【英語のオノマトペ】子供がよくであう擬音・擬態語
先日「この鳴き声は英語でなんと言うでしょうかゲーム」で子供と盛り上がりました!
そこでふと思ったのですが、オノマトペの日本語と英語の違いって、子どもにとっても大人にとっても面白い!
「この動物って英語でなんて鳴くの?」
「この擬音って英語でなんて表すんだろう?」
「日本語と英語の、擬音・擬態語の違いは?」
子どもが大好きなオノマトペ。
英語圏でよく歌われるマザーグース・ナーサリーソング(英語の童謡)の中でも、たくさんのオノマトペを知ることができます。
この記事では、幼児がよくであう「英語のオノマトペ」を取り上げます。
オノマトペって?(スペル・基礎知識)
オノマトペとは擬音語・擬態語のことを表す言葉です。
「ワンワン」「ブーンブーン」などの音や声を表す言葉を「擬音語」。
「きらきら」「もぐもぐ」など、実際には聞こえないが物事の状態や動きなどを表す言葉のことを「擬態語」といいます。
英語では【onomatopoeia】と表記します。
特に幼児期には、この「オノマトペ」を使った会話が非常に好まれ、童謡や絵本でも、たくさんのオノマトペを耳にしたり目にすることがあります。
日本語と英語のオノマトペの違い
日本語は、特にオノマトペの表現が豊かな言語として有名なのはご存じですか?
雨の降りかたひとつとっても、「ぽつぽつ」「ぱらぱら」「しとしと」「ざぁざぁ」。
オノマトペに溢れた世界で生活していた私たちの感覚では、英語のオノマトペが少し理解しにくいかもしれません。
日本語と英語のオノマトペの違い
・日本語は「音」を言葉にして表現する傾向がある。
・英語は「動詞」「形容詞」などで表現する傾向がある。
例えば、ドアをノックする音を例にとってみます。
日本語では、ドアを実際にノックするとでる音を元に「コンコン」と表すことが多いですが、 英語は、「Knock-knock」と表し、【Knock】(ノックする・たたく)という動詞から派生した言葉だということがわかります。
知っておきたい!子どもがよく出会う英語のオノマトペ
オノマトペにも様々な種類があります。
ここからは、子どもがよく目にしたり耳にすることがある、幼児語に近いオノマトペをご紹介しましょう。
「○○は英語でなんて言うでしょうか~!」
と、クイズを出したら子どもたちも楽しいかも!
どうぶつ編
動物の鳴き声も立派なオノマトペ。
音は同じはずなのに、日本語と英語では表し方が違います。
日本語 | 英語 | |
ねこ | ニャンニャン | meow meow(ミャウミャウ) |
いぬ | ワンワン | bowwow(バゥワゥ) |
うま | ヒヒ~ン | neigh(ネーイ) |
うし | モ~ | moo(ムゥ~) |
にわとり | コケコッコー | cock-a-doodle-doo(コッカ ドゥードルドゥー) |
ねずみ | チューチュー | squeak squeak(スクイーク) |
ひつじ | メェ~ | baa baa(バーバー) |
からす | カァーカァー | caw(コー) |
ぶた | ブヒブヒ・ブーブー | oink oink(オインク) |
猫や犬、牛、羊など、日本語の鳴き声と音が似ている表現もありましたね。
でも、例えば「ねずみ」。
英語では”squeak squeak”(スクイーク)と表されます。
初めて耳にしたときは、「え?どうやっても”squeak”とは聞こえない…。」とビックリしたのを覚えています。(笑)
それもそのはず。
“squeak“はネズミの鳴き声以外にも、
・(人が)キーキー金切り声をあげる
・(赤ちゃんが)キーキー泣く
・(ちょうつがいなどがきしんで)キーキー音が出る
などの場合も使われる動詞の役割をもつ言葉なのです。
これが英語特有の、「動詞」や「形容詞」から派生したオノマトペですね。
英語圏の子どもたちがよく幼稚園などで歌う【Old MacDonald had A Farm】
この曲にも、たくさんの動物の鳴き声がでてきます。
お歌編
マザーグースやナーサリーライムなど、英語圏の童謡にもたくさんのオノマトペがあります。
The Wheels on the Bus
手遊びや色々なパターンの歌詞で愛されているこの曲。
The Wheels on the Bus にでてくるオノマトペ
・round and round (タイヤなどが)ぐるぐる
・swish swish(ワイパーが)シュッシュッ
・beep beep(ブザー音、信号音、車のクラクション音)ビー
・clink clink (お金などがぶつかり)チャリン
・wah wah(子供の泣き声)わぁ~
“swish“は「(つえ・ムチ・尾などを)ヒュっと動かす」という意味を持つ動詞でもあります。
ここでも、音からではなく動詞から派生したオノマトペがありましたね。
“clink“も「(金属・ガラスなどを)カチンと鳴らす」という意味を持ちます。
逆に言えば、オノマトペを知ることで、単語の意味がなんとなくわかる言葉が増えていきます。
Twinkle Twinkle Little Star
♪きらきらひかる~ お空の星よ~♪
でお馴染みのTwinklw Twinkle Little Star にもオノマトペが。
“twinkle“も「(遠くの星や灯火が)きらきら光る」という動詞の意味を持つ言葉です。
番外編
気の利いた項目わけができず、番外編とさせていただきます。(笑)
英語の子ども向け番組や絵本によくでてくるオノマトペです。
あなたはいくつ知っていますか?
チックタック(時計の針の音) | tick-tock |
ポッポー!(汽車の音) | choo-choo |
ビー!(車のクラクション音) | honk |
ブーンブーン(車の音) | vroom-vroom |
ブーンブーン(蜂の音) | buzz-buzz |
チクッ!(刺された時の表現) | Sting! |
むしゃむしゃ、もぐもぐ | munch-munch |
ごくごく | glub-glub |
ピンポーン(ドアベルの音) | dingdong |
ぽたぽた(雨やしずくの音) | drip-drip |
まとめ
同じ音なのに、言語の違いで表し方がこんなに違うオノマトペ。
おもしろい表現がたくさんありますので、「これは何て言うのかな?」と疑問に思った言葉をためておいて、実際に聞いてみるのも立派な英語体験です!
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オノマトペをきっかけに、更に英語の楽しさを感じてもらえると嬉しいです。