嫌がる子にはどうしたらいい?英語絵本の読み聞かせ
日本人も英語が出来るのが当たり前になる時代に備えて、早期英語教育に高い関心を持つ親御さんが増えていきています。
幼児期からのおうち英語でできることとして、代表的なのが英語絵本の読み聞かせです。
ですが始める年齢によっては、英語絵本を読み聞かせると拒否反応を示す子も…
- 英語絵本を読み聞かせようとしても嫌がってしまう
- うちの子、英語に向いていないのかな
- どうしたら英語絵本を楽しんでくれるようになるの?
我が家にも4歳と2歳の子供がおり、おうち英語をやってはいますが英語絵本の読み聞かせには結構苦労しています。
なぜなら、上記の悩みと同じく、こちらから読み聞かせようとしてもなかなかその気になってくれないことが多いから。
ですが、色々と試行錯誤しているうちに、効果的な対処法がわかってきました。
今回はお子さんが英語絵本の読み聞かせを嫌がる際にできる5つのことについてお話ししたいと思います。
英語絵本の読み聞かせを嫌がる子への対処法5つ
必ずしも全てがあなたのお子さんに上手くハマるということではありませんが、実際に我が家で試して効果のあった方法を5つに絞ってご紹介します。
- 絶対に親から「絵本読もう」と言わない
- 絵本を目につくところに置いておく
- 親が一人で絵本を読んで楽しむ
- 音声ペンつき絵本を試してみる
- 絵本のCD音声かけ流しに徹する
1. 絶対に親から「絵本読もう」と言わない
これは意外な盲点なんですが、おうち英語は環境づくりが全て。
環境づくりとは、親が読み聞かせたい英語絵本を持ってきて「これ読もう」と誘うのとは違います。
英語絵本の読み聞かせができる環境を整えてあげるのが親の役割。
我が家では当時は新しい英語絵本を買う度に「これ面白そうだよ!読んでみよっか!」と誘っていました。
でも大体反応は「今レゴしてるからいい」とか読み始めてもすぐに飽きてしまったりといまいち。
英語絵本を読み聞かせてもなかなか盛り上がらない理由は自分が心から「今読んで欲しい!」と思ったわけではないからだと思ったんです。
親から誘うのではなく、子供が自然と英語絵本を手に取って読んでもらいたくなるような仕掛けを用意してあげるのが重要なんですね。
仕掛けといっても、特別なことは不要。詳しくは2つ目のポイントでご紹介します。
2. 絵本を目につくところに置いておく
上記の通り、いくら誘ってもいまいち良い反応が得られなかったこともあり、一切私から英語絵本の読み聞かせを勧めることはやめました。
ですが引き続き目につく場所(我が家の場合、リビングと子供部屋の2箇所)に絵本コーナーを設け、日本語も英語絵本も全てごちゃ混ぜで置いておくようにしました。
新しい英語絵本を仕入れたら、それが目立つように飾るなど本屋さんで今注目の本コーナーにある本を定期的に入れ替えるのと同じ感覚で…
すると、毎日ではないですが気が向いたら「ママこれ読んでー」と4歳の息子も2歳の娘も自分が本当に読んでほしいと思った英語絵本を持ってくるようになりました。
リビングや子供部屋など目につきやすい場所に本棚を設け、そこに英語絵本を表紙が見えるように飾っておくだけ。さすがに目に見えないところにある絵本のことを思い出してくれることはないので、目に付く場所にというのは大切なポイントです。
これは日本語の絵本にも言えることなので、日本語と英語絵本をわざわざ分けて収納する必要もなく、お子さんがよく遊ぶお気に入りの場所におうちの絵本コーナーを作ってあげるといいと思います。
どんな絵本を用意したらいいのかわからない方はオススメ英語絵本をご紹介している記事をチェックしてみてください。
3. 親が一人で絵本を読んで楽しむ
子供が自然と英語絵本に興味を持って、「これ読んで!」と持ってきてくれるのが理想の英語絵本の読み聞かせへの導入です。
ですが、現実はなかなかそう上手くはいかないもの。
我が家でもいつも上手くいっているわけではないです。そもそも子供の気分は本当に毎日、毎時間、毎分コロコロ変わりますので(笑)
