年齢別の【子どもの特徴】を知ろう!

実は以前子供向けの英語講師をやっていました!

子供英語講師になっていろんな年齢の子供達を見てきたからこそ感じることが出来た年齢によって異なる子供の特徴やその時期に合った英語育児のヒントを少しでもお伝えできたらなと思っています。

その前に少しだけこれまでの仕事などお話ししますね。


子供英語講師になる前後

子供の特徴ってなんでわかるわけ?と疑問に思う方のためにも、まずは私がこれまでどんな仕事をしてきたかをざっとお話ししますね。

私の職歴なんて特に興味ない方もいると思うので、なんなら次の見出し『子供の成長を早送りする一日』に進んじゃってくださ〜い。

新卒で某大手英会話スクールに就職

私が最初に選んだ職種はスクール運営(マネジメント)でした。

マネジメントと講師、どちらも選ぶことが出来ましたし、1次面接から最終面接まで毎回『なぜ講師ではなくマネジメントなのか』と聞かれてました。

教えることに少しは興味はありましたが、正直『自分は人に教えるのは向かなそう』と漠然と自信がなかったのでどちらかというと消去法でマネジメントを選んじゃいました(汗)

でもなんかモヤモヤしてたんです。
スクール運営の経験を重ねていくにつれて『英語を教える仕事がしてみたい』と考えるように。
『あ、これだったんだ。』モヤモヤが晴れてきました。

某子供向け英語教室に転職

大人に英語を教えるのであれば、元々いたスクールで職種を変えればよかった話。

でも私は子供向けを選びました。そんな難しい理由はなかったですが、『大人より子供に教えている自分が想像できた』からです。

転職後は、子供に教えるノウハウをみっちり詰め込む厳しい研修が待っていました。

ビジネス英語を教えるのと比べると、子供に教えるのに必要な英語力はそんなにいらないだろうし一見子供向けは簡単そうに見えます。

でも子供が相手だからこそ教えるのってこんなに難しいんだな、奥が深いなと痛感したのを覚えています。

英語講師は3年間やりました。

某スクールで子供向け英語教材の開発

結婚を機に子供向け英語教材の開発をしたり、子供に英語を習わせているママ達の学習相談の対応などをしていました。

英語ママ.com立ち上げ

出産を機に今までの仕事に区切りをつけ、しばらくは育児に専念していました。

2人目を出産して少し落ち着いたのでまた自分の経験を生かして人の役に立つ何かを始めたいと思い、英語ママ.comを立ち上げ今に至ります。


子供の成長を早送りする一日

私の子供英語講師時代の話です。

基本的に時間割はこんな感じでした。※あくまで例です。

10:00〜0歳児クラス(ママ同伴)
11:00〜1歳か2歳児クラス(ママ同伴)
13:00〜3歳児クラス(ママ同伴)
14:00〜4歳と5歳児クラス
15:00〜小学1、2年生クラス
16:00〜小学3、4年生クラス
17:00〜小学5、6年生クラス
18:00〜中学1、2年生クラス
19:00〜中学3年生クラス

1週間を通してこんな種類のクラスをこれくらいの時間帯に教えていたということであって、実際は一日にこんなにみっちりはやっていませんよ〜。

こんなに一日中レッスンをしている先生がいらしたら心から尊敬します(笑)

朝一の0歳児から始まり、夜は中学3年の受験生で終わります。


0歳児はまだ日本語も話せない正真正銘の赤ちゃんです。ママに抱っこされながら、英語の歌を聴かせたり、ママの子育て英語を聴かせたりします。
レッスン中ずっと泣いてる子もいて、ママのフォローに入ったりとたまに保育園状態になります(笑)

1時間毎に教える子がどんどん大きくなるので、毎回まるで一人の子の成長を早送りして見ているかのような感覚になりました。

年齢別 子どもの特徴・英語との関わり方

あくまで自分が講師をしていたときに感じたことですが、子供は年齢によって面白いくらいに特徴がはっきりしています

特に毎時間教える生徒の年齢が上がってくると、その違いが顕著にわかりました。

自宅でお子さんに英語育児をするときにひとつでも役立つ情報があれば嬉しいです。

※個人的な経験を通して感じた年齢別の特徴ですので、その点はご理解くださいね。

0〜1歳

まだ日本語もほとんど出ない

笑顔でのアイコンタクト高めの声のトーンでコミュニケーションをすると良い反応が返ってくることも。

どんなに泣いていても、どんなに遊びに夢中でも耳にはどんな音も入るスペースあります。

0〜1歳児には明るいトーンの歌や読み聞かせCDのかけ流しやママの優しい声での語りかけが一番効果的かもしれません。

ママといつも触れていたい

 

0〜1歳の赤ちゃんにとって、とにかくお母さんとの触れ合いが一番。安心するんです。

 

だから、ママが赤ちゃんを抱っこしたり、お膝の上に座らせたりして、ママに触れている状態で英語に触れさせてあげるようにすると『英語に触れている時=ママに触れている時という認識になり、英語に対するプラスのイメージが育ちます。

 

0歳~1歳の英語について、詳しく書いてある記事はこちら!


