【Let’s Goシリーズ】とは? 4thと5thの違いも解説!
子供向け英会話教室で使用されることの多いテキスト、Let’s Go シリーズ。
最近では改訂版として “5th Edition” という新しいものも発売されました。
この記事では、Let’s Go シリーズの学習内容や、4th Edition と 5th Edition の違いを詳しく説明します。自宅学習に便利な同シリーズのワークブックや、フォニックスに特化したテキストについても触れています。
また、Let’s Go シリーズを教材として扱っているオンライン英会話スクールもいくつか紹介します。それぞれどのエディションを使っているのかも記載していますので、
「Let’s Go を使っているスクールを知りたいな」
「4th Edition と 5th Edition、どこのスクールがどれに対応してるの?」
という場合にも参考にしてみてくださいね。
Let’s Go ってどんな教材?
Let’s Go とは、オックスフォード大学出版局から出ている本で、日本だけでなく世界中の子供たちが英語を学ぶのに使用しているベストセラー教材です。
1冊80ページほどのフルカラーの本で、子供たちが楽しく英語を身につけていけるような作りになっています。
レベルはどのくらい?
日本の学校のカリキュラムに沿っているわけではないのでピッタリ比較はできませんが、幼児から中学生くらいまでが対象だと思います。
英検で言えば、Let’s Go 6(最終巻)が英検3級くらいじゃないかな、というのが個人的な印象です。今回改めて調べてみたところ、同じように感じている方も多いようでした。
Let’s Go の作り
Let’s Go はユニット(単元)ごとに以下のような構成で進んでいきます。
- Let’s Talk(会話表現・歌を学ぶ)
- Let’s Learn(単語をおぼえる)
- Let’s Learn More(ゲーム)
- Let’s Read(フォニックス)
Let’s Go では先生が質問し、生徒が答えて終わりという形式ではなく、必ずその逆も行うよう促されています。
歌やチャンツ、覚えた単語でできるゲームもたくさん含まれています。また、フォニックスの勉強も少しずつ出来るようになっています。
なぜこのような作りになっているのか、少し「Let’s Go ができるまで」のお話をします。
Let’s Go を作ったのは仲田利津子さんという日本の方で、「日本人はなぜ読み書きはできるのに英会話ができないのか」という問題点を徹底的に分析しました。
そして、それを解決すべく編み出した指導方法が「Model Action Talk (MAT) メソッド」です。これは Let’s Go にも組み込まれていて、どういうものかというと
- 先生が Model して(お手本を見せて)
- 生徒が Action して(体を動かして)
- Talk する(話す)
というものです。
遊びの要素を取り入れながら、英単語だけでなく正しい文章や質問の仕方を教えるようになっています。
日本で英語を学ぶ子供たちの問題点を把握し、試行錯誤の末に編み出されたのが「MATメソッド」です。だから洋書でありながら、そのメソッドが採用されている Let’s Go は日本の子供たちにぴったりで、多くの英会話スクールで使われているのです。
公式サイトも充実
最新のエディション(5th Edition / 2020年5月現在)は公式サイトで、それぞれの巻に対応した音声や歌を聴くことができます。
ゲームや、イラスト付きの単語一覧も見られるようになっているのでレッスンが終わった後も便利に利用できます。全て無料なのもうれしいですね。
公式サイトはこちら↓
https://elt.oup.com/student/letsgo/
Let’s Go の種類とエディションの違い
Let’s Go シリーズには、Let’s Begin と Let’s Go 〇(巻数)というのがあって、かんたんな順に並べると下記のようになります。
- Let’s Go シリーズ
- Let’s Begin 1~2
- Let’s Go 1~6
Let’s Begin を終えたら Let’s Go 1 に進んでいきます。
この Let’s Go シリーズはこれまで改訂を繰り返し、現時点での最新版は 5th Edition です(2020年5月時点)
スクールによってどのエディションを使っているのかが違うので、買うときは入会したスクールの指示に従ってください。
最新版は5th! 4thとはここが変わった
Let’s Go 5th と Let’s Go 4th がどう違うのかというと、大きな違いは以下の2点です。
- CDが付属しなくなった
- Let’s Begin が2冊に分裂した
この他はほぼ同じです。ひとつずつ確認してみましょう。
CDが付属しなくなった
4th Edition までは、テキストにCDがくっ付いていました。歌やフレーズの確認ができて便利でしたね。
CD は 5th Edition には付属しませんが、音声はすべてネットで、公式サイトから聞けるようになっています。CDだとセットしたり、保管や管理が面倒なのでより便利になったと感じます。
Let’s Begin が2冊に分裂した
これまで、Let’s Begin といえば巻数というものはなく1冊のみでしたが、5th Editionからは「Let’s Begin 1」「Let’s Begin 2」の2冊に分裂しました。
英語学習初心者が、よりゆっくり、しっかり学習できる作りになっています。
新しいエディションを買うべき?
