to me?
(ママのお話聞けるかな?)


ママだってたまには怒る!

「優しいママでいたい」「ガミガミ怒りたくない」
理想はあるのですが、ママだって頭にくる日もありますよね〜。

優しく伝えようとしたって、何度も何度も同じことを言わなきゃいけなかったり、余裕のない時に散らかり続けていく部屋を見ていると•••。

もう、ドッカーン!!!って時もある!
仕方ない!人間だもの!(笑)

最後にこっそり、怒ったときに使える英語フレーズをご紹介しましょう。

日本語でブワァー!っと言ってしまうより、英語にすることでワンクッションおけるかも。

何回言えばいいの?!

How many times do I have to tell you?

お片付けして!

Can you do something about these toys?
(このおもちゃ、何とかしてくれる?)
Won’t you clean up when you’re done with playing?
(遊ぶの終わったら、お片付けしてくれる?)
 ・Let’s clean up!
(お片付けしよう!)

この辺はまだ優しい声かけですね。
段々とボルテージが上がっていくと•••

Clean up your toys!
(おもちゃ片付けなさい!)
What are you doing? Clean up your toys!
(何やってるの?おもちゃ片付けて!)
Come on, come on, clean up!!
(ほら、ほら!おかたづけ!!)

静かにして!

子供ってどうしてあんなにドタバタしてるんですかね?(笑)

うちの子供たちも、特に雨の日はパワーが有り余って、家中でかくれんぼが始まったり、リビングでドッチボール大会が始まったり•••静かにしてくれ•••。(笑)

「静かにして!」は英語でこんな言い方ができます。

Quiet, please!
(静かにして!)
Mind your neighbors downstairs!
(下の人に迷惑でしょ!)
This is not party time!
(パーティーの時間じゃないんだよ!)

まとめ

子供への英語の語りかけは、わかりやすく、短めにすることも大切ですが、
だからと言って命令口調を並べるのは違います。


語尾にokay? alright? をつけたり、Can you〜?を使って「できるかなぁ?」と子どもの気分をのせてあげたり。

ちょっとした工夫で、柔らかなニュアンスが伝わりますよ!

ぜひ参考にしてみてください。


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