【ハロウィーン】が分かる! 英語絵本13選

Trick or treat!” と、子供たちがとなえるハロウィーン。今回は、そんなハロウィーンの時期にぴったりな英語絵本を集めてみました。

「ハロウィーンって、どんなことをするんだろう?」というのが分かる絵本も紹介しています。


ハロウィーン英語絵本 おすすめ13選

日本語版が出ているものは日本語タイトルも記載しています。また、読み聞かせの難易度を3段階(★~★★★)で示しています。

Skeleton Hiccups しゃっくりがいこつ

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Margaret K. McElderry Books
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しゃっくりがとまらないガイコツ。よくある「しゃっくりを止める方法」をあれこれ試しますが、なかなか止まりません。

hic, hic…” としゃっくりをしながらも、歯磨きをしたり掃除をしたり……。ガイコツらしく、ジャック・オー・ランタンを作る、友達のおばけとキャッチボールをするなどの様子も見られます。

しゃっくりが止まらないから、砂糖を口に含もうとしても(ガイコツなので)あごの方からさらさら流れていってしまいます。他にも「ああ~そっか、ガイコツだからなあ」と笑ってしまうような楽しいイラストがたくさん!

英文は “Took a shower.” “Polished his bones.” のように、シンプルなものばかり。英語絵本の読み聞かせはちょっと自信が無いという場合にもおすすめです。

タイトル
Skeleton Hiccups
日本語タイトル
しゃっくりがいこつ
作者
Margery Cuyler (著), S.D. Schindler (イラスト)
難易度
★☆☆

I Spy a Pumpkin ミッケ!

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“I spy a pumpkin.” と書いてあったら、イラストの中からパンプキンを探す。”…a skull.” ならガイコツを探す。

「ミッケ!」です。
子供のころ好きだったという方も多いのでは? 私も図書館に引きこもるレベルではまっていました。私が遊んでいたのは日本語の本ですけどね。
今回改めて英語版を見て思いましたが、一生懸命イラストを探している間はずっと「skull..skull…」と頭にあるはずで、いつの間にかたくさん英単語も覚えられそうです

基本は普通のおもちゃ探しという感じで、ハロウィーンっぽさが出ているページは少ないです。でも、なんだか懐かしくて嬉しくなってしまったので持ってきました(笑)

探す系の絵本はたくさんありますが、やっぱり私の中では「ミッケ!(I Spy)」シリーズが一番です!!

ミッケといえばハードカバーの大きいサイズの絵本というイメージが強いと思いますが、こちらは17.12 x 21.84 cm(A5よりちょっと大きいくらいのサイズ)です。ちょっと出かけるときに持っていくのに便利ですね。

タイトル
I Spy a Pumpkin
日本語タイトル
– ※「ミッケ!」シリーズ
作者
Jean Marzollo (著), Walter Wick (イラスト)
難易度
★☆☆

同じシリーズの絵本

在庫が少なめですが、同じような小さいサイズのものだとこのあたりがあります。

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こちらはよくある大型の絵本。縦30cm! ↓

Halloween ABC

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Nosy Crow
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季節感たっぷり、ハロウィーン関連のモノでABCの絵本。

Aはapple……ではなく、”apple bobbing” のAとして出てきます。(apple bobbingは水に浮かべたリンゴを口だけで取る、ハロウィーンパーティでよく行われるゲーム)

ミイラやフランケン、ゾンビなども登場。Tはもちろん、“Trick or treat” のT

1ページごとに「イラスト + 単語」というかんたんな作りで、丈夫なボードブックでもあるので小さな子におすすめです

タイトル
Halloween ABC
日本語タイトル
作者
Nosy Crow (著), Jannie Ho (イラスト)
難易度
★☆☆

My First Halloween

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Grosset & Dunlap
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ハロウィーンって、みんな何をするの? というのがサクッと分かる一冊です

「ジャック・オー・ランタンを作るよ」「ハロウィーンと言えば黒とオレンジだよ」とかんたんな文章で、一言ずつ紹介してくれます。

ハロウィーン関連の物語をこれからたくさん読みたい・子どもに読んであげたい、という場合は、こういう「かんたんな説明書」的な本を最初に一冊読むのもいいかなと思います。

タイトル
My First Halloween
日本語タイトル
作者
Tomie dePaola (著)
難易度
★☆☆

Boo!