Let’s Go 1~6 については、1冊につき2~3ページ、ちょっと違う内容のものにページが挿し変わっているだけです。
スクール側から指示がない限りは「4th を使っている途中だけど、新しいのが出たから買い替える」まではしなくていいレベルだと思います。逆に「4th が欲しいけど、5th しか売ってない……」という場合も時間をかけて古い 4th を探す必要はないと思います。
【購入時にチェック!】4th → 5th で変わったところと同じところ
- Let’s Begin は2冊に分裂したからだいぶ変わった
- Let’s Go 1~6 は 4th も 5th もほぼ同じ!
- 音声はすべてネットで聞けるようになった
オンライン英会話の場合、昔のエディション・最新のエディションのどちらにも対応してくれるところもあります。これについても購入する前に、スクールのホームページをよく確認しましょう。
最新の Let’s Go 5th Edition はこちら!
Let’s Begin: 1
Let’s Begin: 2
Let’s Go: 1
Let’s Go: 2
Let’s Go: 3
Let’s Go: 4
Let’s Go: 5
Let’s Go: 6
Let’s Go シリーズ 他にはこんな教材も
ワークブック
Let’s Go にはそれぞれの巻に対応したワークブックも販売されています。テキストと同じく、2,000円前後の価格です。
英会話のレッスンはやはり「会話」を重点的に強化するものですので、読み書きについてはこれを使って補っていくのもいいですね。
Let’s Go 5th Edition のワークブックはこちら。
Let’s Begin Workbook 1
Let’s Begin Workbook 2
Let’s Go Workbook 1
Let’s Go Workbook 2
Let’s Go Workbook 3
Let’s Go Workbook 4
Let’s Go Workbook 5
Let’s Go Workbook 6
Let’s Go フォニックス
フォニックスに特化した Let’s Go Phonics というのもあります。こちらは1~3まで出ています。
Let’s Go Phonics 1
Let’s Go Phonics 2
Let’s Go Phonics 3
フォニックスを学ぶパートは通常の Let’s Go にも入っているので、こっちはフォニックスを集中的に勉強したい人向けです。
※フォニックス(Phonics)とは「英語の音と文字の結びつきのルール」を学ぶ学習法です。フォニックスについて詳しく知りたい方はこちらの記事をご覧ください。
Let’s Go を扱っているスクール
Let’s Go をメインで使用しているスクールと対応エディションは以下の通りです。
スクール(公式サイトへ) | 対応エディション |
---|---|
リップルキッズパーク | 4th・5th(どちらも可) |
hanaso kids | 4th |
ハッチリンクジュニア | 4th |
Kids Star English | 4th |
DMM英会話 | 4th |
5th Edition は新しいので、対応しているスクールはまだ少ないです。最新エディション(5th)に対応した公式サイトはとても便利なので、今後扱ってくれるスクールも増えていくといいですね。
体験レッスンで Let’s Go の中身もよく分かる!
英会話スクールの人気教材、Let’s Go は日本の子供たちにぴったりのテキストです。
最新版の 5th Edition では、予習復習・音声の確認・ゲームなど、公式サイトが使えるようになってとても便利になりました。
受講を検討しているオンライン英会話スクールがある場合は、「どの Let’s Go が使われているのか」もよく確認してください。
個人的には体験レッスンを受けてしまうのが、教材のことも知れるので手っ取り早いと思います。
「レッスン……なんだか不安だなあ」という場合は、こちらの体験レビューも参考にしてみてくださいね。
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