【うさぎ】のオススメ英語絵本
今回は英語で読めるうさぎの本を紹介しまーす。
どうしてうさぎに絞ったのかというと、私はうさぎが大好きだからです。
なので難易度はある程度無視していきます。
ピーターラビット / Peter Rabbit
作者:ヘレン・ビアトリクス・ポター / Helen Beatrix Potter
有名なイギリスのうさぎですね。最近だと実写版の映画が公開されました。
映画は予告しか見ていないのであまり突っ込んだことは言えませんが、ピーターが体を回転させて得意げに「ハッハーッ!!」とポーズを決めたり、マグレガーさんと仲良く(?)過ごしたり
違うんだよな……と思った記憶があります。まあ、あれはあれで面白いと思うのでいつか見ます。
ピーターラビットはシリーズで数冊、本が出ています。無駄のない文章と美しい絵が特徴です。
最初の話は「The Tale of Peter Rabbit」です。
ピーターはマグレガーさんの畑に入ってしまい、見つかって追いかけまわされます。
ピーターのお父さんはマグレガーさんに肉のパイにされてしまいました。それを知っているピーターは「僕ももうだめだ」と泣いてしまいます。
どうにか逃げ帰ることができましたが、着ていた服や靴は無くすし、体はクタクタだし妹たちがおいしそうに夕飯を食べる中、一人ベッドで寝込んでいたり……。
ピーターの気持ちになると涙なしでは読めない話です。あと、肉のパイという単語が頭を離れません。
最初はやっぱり、「The Tale of Peter Rabbit」がおすすめです。
ピーターラビットは、作者のビクトリアスが息子にあてた絵手紙がはじまりでした。
もともと、子供向けだったのです。
にもかかわらず、ときどき難しい単語をためらわずに使用します。
ただ、それは絵を見れば理解できるように工夫されています。
それがピーターラビットという作品の魅力のひとつだと思います。100年以上たった今も愛されているのも納得です。
どんなにきみがすきだかあててごらん / Guess How Much I Love You
作者:サム・マクブラットニィ / Sam McBratney(文)、アニタ・ジェラーム / Anita Jeram(絵)
読み聞かせをするならちょうどいいと思います。
これもたくさんシリーズで出ていますが、おすすめはこれ。ボードブックなので頑丈です。
パペット付き・CD付きとか、いろいろありますね。
小さいうさぎと大きいうさぎが、お互いに相手をどれだけ好きか言い合いをする話です。
手をめいっぱい広げて「このくらい!」と言う小さいうさぎの絵が、とてもかわいかったのを覚えています。
「このくらいすき」「ぼくは、このくらい」という繰り返しが多いので読んでいて・聞いていて大変心地よいものとなっています。
おやすみなさいおつきさま / Goodnight Moon
作者:マーガレット・ワイズ・ブラウン / Margaret Wise Brown(文)、クレメント・ハード / Clement Hurd(絵)
うさぎが寝る前に、身の回りのいろんなものに「おやすみ」をいう話です。
これも「Good night, xx.」の繰り返しが入るので一緒に読むにはいいかもしれません。せっかくだから寝る前がいいかな。
ぼくにげちゃうよ / The Runaway Bunny
作者:マーガレット・ワイズ・ブラウン / Margaret Wise Brown(文)、クレメント・ハード / Clement Hurd(絵)
どこまで逃げても、お母さんはあなたのことを捕まえに行きますよ、といううさぎの親子の話です。
雰囲気的には「どんなにきみがすきだかあててごらん」に近いです。
子うさぎがとんでもない手段で逃げようと策を練るのですが、そのさらに上をいく方法を母親が提示するといった流れです。
「おやすみなさいおつきさま」と同じ作者の本です。まっしろで、ふわふわのうさぎの絵が大好きでした。
「ぼくはサーカスに入って空中ブランコで逃げようかな」「それなら綱渡りして捕まえに行くわ」という会話が延々続きます。
その様子を描いた絵がまたおもしろくて、何度もページをめくりました。
ミッフィー / Miffy
作者:ディック・ブルーナ / Dick Bruna
こちらも有名なうさぎですね。
オランダのうさちゃんなので原文はオランダ語なのですが、本は英語でも出ています。
一冊一冊のページ数が少ない点も、ちいさなお子さんにはおすすめですが正直文章よりも絵を見てほしいですね。
ミッフィーは非常に少ない線と、決まった色で描かれています。
作者のブルーナはマティスの絵を見て「絵ってごちゃごちゃ描かない方がいいんだ」と思いあのシンプルな画面にたどり着いたのです。
余分なものを取り払い、魅力だけが残った画面だからこそ大人にも子供にも魅力的に見えるのだと思います。
魅力的な絵が描いてあれば、何度もぺらぺらと本を見返しますよね。
たとえ親が忙しくて読んでくれなくても、自分で文字が読めなくても何度も何度も見ます。そばに書いてある文字も一緒に、絵として覚えます。
たくさんある中で特におすすめなのがこれ。
ブルーナの自伝のような作品です。
モンドリアンの絵をみて、頭を傾けるミッフィーちゃん。
「この絵はとてもいい」とシンプルで正直な感想を言うミッフィーちゃん。
後々、この本にでてくるミッフィーちゃんの見た作品は有名なアーティストたちの作品だと知ったときは鳥肌がたちました。
私はミッフィーちゃんの絵本を強くお勧めします。ぜひ絵本を子供部屋に数冊置いておいてあげてください。
読めなくても眺めればいい
もしかしたら、ここで紹介した本は最初から英語で読むには難しいものもあるかもしれません。
だったらいっそ日本語を買ってもいいです。
英語を買って、文を読まずに眺める用にしてもいいです。
文章量がちょっと多めかなと思ったのでここでは紹介していませんが、「しろいうさぎとくろいうさぎ」という絵本がありました。
私は幼い頃この本を誕生日にもらって、とてもうれしかったです。
それは日本語でしたが、後々興味を持って英語で読んでみたりしました。 勉強のきっかけのひとつにはなったんではないでしょうか。
この記事を読んで、世界にはこんなにすてきなウサギの本があふれている! ということを知ってもらえたらうれしいです。
いつか「昔大好きだったあの本を英語で読んでみよう」と思ってくれたらいいなぁ。
他の動物が出てくる英語絵本も見てみたい、という方はこちらから探してみてください。