そんな時にオススメなのが、親が一人で英語絵本を読んで楽しむこと。
「あ、これ読んでみようかな〜」と独り言を言いながら、英語絵本を読み始めてみてください。
ほとんどのお子さんがあなたの方を向いて、「ママは何を読みたいんだろう」と興味を示すはずです。
興味を示しても、また他の遊びを再開する場合もあるでしょうし、「○○も読むー!」とすり寄ってくることもあるでしょう。
この時の反応については、特に気にしなくてOK。お子さんが興味を示しても、そうでなくても、わざとらしくならない頻度で親御さんが一人で英語絵本を楽しんでみてください。
余談ですが、英語絵本は親御さんの英語学習にも最適なんです。
事実私は英検1級を持っていますが、おうち英語で出会った英語絵本の中に出てくる単語にはまだまだ知らないものもたくさん…毎回非常に勉強になっています。
「子供の為だから…」と頑張るのではなく、本当に自分の為に英語絵本を読もうという気持ちでやるとモチベーションが続くかなと思います。実際いろんな発見があって楽しいですよ(^^)
4. 音声ペンつき絵本を試してみる
英語絵本は必ずしも親が読み聞かせをしてあげなければならないというわけではなく、お子さんが興味を示してくれるものを選ぶことが一番大切。
特に2〜3歳くらいの小さなお子さんにオススメなのが音声ペンつきの英語絵本です。今回は我が家の4歳児と2歳児の大のお気に入りの一冊をご紹介しますね。
こちらは子供部屋の絵本棚に置いてあるんですが、2日に1回は二人とも自ら開いて、音声ペンのスイッチを入れて楽しんでいます。
2歳の娘は歌コーナーが大好きで、「Hello〜Hello〜!」とすっかり歌えるようになっています。
4歳の息子は桃太郎のお話が大好き!3〜4歳なら、日本語で既に馴染みのある童話がたくさんあるので、英語でもすんなり受け入れてくれるのが魅力の一つです。
英語絵本を読み聞かせてくれる音声ペンつきの「よみきかせえほん にほんごつき」の詳しい内容は、下記の記事内でご紹介しています。
5. 絵本のCD音声かけ流しに徹する
最後のポイントは、CD音源のある英語絵本を選ぶことです。
一般的な英語絵本は英語学習用に作られているわけではない為、音声がついていないことも多いです。
音源がない英語絵本も、お子さんが親御さんの読み聞かせを楽しめるのであれば全く問題ないですが、なかなかそう最初から上手くはいかないのが現実。
CD音源つきの英語絵本を揃えることで、万が一お子さんが英語絵本に興味を示してくれなかったとしても、「じゃあ、しばらく音源だけかけ流しておこう」とかけ流しに切り替えることが可能です。
我が家でも、おうち英語で一番最初に取り掛かったのが英語絵本の音源のかけ流し。約1年間はほとんどかけ流しのみでした。それから少しずつ英語絵本の読み聞かせをプラスしていったイメージです。
英語絵本に興味がなければまずは音源のかけ流しからやってみてください。聴き慣れた音源の読み聞かせを後々できることは大いにメリットになりますよ!
音源つき英語絵本でオススメは、CTPシリーズとORTシリーズです。
また、かけ流しのコツについて知りたい方は下記の記事も参考にしてください。
英語絵本の読み聞かせは無理なく楽しもう!
「1日○冊は読まなきゃ」「ちゃんと親が読み聞かせしなきゃ」と気負う必要はありません。ノルマや目標を決めてしまうと、ゆったりとした気持ちで英語絵本の読み聞かせを楽しめなくなってしまうのでむしろマイナスです。
まずは親が英語絵本を楽しむこと。
その心持ちが必ずお子さんにも伝わり、好循環を生み始めます。
我が家は上の子のおうち英語を始めて1年半ほどですが、英語絵本にはなかなか食いつかない時期もあり自宅での英語音源のかけ流しがほとんどでした。
ですがどんな時でも英語絵本がすぐ手に届く環境を作っておき、時折私が手に取って読んでみたりしていく中で、少しずつ自発的に手に取るようになってくれました。
おうち英語の先は長いです。英語力を上げることなどは意識せずに、気長にやっていきましょう!(^^)