2〜3歳

もっともっと日本語を話したい時期

日本語でコミュニケーションができるようになると、ますます『もっとお話ししたい!』という気持ちが育ちます。

この時期は言葉に対して意外とデリケートなので、日本語を話したいのを遮ってまで英語に触れさせようとするのは考えもの。

逆に言えば、この時期に何気なく英語をごく自然に日常生活に取り入れることで英語の存在を日本語と同じように当たり前と思えるようになります。

さじ加減は一人ひとりのタイプにもよります。かけ流しなどちょっと英語を取り入れてみて、受け入れてくれたら読み聞かせ・・・というように少しずつ英語の量を足していくのが賢いやり方。

決して焦らないでくださいね。

自分で出来ることが増えてくる時期

靴が自分で履けるようになったり、トイレに行けるようになったりと、ママの力を借りないで出来るのが楽しくて仕方ない時期ですね。

英語に関しても、何か単語を発したりすることがあれば『一人で言えたね!』など『一人で出来た』ということに注目してあげると良いかもしれません。

 

2歳~3歳の英語については、こちらもヒントにしてみてください。

4〜5歳

なんでも自分でやりたい、やれる自信がつく時期

2〜3歳に比べてもほとんどのことは一人で出来るようになります。

逆に出来ないことがあると悔しい、出来るようになりたいという気持ちが強いです。

英語に触れさせるときも、例えばTouch something red! (赤いものをタッチ!)など『できた!』という達成感を感じられるような遊びをすると盛り上がります。

※シンプルにRed! (赤!)でもママの動きを真似して出来る遊びだから英語が苦手なママも気楽に試せるかも。

男女の差も明確になってくる

この頃になると、自分は男の子、自分は女の子という自覚が生まれ、お友達との性別の違いを意識し始めます

男の子は乗り物系、女の子はおままごとなど興味の違いが少しずつ出てきます。

もちろん乗り物が好きな女の子もいれば、おままごとが好きな男の子もいるので、男女だけで好みが決まるわけではないですけどね。

自分のお子さんの好みが明確であれば、それに関連した絵本などを与えてあげると自然と絵本に手が伸び『読んでみたい』という気持ちにつながりそうです。

小学1、2年生

世界の中心は自分!というくらい自分が大好きな時期

幼稚園や保育園の延長という感じで、何をやるにも自分にとって良い方を選びます。お友達のことはまだまだ二の次のことが多いです。

これは英語学習にはとっても良いことです。

例えばどっちが先にやる?と聞いたときに『一番にやる!』と言う。こういう自分で選んだという感覚があると、不思議と頑張れちゃうんです。

この時期の子供にはとことん自分の気持ちを優先させ、もっともっと自分を好きになってもらうこと、それが英語の成長にもつながります

小学3、4年生

感覚でも出来る、理屈でもわかる

小学校中学年になるとこれまで感覚で覚えてきたものの意味や理由を考えるようになります

かといって急に理屈を説明しないとわからなくなるというわけでもなく、感覚で覚えることもできてしまうのがこの時期。まだまだ柔軟ですね。

恥ずかしさや照れもまだそこまでないので、覚えた英語を一生懸命発表したりするのも得意。

単語を5つ覚えよう!など明確な目標を与えると、やる気満々でやってくれる素直さもまだあります。

小学5、6年生

物事を理屈で考えるようになり、照れも出てくる

語のルールについて関心を持ち始める時期。

一つひとつに『なんでそうなの?』という質問が飛んでくるので、英語が苦手なママは困ってしまうこともあるかも。

大きな声で話す、異性の前で話すことに対して恥ずかしさや照れも出てきます。

英語を話すことは恥ずかしいことではないという感覚になってもらうには、日頃からごく自然に日常に英語を取り入れておくことが大切

中学生

受験のための英語になる

中学校1、2年生はまだそこまでではないですが、3年生にもなると完全に受験を意識した英語学習になってきます。

もちろん受験は人生の一大事。無視できるものではないですが、理想は『英会話』と『受験英語』を分けて考えないことです。

これまでの受験英語は、今後どんどん英会話寄りに変わってくるはずなので。

未就学児のうちから常に英語に触れてきた積み重ねの経験があると、中学生になって突然『今日から受験英語をやる!』という発想にはならないはず。

真の英語力をつけるには、やはり幼い頃からの積み重ねが大切ということですね。

まとめ

 

当たり前のようですが、子供は年齢によって脳や心の発達度合いが異なります。

基本は本記事でお話ししたように年齢毎の特徴としてざっくりひとまとめで良いのですが、もちろんその土台があった上で一人ひとりの個性が表れてくるもの。

英語育児も今のお子さんの年齢、性格や好きなものなどをバランスよく考慮して、マイペースに進めていけたらいいですね。

 


少しでもママ達の英語育児に役立ちそうなネタがあれば、これからも自分の経験上の話をちょくちょく書いていこうと思ってます!




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