【料理・調理】に関する英語表現一覧まとめ(例文あり!)Part2

料理・調理に関する英語って、実はとっても奥深い!

・「混ぜる」はmix? blend?
・「焼く」って英語でなんて言う?

同じ意味でもニュアンスの違う単語の使い分け、ちゃんとできていますか?

この記事では、調理に関する英語表現(下準備・加熱)を例文を交えながら紹介していきます。

「food」「meal」「dish」?
「料理」の英語表現&「切る」の英語表現はPart1をご覧ください!


調理に関する英語表現一覧

「下準備」の英語表現

洗うwash
皮を剥くpeel / pare
すりおろすgrate
浸すsoak
こねるknead
混ぜるmix / blend / combine
まぶすcoat / dredge 
加えるadd

洗う(wash)

◆例◆
・Wash the vegetables.(野菜を洗いましょう)
・Wash the rice.(お米を洗う)

調理前に野菜を洗うときに使う「洗う」は「wash」が一般的。
「お米を洗う」に関しては、「すすぐ」という意味の「rinse」を使うこともできます。

もっと細かく正確にしたいなら、「wash」はお水でじゃぶじゃぶ洗うイメージに対し、じゃがいもなどをゴシゴシ洗うイメージなのは「scrub」です。

scrub」はお風呂のシーンでも使われます。
・Scrub your body.(体をゴシゴシ洗ってね)

皮を剥く(peel / pare)

peel」は手やpeeler(ピーラー)などを使って皮を剥くことを指し、
pare」はナイフや包丁で皮を剥く意味を持ちます。

◆例◆
・Peel the orange with your hands.(オレンジを手で剥きましょう)
・Peel three carrots with a peeler.(ニンジンを3本皮むき器で剥きましょう)
・Can you pare the peach with a knife?(桃をナイフで皮むきしてくれる?)

すりおろす(grate)

grate」は「すりおろす」という動詞です。
「すりおろされた」=「grated」と他の食材名を一緒に使うととても便利!

◆例◆
・grated apple(すりおろしりんご)
・grated garlic(すりおろしニンニク)

こねる(knead)

パン生地や粘土などをこねる時に使う「knead
もちろん、ハンバーグの生地をこねる時にも使えます。

◆例◆
・Knead the meat well.(お肉をよくこねましょう)
・hand-kneaded noodle(手打ちうどん)

浸す(soak)

◆例◆
・Soak the beans in a little bowl with just enough water.
(小さなボウルに入れた豆を適量のお水に浸しましょう)

soakに「up」がついている場合は、「十分に浸す」(水分をしっかりと含ませる)というニュアンスがプラスされますよ。

混ぜる(mix / blend / combine)

「混ぜる」も色々な意味を持つ単語がある動作です。

一番よく使われるのが「mix」。
ミキサー(mixer)やホットケーキミックスなど、日本でも馴染みがある言葉ですね。
小麦粉と砂糖を混ぜる時にも「mix」を使います。

◆例◆
・Mix the flour and sugar in the bowl.(ボウルで小麦粉と砂糖を混ぜる)

blend」は「mix」の中にも含まれますが、より良いものを求めて混ぜ合わせる時に使われるようです。
例えば、「自分好みの味にブレンドする」こんなふうに使われますね。

◆例◆
・I like to blend coffee together to suit my taste.(好みの味にコーヒーをブレンドするのが好きです)

調味料などをいろいろ混ぜる時に使うのが「combine」。
「2つ以上のものを合わせる」という場面で使います。

◆例◆
・Combine mirin, sugar, and soy sauce in a small pan.(小鍋でみりん、砂糖、醤油を混ぜます)

まぶす(coat / dredge)

coat」は「覆う」という意味があります。
冬に着る「コート」と同じです。コートを羽織るように、食材に小麦粉やパン粉をまぶすと覚えると覚えやすいですね!
dredge」も「まぶす」という意味で使えます。

◆例◆
・Thinly coat the salmon with flower.(サーモンに小麦粉を薄くまぶします)
・Dredge the chicken in flour before frying it.(鶏肉を揚げる前に小麦粉をまぶします)

加える(add)

調味料を加えたりする時には「add」が便利です。

◆例◆
・Add salt to a dish if you want to.(お好みでお塩をかけてね)
・Add the beaten egg little by little.(溶き卵を少しずつ加える)

「加熱する」の英語表現

焼くbake / grill / roast 
茹でるboil
煮るstew
炒める/揚げるfry / deep fry
蒸すsteam

焼く(bake/grill/roast)

英語で「焼く」という表現は色々ありますが、「ベイクドチーズケーキ」「グリルチキン」「ローストビーフ」など、日本でもよく耳にする言葉ですね。

bake」はオーブンでパンやお菓子を焼くときに使われる単語です。

◆例◆
・Bake it in an oven at 170 degrees.(170度のオーブンで焼きます)
・I baked a cake yesterday.(昨日ケーキを焼きました)

grill」は「グリルチキン」やBBQなどのイメージ通り、網の上で直火で焼くという意味があります。魚焼きグリルも「grill」と言われますよ。

◆例◆
・Grill fish with the skin-side down.(魚を皮目を下にして焼きましょう)

roast」はオーブンなどでじっくりと時間をかけて加熱した時に使います。

◆例◆
・Roast marshmallows on a stick.(マシュマロを枝にさして炙る)
・Roast it until brown.(焦げ目がつくまで焼きましょう)

茹でる(boil)

boil」は「茹でる」という意味があります。

◆例◆
・Boil eggs for just under 7 minutes.(卵を7分弱茹でる)
・Boil a potato with skin on. (ジャガイモを皮付のまま茹でる)

「with skin on」で「皮付の」。レシピなどによく出てくる表現です。

煮込む(stew)

コトコト煮込む料理と言えば・・・シチュー!
stew」は「(弱火でコトコト)煮る・煮込む」という意味もありますが、名詞として「シチュー」の意味もあります。

◆例◆
・Stew vegetables.(野菜を煮込む)
・Stew it all night.(一晩コトコト煮込む)

炒める/揚げる(fry/deep-fry)

「アジフライ」とか「いかフライ」など、「フライ」は「揚げ物」という人が多いのでは?
実は「fry」は、どちらかというと少量の油で「炒める」というニュアンスがあります。

◆例◆
・Fry onions until light brown.(玉ねぎを色づくまで炒めましょう)
・Fry up vegetables with a bit of oil.(少量の油で野菜を炒める)

「揚げ物」でイメージするような、たっぷりとした油を熱し揚げる時には「deep fry」が使われます。

◆例◆
・Deep fry fish until golden brown.(魚をきつね色になるまで揚げる)
・Deep fry until crisp.(カラッと揚げる)

蒸す(steam)

「スチーム」・「スチーマー」など、日本の生活でもよく使われる「steam」。
イメージ通り、「蒸す」という意味で使います。

◆例◆
・Steam a sweet potato.(さつまいもを蒸す)


調理で使う表現を集めてみましたが、いかがでしたか?

最近ではSNSを通じて、海外のレシピを目にすることがあったり、逆に日本の食卓を海外に向けて発信している人もいるのではないでしょうか?

同じ言葉でも、ニュアンスの違いを大切にすると、伝えたいことがより正確に伝わります。

日本語訳を丸暗記するのではなく、言葉のイメージを大切にすると、語彙力もアップしますよ!


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