【キャラクターでやる気アップ!】楽しく小学校英語を学ぼう。
2020年からは、小学5年生で英語が「正式教科」となり、成績もつくようになります。残念ながら、会話だけのほほんとやっているだけでは文法や単語のスペルは覚えられません。
でもできれば楽しく勉強したいな、という子供たちのために作られた「有名なキャラクターたちが教えてくれる英語の本」というのが、実は結構あります。実際に購入して読んだものも含めて紹介していきますね。
2019年2月発売「名探偵コナンと楽しく学ぶ小学英語」その内容は?
「名探偵コナンと楽しく学ぶ小学英語: これ一冊で小学校の英語がバッチリわかる!」という本です。
2019年の2月に発売された、小学校の英語用の参考書です。
商品紹介によると、「これ一冊をマスターすれば小学校の英語は完璧」だそうです。ほ、本当かな……??
ちょっと気になったので実際に購入し、文部科学省の学習指導要領と照らし合わせながら読んでみました。
参考(学習指導要領):
http://www.mext.go.jp/a_menu/kokusai/gaikokugo/index.htm
そこまで細かくチェックしたわけではありませんが、小学校で習う範囲はほぼほぼカバーしているようでした。最近発売されたものということもあり、上記の学習指導要領を踏まえた上で作られている感じがします。
中身は、
漫画 → 出てきた英文の解説 → 漫画に出てきた単語や、それに関係する単語紹介
という流れで進みます。
漫画は「海外からやってきた転校生とのやりとり」を中心にストーリーが進みます。漫画の中で、簡単なあいさつや、よく使う表現(疑問文や否定文も含む)が登場します。
漫画の後の解説は基本的にはコナンが行い、少年探偵団の仲間が聞き役に回っています。たまに蘭や灰原が解説側に加わります。
漫画だけでなく解説や単語のページも全てカラーなので、それだけでだいぶ読みやすいというか、とっつきやすいと思います。
また、日本語の漢字には全てふりがなが振ってあり、英単語に関しても全てカタカナで読み方が表記されています。
英語をカタカナ表記することについては賛否両論あると思いますが、個人的には賛成です。だって読めた方がいいじゃないですか。せっかく勉強しようとしているのに読み方が気になって先に読み進めないなんてもったいないです。
表記はこんな感じ。結構がんばって表現していると思います。
解説については、良く言えば200ページも無い中で、よく1冊にきれいにまとめたなという感じです。
ですが、かなり超特急で進むので正直「文法」をこの本だけで理解するのは無理があると思いました。
子供向けに限らず、どの参考書にも言えることだと思いますが、1冊だけで何とかするっていうのは残念ながら不可能です。「文法はこれ」「単語はこれ」とそれぞれ自分に合う本があるはずなので地道に探していくしかないです。
最初に言った通り、小学校の英語で習う範囲はカバーしているので「これ一冊をマスターすれば小学校の英語は完璧」は間違ってはいないです。ただ「マスターすれば」の話です。
なので、これだけを読んで「どうしよう、分からない、もうだめだ」と落ち込むことはないです。
何となく読んで、1つ2つ覚えた表現をいつか思い出して「コナン君が言ってたやつだ!!」となるのを目指すくらいでいいと思います。
単語のページは、イラストや表で分かりやすくて良いです。
また、解説の隅っこにたまに出てくる「阿笠博士のつぶやき」というのが、英語学習初心者が「あれれ~?」と思うようなことを解説してくれていていいなと思いました。
私はKindleで購入したのでCDは付いていませんでしたが、紙の本の場合はCDが付いていて、例文などを読み上げてくれるようです(読み上げるのはネイティブスピーカーの方で、コナンの声優さんたちではないです)
「小学校でどんな英語を習うのか全体的に知りたい」「これから興味を持って学べたらいい」「コナンがめっちゃ好き」
そんな子向けです。
この本の内容に沿ったドリルもあります。実際に問題を解いたり書き込んだりした方が覚えられるので良さそうです。
「表現編2」については2019年の10月に発売されています。
普通に洋書で漫画を読むのはどうか?
ここまで読んで「あれっ、漫画が好きなら洋書で漫画読めばよくない?」と思った方は鋭いです。
コナンは英語では「Case Closed」というタイトルの漫画になっています。アマゾンでも洋書が買えます。
巻数は日本のコミックスと同じになっています。72巻はロンドンから帰ってきたあたりです。
英語版の漫画を読むのは勉強方法のひとつとしておすすめではありますが、コナンは初心者向けではないかなと思います。
日本語で例えば、こういうセリフがありますが……
これ、英語で書かれていて、理解できると思いますか? こういう長めの解説が多い漫画なので、かなり苦労するんじゃないかな~と思います。「死亡推定時刻」「死後硬直」「発射残渣」などの専門用語もなかなかの頻度で出ます(笑)
私は昔、デスノートを英語で読もうとしてあまりに難しくて挫折した過去があります。つらかったです。
日本の漫画の海外翻訳版で勉強するなら、最初はドラえもんとかがおすすめです。英語の漫画の読み方に慣れてきたらコナンも読んでみてください。
洋書って高いのでね……難しくて挫折した時後悔するので、一気に買わないように。
ほかにも色々!「キャラクターが教えてくれる英語」の本
さて、コナンの他にもキャラクターものの参考書が出ています。こちらも見てみましょう!
ドラえもん
「ドラえもん」も小学校英語用の本が出ています。
昔からドラえもんは歴史や数学など、いろんなものを漫画で教えてくれるシリーズが出ていますね。私も歴史のを持っていた気がします。
この辺りがここ数年で発売されたものです。アマゾンのレビューでも、面白いと結構好評です。
ちびまる子ちゃん
サンプルを見た限りでは、文法については結構分かりやすく解説している感じがします。
こちらもカタカナ表記つきで分かりやすくて良いですね。
ポケモン
ポケモンの英語学習用の本は小さい子向けですね。レビューで好評だったので、ついでにここで紹介しちゃいます。
学習用というよりは、英語に興味を持ってもらう感じの使い方になると思います。
私は、好きなキャラクターが描いてあるだけで嬉しくて、色々覚えてしまう子供だったので、今の子供たちがうらやましいですね~。