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Candlewick Press (MA)
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こちらも「ハロウィーンって、こんな感じ」という絵本。先に紹介した「My First Halloween」より、もう少し物語的というか、娯楽度の高いものになっています。

文字も大きくて読みやすく、イラストも子供ウケしそうなタッチと色使いです。

大人気、パトリセリの「赤ちゃん絵本」シリーズの中の一冊。バイリンガル版(日英併記)が出ているものもありますが、このハロウィーンの本は無いようです。(2020年8月時点)
こちらのシリーズのファンだという方は、この機会にぜひチェックしてみてください。

タイトル
Boo!
日本語タイトル
作者
Leslie Patricelli
難易度
★☆☆

One, Two…Boo!

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こちらは「数を数える」ハロウィーンの本扉を開いたり、カーテンをめくったりの仕掛け絵本です。文字も少なく、これといってストーリーはありませんが、単純に仕掛けをパタパタするのを子供は喜びそう。

英語面では “in the kitchen” “on the bookshelf” など、「覚えようと思うと難しい」前置詞付きフレーズが意外と豊富です。幼いうちはパタパタしていただけでも、大きくなってから「あの本のあのページ、onが使われてたなあ」と役に立つかもしれませんね。

タイトル
One, Two…Boo!
日本語タイトル
作者
Kristen L. Depken (著), Claudine Gevry (イラスト)
難易度
★☆☆

Goodnight Goon

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G.P. Putnam's Sons Books for Young Readers
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“Goodnight Moon” のパロディです。なんとニューヨークタイムズのベストセラー1位

ウサギの本の紹介記事でも取り上げた「Goodnight Moon(おやすみなさいおつきさま)」は、子ウサギがお部屋の中のいろんなものに「おやすみ」を言っていくお話でした。こちらの「Goodnight Goon」では表紙のモンスターが主人公です。原作と同じく、身の回りのものに「おやすみ」と挨拶していきます

かなり凝ったパロディです。
挨拶する対象がコウモリだったりガイコツだったりするのもおもしろいですし、Goodnight Moonで出てきた「3匹のクマの絵」は「3人のミイラの絵」になっていたり、可能な限りで原作に寄せているのも笑えます。
いい感じに変えてきている最後のオチも「上手い!」と思いました。

文章に関しても原作同様、”Goodnight, ○○” の繰り返しが多くを占め、それ以外も分かりやすいものばかりです

タイトル
Goodnight Goon: a Petrifying Parody
日本語タイトル
作者
Michael Rex (著, イラスト)
難易度
★☆☆

同じ作者の絵本と原作

紹介したGoodnight Goonは、原作のGoodnight Moon(Margaret Wise Brown作)を読んだことがあればより楽しめる絵本です。読んだことがないという方はこの機会にぜひ。かわいくて、いい本ですよ。

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同じくMargaret Wise Brown原作の「The Runaway Bunny(ぼくにげちゃうよ)」のパロディもあります。

原作はこちら。↓

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HarperCollins
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Little Blue Truck’s Halloween

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Houghton Mifflin
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青いトラックと運転手のカエルくん。ハロウィーンパーティの前に、友人たちを一人一人迎えに行きます。すてきなコスチュームを身に着け、顔にはマスクも。あれは誰かな? 仕掛けをめくって答え合わせ

一見、文章が多めに見えるかもしれませんが、よ~く見るとほぼ同じ文章の繰り返しです。

Who do you see?” と読んだ後、ページの一部をめくることができるようになっています。この仕掛けの付け方もおもしろいですね。「仕掛けをめくる前の文章」を親が、「めくった後に出てきた文章」は子供が読む、という遊びもできるかも。兄弟がいれば子供同士でも!

牛は “Moo!” 豚は “Oink!” など、動物の鳴き声も色々でてくるので「英語だとこうやって言うんだ!」という発見もありそうです。

タイトル
Little Blue Truck’s Halloween
日本語タイトル
作者
Alice Schertle (著), Jill McElmurry (イラスト)
難易度
★★☆

Boo Who?

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Cartwheel Books
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こちらも「だーれだ?」といって仕掛けをめくる、という作りの絵本です。

例えば、“Who is that in the pointy hat?” → (仕掛け部分をめくって)”A witch.” というように、”Who…?” と答えがひたすら繰り返されます。

一つ上で紹介した「Little Blue Truck’s Halloween」は、やっぱりちょっと文字が多くて疲れるなあ……と思う場合はこちらがおすすめ

タイトル
Boo Who?: A Spooky Lift-The-Flap Book
日本語タイトル
作者
Joan Holub (著)
難易度
★☆☆

Big Pumpkin おおきなかぼちゃ

大きく育ったかