【キツネ】の英語絵本6選!海外での狐の描かれ方を見てみよう!

今回はキツネが出てくる英語絵本をご紹介します。

キツネは悪役として描かれることも多い動物です。ただ、個人的に私はキツネが好きで幸せになってほしいと思っています。どちらかといえばヒーローのように描かれているのが好きです。

そのため、話としても穏やかなものを選びました。

キツネ好きの子供に安心して読んであげられる英語絵本、ぜひチェックしてみてくださいね。


キツネの英語絵本 おすすめ6選!

日本語版が出ているものは日本語タイトルも記載しています。

読み聞かせの難易度は3段階(★~★★★)で示しています。

Fox’s Socks こんたくんのくつした

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靴下を無くしてしまったキツネ君。靴下を探し、家の中のいろんな場所を「開けて」探す仕掛け絵本です。
チェストにはベスト、マットの下にはハット(帽子)がありますが、さてソックスはどうかな? と、韻を踏んだ単語のリズムを楽しみつつ、仕掛けでも遊べる楽しい一冊です

英語圏では「Fox」といえば「Socks」と韻を踏むのがお決まりなのか、キツネが靴下でアレコレする絵本は探すとたくさんあります。

こちらの「Fox’s Socks」は、そんな中でも「1ページにつき10単語程度」、かつ「仕掛け付き」と小さな子にも読んであげる側の両親にも嬉しい絵本です。

タイトル
Fox’s Socks
日本語タイトル
こんたくんのくつした
作者
Julia Donaldson (著), Axel Scheffler (イラスト)
難易度
★☆☆

同じシリーズの絵本

キツネは出たり出なかったりしますが、おなじ作者の仕掛け絵本シリーズで色々出ています。

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Fox the Tiger

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トラに憧れるキツネのお話。ある日ふと、「トラになろう」と思いつき自分の体を絵の具でシマシマに塗ります。その姿を見たカメとウサギも段ボールなどを使って思い思いの姿に変身します。でも、突然雨が降り出したことで絵の具が流れてしまい……?

他の何かに憧れることや、今の自分がどれだけ素晴らしいのかをコミカルに、分かりやすく描いています。イラストもとってもカワイイ!!

I am Tiger.” “I am not Fox.“のように、似たようなやり取り・セリフが繰り返されます。短く、テンポも良いため「初めて自分で読む英語絵本」としてもおすすめです

タイトル
Fox the Tiger (My First I Can Read)
日本語タイトル
作者
Corey R. Tabor (著, イラスト)
難易度
★☆☆

同じシリーズの絵本

同じきつねくんが活躍する本はこちら。

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色々出ているようですが、タイトルに(My First I Can Read)と付いていないタイプはちょっと文章量が増えます★★☆くらいかな?

I Love You Because You’re You あなたがだいすき

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「楽しく踊っているときも、恥ずかしがって隠れてしまうような時も、悲しい時も、どんな時でもあなたが大好きよ」と、一つ一つやさしく語り掛ける本。

I love you when…“と繰り返されるフレーズと、温かみのあるイラストが印象に残ります。

タイトル
I Love You Because You’re You
日本語タイトル
あなたがだいすき
作者
Liza Baker (著), David McPhail (イラスト)
難易度
★☆☆

Faraway Fox

人間が住めるように開拓された場所は、かつてキツネが暮らしていた森でした。幼いころの思い出の場所をさまよいながら、人間の様子を遠くから見て不思議に思います。「どうして後ろ脚だけであんなに立っていられるのかしら?」「あんなに穴を掘ってどうするんだろう?

キツネ目線で人間界を語る様子は面白くもあり、寂しさも感じさせます。子ども向けに重苦しくなり過ぎない雰囲気を保ちつつ、環境問題への強いメッセージが込められていると感じます。なんとなく、「平成狸合戦ぽんぽこ」を思い出しました。

タイトル
Faraway Fox
日本語タイトル
作者
Jolene Thompson (著), Justin Thompson (イラスト)
難易度
★★☆

Fox & Chick: The Quiet Boat Ride and Other Stories

仲良しなキツネとヒヨコのお話が3話収録されています。1人で静かにボートに乗る計画をヒヨコにぶち壊しにされたり、日の出を見に行くつもりがヒヨコのせいで遅くなって見れなかったり……でも、2匹は仲良しなんです。どの話も、ほっとするような結末です。

キツネはどこの国でも、いつの時代もトリックスター的な役を割り当てられることが多いと感じます。場をひっかきまわし、トラブルを起こして読者を楽しませてくれるキャラクターは物語には必要不可欠。この本では面白いことに、その役割をヒヨコの方が演じています

コマ割りがしてあるページも多く、絵本とまんがの中間のような本です。
セリフは多めですが、単語はかんたんなものだけを使っているため、楽しくすらすら読めると思います

タイトル
Fox & Chick: The Quiet Boat Ride and Other Stories
日本語タイトル
作者
Sergio Ruzzier (著)
難易度
★★☆

同じシリーズの絵本

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Chronicle Books
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Fox & Chickシリーズは、こっちの本が一応「1巻」。どちらから読んでも問題ないと思います

No Matter What

キツネの親子のお話です。「ぼくがクマになっても、虫になっても、好きでいてくれる?」と次々に尋ねては「もちろん」と返す会話が続きます。

この本も繰り返しのフレーズが心地いいです。セリフごとの言葉の選び方も、「Bug(虫)になってもhug(だきしめて)くれる?」のように、韻を踏んでいる箇所が多いです。

「もし、クマになったら……」と言うシーンでは実際にクマになっているイラストが描かれていたり、子ぎつねの突拍子もない質問はもちろん、イラストでも楽しませてくれる絵本です。

タイトル
No Matter What
日本語タイトル
作者
Debi Gliori (著)
難易度
★★☆

日本と海外の「キツネ」の話

海外のキツネの絵本をご紹介しました。

物語に出てくる動物というのは、もしかしたらキツネがナンバーワンかもしれません。キツネは雑食で基本的にどんな環境でも生きていける動物です。そのため世界各国で、ヒトとの繋がりがずっと何かしらあり、物語に組み込まれることも多いのです。

日本での狐の扱いは、鳥獣戯画や今昔物語、さらには仏教や神道とのかかわりがあったり、その歴史をたどればキリがないほどです。彼らはいたずら好きではあるものの、人間の良きパートナーとして描かれることが多いかと思います。その由来・理由は様々ですが、分かりやすいところでいえば、「ネズミから穀物を守ってくれたから」です。

日本ではそんなバックグラウンドがありますが、さて海外では、キツネはどのように描かれているでしょうか?

描かれ方の違いにも注目しながら、絵本を楽しんでみてくださいね。


他の動物が出てくる英語絵本も見てみたい、という方はこちらから探してみてください。


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