【カエル】が好きならコレ! 英語で読むおすすめ絵本5選!

「カエルが活躍する絵本」といえば、アーノルド・ローベルの「がまくんとかえるくん」が真っ先に思い浮かぶのではないでしょうか。

そんな「がまくんとかえるくん」の英語版、見たことありますか? 結構文章量ありますよね。

うちの子はカエルが好きだけど、『がまくんとかえるくん』の読み聞かせはちょっと大変だな……

というご家庭のために、この記事では、カエルが活躍する英語絵本をご紹介しています。「がまくんとかえるくん」よりも、1ページごとの文章量が比較的少ないものを選んでみました


カエルの英語絵本 おすすめはこちら!

日本語版が出ているものは日本語タイトルも記載しています。

文章量はどれも同じくらいです。難易度は目安なので、なんとなくで見てください。

Oi Frog! (Oi Frog and Friends)

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「カエルはどこに座るべき?」「froglogに座りなよ」「ChairHareのものだよ」というやり取りがひたすら繰り返されます。logには座りたくないカエルくん、自分にふさわしい他の場所は見つかるでしょうか?

ただただリズムを楽しむ本です。ストーリーはあって無いようなものなので、正直、上の説明も書くのしんどかったです(笑)

韻を踏んだ英単語の並びがどれだけ心地良いかが分かると思います。日本語の「七五調の文章はカッコよく聞こえる」感覚に近いです。リズムよく読んだら、子供も喜んでくれそうです。アイロンの上に座るライオンとか、その無理やり感もウケるんでしょうね。

絵もわかりやすいので、単語の意味が分からなくても問題ないです。

タイトル
Oi Frog!
日本語タイトル
作者
Kes Gray (著), Jim Field (イラスト)
難易度
★★☆

同じシリーズの絵本

同シリーズで、「Oi Dog!」や「Oi Cat!」もあります。話のパターンはどれも同じで、出てくる単語が変わります

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どれから読んでも大丈夫ですが、「Oi Frog!」のあとに「Oi Dog!」を読むと少し話がつながっていて楽しいかも!

I DON’T WANT TO BE A FROG オレ、カエルやめるや

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自分が「カエルであること」がなぜかお気に召さないカエルくんのお話。猫やうさぎになりたい、と母親に訴えます。残念ながら無理だけど、でもカエルで何が嫌なのよ、という親子の会話が楽しい一冊です。

豚になりたいならゴミを食べることになるけど大丈夫?」とか「カエルは虫ばっかり食べないといけないから嫌だなあ」とか、結構現実的なことを言ってきます。カワイイんだか気持ち悪いんだか……。でも、子供ってこういう微妙に不気味な表現とか好きですよね。

基本的にはカエル親子の会話のみで話が進み、読みやすい構成になっています。その中で、「I want to be ●●」「Why not?」「Of course not!」など、よく使う表現も繰り返し出てきます。

タイトル
I DON’T WANT TO BE A FROG
日本語タイトル
オレ、カエルやめるや
作者
Dev Petty (著), Mike Boldt (イラスト)
難易度
★☆☆

Froggy Bakes a Cake

お母さんの誕生日にカエルのFroggyがケーキを作ります。チョコレートや砂糖を次々に入れて混ぜて、おいしいケーキは焼けるかな?

絵本の中に出てくるお料理って、どうしてこんなにおいしそうなんでしょう! ぐりとぐらがカステラを作る様子に心躍らされた時代を思い出します。
この本でも、様々な材料を楽しく混ぜていく様子が描かれています。材料をこぼそうが、風船が割れようが気にしない! パーティの準備楽しいー! という、とにかくハッピーなお話です。

ミルクを注ぐときの「glub, glub,glub(ゴボゴボ)」、風船が割れるときの「pop!(パン!)」というような擬音がたくさん出てきます。

英語のオノマトペ(擬音語・擬態語)は、いざ学ぼうとしてもなかなか難しいものがあります。外国人が日本語の「パタン」と「バタン」と違いがよくわからないというのと同じで、どのくらい刷り込まれているかにかかっているからです。

「こんな時はこの単語を繰り返すんだ!」と、この本で楽しく覚えられると思います。

タイトル
Froggy Bakes a Cake
日本語タイトル
作者
Jonathan London (著), Frank Remkiewicz (イラスト)
難易度
★★☆

同じシリーズの絵本

こちらの本もシリーズで出ています。どの話も、とにかくFroggyが楽しそうでいいな……と、なんだかうらやましくも思えてきます。

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他にもたくさんあるので、「Froggy」で探してみてくださいね。

It’s Mine! ぼくのだ!わたしのよ!

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3匹のカエルが毎日毎日、身の回りの色んなものを「ぼくのだ!」「私のよ!」と言い合いをします。どうにも仲良くできない3匹ですが、ある事件が起き「恐怖」や「希望」を分け合います。

「スイミー」「あおくんときいろちゃん」で有名な、レオレオニの絵本です。独特な色遣いとタッチが目を引きますね。
カエルたちが「自分の物だ」と言い争う対象はおもちゃ等ではなく、なんと陸や水、空です。なんて規模が大きい……! タイトル通り、「It’s mine!」が繰り返されます。

文章の量はそこまで多くないのですが、使われている単語がちょっと難しいかもしれません。テーマも説教臭くてあまり子供向けじゃないのかなあとも思いますが、イラストは抜群に綺麗で、飾っておきたくなるような本です

タイトル
It’s Mine!
日本語タイトル
ぼくのだ! わたしのよ!
作者
Leo Lionni (著)
難易度
★★★

A Frog Thing

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空を飛びたい、飛べるはずだ、というカエルのFrankのお話です。Frankは「なんだってできるよ」という両親の言葉を信じていたのです。両親は「なんでもって、そういうことじゃないんだよ」と説明しますが、Frankはあきらめません。とにかく空を飛びたいのです。ある日、水の中を泳いでいると小鳥が落っこちてきて……?

夢や希望を持てるお話です。幼い頃にこういう話に多く触れて、堂々と生きていけるようになるんだろうと思います。
カエルのFrankが跳んだり跳ねたりでいろんなポーズを見せてくれるのがすごくカワイイ! とくに頭を抱える様子が私のお気に入りです。

ストーリーも起承転結がしっかりしていて分かりやすいため、分からない部分があっても前後で推測しやすいです。「Frog Thing」「Bird Thing」なんてフレーズも、読み進めるうちに「ああ、そういう意味ね」と分かってくると思います。

タイトル
A Frog Thing
日本語タイトル
作者
Eric Drachman (著), James Muscarello (イラスト)
難易度
★☆☆

「がまくんとかえるくん」は「自分で読める」人向け

冒頭で、「がまくんとかえるくん」は難しい、みたいなことを言いましたが、英語としてはそんなこともありません。ただ、絵と文章の比率的には文章の方が多いので「親が」「読み聞かせに使う」ものとしては、ちょっと大変かな~という印象です。読み聞かせの難易度が高いという感じ。

「がまくんとかえるくん」は、ある程度自分で英語を読めるようになれば、程よい長さと難易度です。「多読用に何か面白い本を探している」という場合にもおすすめです。絵も話もかわいくて、私も大好きでした。

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ちなみに、かえるくんはそのまま「Frog」ですが、がまくんは「Toad(ヒキガエル)」です。ヒキガエルの俗称がガマガエルです。Toadを「がまくん」にしたのすごいな~と、今更ながら感動しました。


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