元子ども英語講師が教える【英語を習い始めた子どもに親がしてあげられる5つのこと】
「子どもには英語で苦労してほしくない」
「グローバルな世の中で活躍できるように」
「小さい頃から自然と英語を身につけてほしい」
今や子どもに習わせたい習い事ランキングで必ず上位に入る「英会話」。
でも、
「英会話スクールに入ったからもう安心!」
「オンライン英会話を始めたから、先生にお任せ!」
ではもったいないんです!
こんにちは!
元子ども英語講師として、0歳〜中学生を担当していたちゅみママです。
今回は、私の経験を元に、「英語を習わせたのなら、ぜひこうしてほしい!」という、『英語を習わせる親にしてほしいこと』についてお話しさせていただきます。
・こうすればもっと英語が好きになる!
・こうすればレッスンが更に充実する!
・少しの工夫でより身に付く!
英語を習い始めた子どもに親がしてあげられることを5つご紹介します。
【英語を習い始めた子どもに親がしてあげられる5つのこと】
英会話スクールやオンライン英会話を始めて、そこでホッとしてしまうのは勿体無いです!
試験対策の本を買って満足してしまっているようなもの。
せっかく始めたのなら、より充実した有意義なレッスンにしてほしいものですね。
親御さんにぜひ抑えていただきたいポイントは以下の5つ。
①レッスン内容を共有する
②音源(CDやDVDなど)は必ず聴かせるべし
③褒めて褒めて褒めまくる
④一緒に英語に興味を持ってみる
⑤強要しない
①レッスン内容を共有する
今、お子さんがどんなレッスンを受けているかご存知ですか?
どんな表現を学んでいますか?
レッスン内容を把握することで、レッスン以外でも英語を使う機会を増やすことができます。
例えば、「天気」の言い方を学んでいるとします。
レッスンでは絵のカードを使って、”It’s sunny.” “It’s rainy.”などと練習していることでしょう。
せっかく覚えたフレーズをレッスンがけに留まらせるのは勿体無いですよ!
朝お子さんが起きてきたら、「ほらみて!今日は雨だよ〜。It’s rainy!」なんて言いながらカーテンを開けるのもいいですね。
“Where is ~?”というフレーズを学んでいるのなら、
“Where is your spoon?”(スプーンどこだっけ?)と話しかけてもいいと思います。
子どもが習うのは、大抵日常的によく使うようなフレーズですので、積極的に家庭でも使ってみてほしいです。
それには、
・ちょっとテキストをみてみる
・今日習ったことを聞かせてもらう
など、英語の先生に丸投げせずに興味を持ってあげることが大切ですね。
②音源は必ず聴かせるべし
英会話スクールでもオンライン英会話でも、
「このCDを聴いておいてね。」という宿題が出ることが多いと思います。
私が働いていた子ども英語教室でも、毎週必ず「聞く」宿題を出していました。
毎週同じ宿題だと、段々と聞かなくなりがちですが、侮ることなかれ!
英語はたくさん聞いて聞いて、聞いてなんぼです!
特に小さい子は、自分でCDを聞いたり、DVDをみたりするのが難しいですよね。
だからこそ、ここはパパママのサポートが必要です。
英語はまず耳から!
「聞く」宿題があるときには、きちんと聞かせてあげてください。
椅子に座って、全集中して聞く必要なありません。
朝ご飯の時。お家で遊んでいる時。
BGMのようにかけておきましょう。
③褒めて褒めて褒めまくる
何事にも言えますが、家族から褒められることは子どもにとってこの上ない励みになります。
「すごいね〜!」
「そうなんだ!知らなかったよ〜!」
「さすが〇〇ちゃん/くんだね!」
「ママより英語が上手だね!」
英語を習わせ始めた親御さんの中には、理想が高く焦ってしまい、
「え?まだこれも覚えてないの?」
「これって英語でなんていうの?知らないの?」
「先生が言ってること、日本語にしてみて?」
「発音が違うよ。」
などと、誤った声かけをしてしまう人も。
幼少期から英語を始めるメリットはたくさんありますが、親が熱心になりすぎて『英語嫌い』になってしまったら、元も子もありませんよね。
「すごいね」って言われたから、ちょっと自信がつく。
「ママ知らなかった〜!」と言われたから、もっと覚えたくなる。
小さな積み重ねで、『英語は楽しいな。英語が得意なのかも!』と思わせる。
お子さんの頑張っていることを発見して、どんどん褒めてあげてください!
④一緒に英語に興味を持ってみる
①レッスン内容を共有する でも少し触れましたが、
「英語は苦手だし、先生にお任せ!これで安心♪」はもったいないです。
仲間がいるから頑張れることってたくさんありませんか?
英語が苦手なママは、一緒に英語を学ぶ大チャンス!
「教えよう」としなくていいんです。
例えば、お子さんが「これって英語でなんていうのかな?」と疑問に思った時、
「何ていうんだろうね〜?ママ英語がわからないから、〇〇ちゃん、今度先生に聞いてみて?」というママと
「何ていうんだろうね〜?調べてみようか!」と、すぐに調べてお子さんの知的好奇心に素早く対応してくれるママ。
後者の方が、子どもの知的好奇心はどんどん増していきます。
ありがたいことに、今はスマホやパソコンですぐ発音も調べられる時代です。
一緒に英語に興味を持つことで、子どもの英語に対する気持ちも深まりますよ!
⑤強要しない
「英語を習い始めたけど、全然宿題をやらない」
「毎日英語を聞かせたいのに嫌がってしまう」
「レッスンを嫌がり始めた」
習い事って、思い通りにはいかないものですよね〜!
「あなたがやりたいって言ったから始めたんでしょ!?ちゃんといきなさい!」と怒りたくなる気持ちもわかります。(笑)
でも子どもってそんなものです。
もしこんなトラブルがあっても、「うちの子英語向いてなかったわ」とか「英語が嫌いなのね」と落胆しないでくださいね。
よくよく話を聞いてみると、「英語のレッスンは好きだけど宿題をやるのが面倒くさい」だけだったり、「幼稚園のあとで疲れているのに無理やりオンラインレッスンを入れてしまっていた」だけだったり。
子どもなりに色々理由はあるはずです。
それを無視して、「いいから宿題やりなさい!」「やる気がないの?」と捲し立ててしまっては、子どもたちのやる気の芽がポキっと折れてしまいます。
・宿題をやらない
→毎日のルーティーンに組み込んでしまう(我が家はやることが終わればゲームOKの約束)
一緒にやってみる(丸投げしてませんか?ママに見てもらえると頑張れたりします)
取り掛かりやすいようにする(CDはスマホに取り込んでいつでも聞けるように)
・レッスンを嫌がる
→時間帯の見直し(保育園・幼稚園・小学校後で疲れてない?)
レッスンの何が嫌なのかクリアにする
(グループレッスンが合わない子も。オンラインならマンツーマンでも低価格。)
お話が上手な子、耳がよくてリスニングが得意な子、英語の文字に興味がある子。
私が受け持った生徒さんにも、色々な子がいました。
それぞれの個性を大切に、親御さんが親身になってあげることで解決する問題もたくさんあります。
無理に強要せず、お互いに気持ちよく楽しく英語を学ぶ環境を整えてあげるのも、親しかできない大切なことですね。
まとめ
私の子ども英語講師としての経験を踏まえ、英語を習い始めたお子さんがいる親御さんにお伝えしたいことをまとめました。
いかがでしたか?
せっかくお金を払って素晴らしい経験をさせてあげているのですから、子どもたちの身になるよう、私たち親だからこそできるサポートをして、支えてあげたいですね。