【カメ】が出てくる英語絵本8選 ★ウミガメもリクガメも★
今回はカメの出てくる英語絵本をご紹介します。
カメは英語で一般的には「turtle」ですが、中でも「リクガメ」は「tortoise」と呼ばれます。(ウミガメ、と強調したい時は「sea turtle」といいます)
こちらの記事で紹介する英語絵本には、どちらのカメさんも登場します。
カメの英語絵本 おすすめ8選
読み聞かせの難易度は3段階(★~★★★)で示しています。
※今回紹介する絵本は、日本語版が出ているものはありません。出版され次第追記します!
Turtle and Tortoise Are Not Friends
ウミガメとリクガメ、2匹のお話です。同じ時期に生まれたものの、お互い譲れないプライドがあるようで仲良くできません。何年も言葉を交わすことなく時間が過ぎていきますが、ある事件が起こり協力してみようという気になります。
それぞれの行動もイラストも、TurtleとTortoiseがしっかり描き分けられています。
また、ページをめくると”over the next fourteen years” だったり “next seventeen years” だったり……カメたちの話なので、絵本の中の時もゆっくり流れていきます。
「カメは100年くらい生きるんだよ」という人間の言葉に、”Good Heavens!” “Goodness gracious!“と、ちょこちょこ反応する様子もおもしろいです。
See You Later, Alligator
タイトルにAlligator(ワニ)と付きますが、主役はカメくん。旅に出る前に、仲間たちにお別れのあいさつをしていきます。
タイトルの”See you later.” から始まり、”I’ll be a while.” “Sooner than you think.” など、いろんな言い回しで「さようなら」が出てきておもしろい! “Toodle-loo.” なんて私、初めて知りました!
動物もたくさんでてきます。”Toodle-loo, Kangaroo.” のように、動物名とフレーズでしっかり韻を踏むようにもなっていますよ。
ちなみに、タイトルにもなっている “See you later alligator.” はネイティブが使う「さようなら」のフレーズの一つです。意味としてワニは関係ないんですが、この絵本のように単純に韻を踏んでいて心地いいので言っちゃう言葉です。
こうやって言われたら “After a while crocodile!” と返します。こっちも韻を踏んでいますね。
イラストもぜんぶ最高にカワイイし、1ページに1フレーズが基本で読みやすいです。
フレーズを並べて終わりでなく、きちんと話がつながって最後にオチまでついているのもいい感じ。
A Loud Winter’s Nap
冬が嫌いで、できれば春まで寝ていたいカメさん。ちょうどいい場所を見つけては「あそぼう!」とお友達に邪魔をされてしまいます。
“He was just about to close his eys when…“の後に何か耳障りな音が聞こえたり、衝撃を受けたりして眠れない!……これが繰り返されます。たくさんの擬音語も、楽しく読んでみてくださいね。
起こされるたびに、やたらと目つきが悪くなるカメさん。この表情がホントに迷惑そうなんです(笑)
同じ作者の絵本
カメが主人公ではありませんが、カメを含め同じキャラクターたちが活躍する絵本です。
The Box Turtle
カメのTerranceには、生まれた時から甲羅がありません。両親は甲羅として使えるように箱をプレゼントしますが、周りのカメたちにはからかわれてしまいます。嫌になったTerranceは箱を捨て、自分にふさわしい甲羅を探しに行きます。
Terranceが背中に乗せてみるのは誰かのランチボックスだったり、ラジカセだったり、花壇だったり……色々やってみる様子が微笑ましいです。
周囲の声を気にせず、自分に自信が持てますように。そんなメッセージを分かりやすい英語とイラストで伝える絵本です。
Turtle Island
広い海にひとりぼっちの、大きなカメさん。でもある日、難破した船に乗っていた動物たちが甲羅の上で暮らすようになります。動物たちは絵を描いたり料理をしたり、カメも魚をとってあげたりして仲良く過ごしていました。ですが、「そろそろ家族のところに帰りたいな……」とみんなが思い始め、カメはショックを受けます。
「甲羅の上に家を作って暮らす」という設定やコミカルなイラストが、なんともワクワクさせてくれる絵本です。
最後は(カメへの)嬉しいサプライズもあり、そうそう絵本はこうでなくちゃ……という気分になります。
Back to School Tortoise
休み明けに学校に戻るときは、少し不安なような、楽しみなような……そんなちょっとした心の変化を描くストーリー。最後は「えっ、そうだったの!?」と笑ってしまうようなオチがついています。
やわらかい感じのイラストがかわいい絵本です。カメのお友達として、ウサギや猫、鳥なども(セリフはありませんが)登場します。
文章量も少ないため、小さな子供への読み聞かせにおすすめです。
The Foolish Tortoise
ゆっくり行動することしかできないのが嫌になったカメくん。ある日、なんと甲羅を脱ぎ捨ててしまいます! 身軽にはなったカメくんですが、さてどうなる……?
単純ながらも読者をしっかり楽しませてくれる一冊。イラストは「はらぺこあおむし」の作者エリックカールが担当します。
最初に甲羅を捨ててしまうという展開だけでもう「えーっ」となります(笑)
文章量は多めに見えるページもありますが、声に出すと韻を踏んでリズミカルに読み進められることに気づくと思います。
エリックカールの絵が好きだという場合は、もちろんイラストだけ眺めてもいいと思います。
ページをめくりながら、「甲羅が無いとこんな時に困るよね」「あんなことが起きたら大変!」と親子の会話も弾みそうです。
10 Reasons to Love a… Turtle
カメたちはこんなに素敵な生き物なんだよ、というのを10個の項目に分けて説明している絵本。ストーリーを楽しむものというよりは、かんたんな図鑑です。カメの特徴・生態が分かるようになっています。
イラストもかわいく描かれてはいるものの、ほどよく写実的です。
「カメが大好きでいろんなことが知りたい!」という子には、こんな本も与えてあげると喜んでくれるかも!
また、「ウミガメ」でもその英語名は”turtle”だけでなく、”green turtle(アオウミガメ)” “leatherback turtle(オサガメ)” などなどマニアックに細かく、イラストの横に名前が書いてあります。
カメはもちろん、一緒に海で暮らす様々な生き物もゲストのように出てきます。そのほとんどに”bottlenose dolphin(ハンドウイルカ)”など名前がふってあり、海の生き物をたくさん英語で覚えられそうです。
読み聞かせ用というよりは、「いつか自分で読めるといいね」とプレゼントしてあげるような絵本かなぁ。
同じシリーズの絵本
こういう図鑑的なものが好きであれば、同じシリーズのどうぶつバージョンもおすすめです。
世界で有名なカメといえば……
カメの出てくる英語絵本をご紹介しました。
やはり、「甲羅」が話の中心に絡んでくるお話が多い印象を受けました。
ところでカメといえば、そう!!「忍者タートルズ」が有名ですね! 私は小さい頃このアニメが大好きでした!
(2003年にリメイクされた方ではなく、日本で91年に放送されていたアニメのことです)
残念ながら日本語版はDVDになっていないようなのですが、英語版はあるようです!
おススメです!!! 懐かしいー!!
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