【パンダ】が好きなら読んでみよう! おすすめ英語絵本
今回はパンダの登場する英語絵本をご紹介します。
「パンダ」といえば思い浮かぶのは白と黒の、大きな体をした動物。でも実は「レッサーパンダ」「ジャイアントパンダ」の総称なんだそうです。
コチラの記事では、「ジャイアントパンダ」の絵本に絞って紹介しますね。
パンダの英語絵本 おすすめ7選
読み聞かせの難易度は3段階(★~★★★)で示しています。
※今回紹介する絵本は、日本語版が出ているものはありません。出版され次第追記します!
Chu’s Day
主人公はパンダのChu。くしゃみをすると、「大変なこと」が起こってしまいます。埃っぽい図書館や、コショウの舞うレストランでChuの鼻はむずむず……。
しっかり描き込まれたイラストは見ごたえがあります。とくにセリフはありませんが、パンダ以外の動物もたくさん登場するので「いろんな動物がすき!」という子も喜びそう。
1ページに1文が基本の、さくっと楽しく読める絵本です。
パパとママが “Are you going to sneeze?(クシャミ出そう?)” と聞く → Chuが “No.” と答える、という流れが印象に残ります。
普段の生活でも、クシャミが出そうな子に向かってこのフレーズを使ってみてもいいと思います。絵本を思い出して、Yes / No で答えてくれるかも!
同じシリーズの絵本
Chuの絵本は他にも出ています。
この2冊は文章が “Chu’s Day” よりも若干多めです。サンプルで雰囲気を確認してくださいね。
Officer Panda: Fingerprint Detective
警官のパンダさん。ある日、妙な指紋を発見し調査を開始します。いったいだれの指紋なのでしょうか? 絵本作家であると同時に、警官でもある作者が描きます。
最後の「はっ」と驚くような展開に、子供も夢中になりそうな絵本。最後まで読んだら、もう一度最初から見返したくなるはず! 本当におもしろい!
英語面では、疑問文のバリエーションが豊富です。
警官パンダさんが街の住人達に尋ねるときの”Do you happen to notice…?” “Does anyone know…?” や、1人で「これはなんだろう?」と思うシーンなどなど。キャラクターのセリフとしてならスッと頭に入ってきますね。
同じシリーズの絵本
こちらも同じく、パンダの警察官が活躍する絵本です!
Two Shy Pandas
PandaとPandora、2匹はお隣同士。「一緒に遊びたい」と思ってはいるものの、どちらもとても恥ずかしがり屋で声をかけることができずにいます。ある雪の日、お互いの姿が見えないのが心配になり、勇気を出して相手を訪ねることにしました。
どちらか片方ではなく、どちらも恥ずかしがり屋。「行くぞ~話しかけるぞ~」と意気込んだ次の瞬間逃げだしたり、隠れてしまったり、なんとももどかしくて笑ってしまいます。実はお互い、毎回似たような行動をとっているところもカワイイ!
“Two little pandas” が、”Two very worried pandas” や “Tow brave pandas” 等に変化していきます。次はどんなpandasになるのか、想像しながら読み進めるのも良さそうですね。
文章は1ページにつき4行程度。長すぎず、短過ぎずという感じです。
Goodnight, Mr Panda
様々な動物から「おやすみ」を言われるパンダさん。そのたびに「歯磨き忘れてるよ」「パジャマは着ないの?」と声を掛け、読者に「寝る前にすること」を教えてくれるような構成になっています。
表紙のパンダさん、目つき悪すぎない?(笑)
でも、別に悪役ではないですよ。出てくる動物たちもみんな友達みたいです。特に仲がいいのか、常にそばにいるキツネザルがちょろちょろ出てきては「僕の歯は、みがきたて!」「僕はパジャマ着るよ!」と、いい感じに場を和ませます。
パンダさんたちの様子を思い出しながら、毎日使いたくなるようなフレーズばかり! “Good night.” はもちろん、「~を忘れているよ」という意味の”You’ve forgotten ~.” という表現もよく登場します。
同じシリーズの絵本
Mr. Pandaのシリーズは数冊出ています。すべて似たようなストーリー構成で、どれも読みやすいです。
“Please, Mr. Panda” のみ、「おねがい パンダさん」というタイトルで翻訳版が出ているようです。
Chee-Kee: A Panda in Bearland
「くまの島」に引っ越してきたパンダの一家。息子のChee-Keeは、食べるものやファッション、遊び道具の違いから周りと馴染めない様子。でも最後は、パンダとしての特技を生かしてみんなのヒーローに!
「自分はみんなと違う」と悩むChee-Keeですが、くまたちも1匹1匹変わったファッションをしていておもしろいです。バンダナ巻いたり、サングラスかけたり……。
英文は若干長めのページもありますが、ストーリーとしては王道の流れに沿っている感じなので読みやすいと思います。
Panda-monium!
お腹を空かせたパンダのBeckettは、おいしい竹を探しに行くことにしました。歌いながら楽しそうに歩くBeckettを見た、他のパンダたちも彼の後に続きます。
“pandemonium(大混乱)” と “panda” をかけたタイトルですね。最後はもちろん、”Panda-monium” になります。
本文中では、意味を知らなくてもなんとなくイメージがしやすいようところどころフォントが変えてあります。例えば、”long” なら横長のフォント、”huge” なら太いフォント。”skipped” なんかは波のように字を躍らせています。
また、出てくるパンダは次々に増えていきますが、「1匹ずつ」ではありません。+2匹、+3匹、+4匹……と増えていきます。たまに読むのを止めて「今、何匹いるんだろう?」と数えたくなります。
とにかくいっぱい、ふわふわのパンダたちがわらわらしてる感じを楽しめますよ~!
The Panda Problem
物語の基本は主人公がいて、問題が起こる所から始まります。ですが、この絵本のパンダさんは「とくに問題なんかないけど?」と話を進めてくれようとしません。
作中で「これはフィクションだ」と言ってしまう、メタフィクションという表現方法が使われています。
「メタフィクションとはこういうものだ」というのがよく分かる絵本です。結構好みが分かれる表現方法だとは思いますが、物語の中に自分が入っていけるようで個人的には好きです。
普通の絵本にちょっと飽きてきたら、こんなのを取り入れると気分転換になりそうです。
ジャイアントパンダとレッサーパンダ
パンダの英語絵本をご紹介しました。
英語でパンダ(ジャイアントパンダ)は日本と同じくpandaと言いますが、panda bearと言ったりもします。もちろん、giant pandaでもOKです。
そして、冒頭でも言及した「レッサーパンダ」はred pandaです。lesser pandaでも一応辞書に載っているので大丈夫そうですが、red pandaの方が一般的です。
日本では、もともとは「レッサーパンダ」が「パンダ」と呼ばれる動物でした。でも、ジャイアントパンダの方が「パンダ」として一般的になってきたので「小さい方の」という感じでlesserを付けたんだそうですよ。
他の動物が出てくる英語絵本も見てみたい、という方はこちらから探してみてください。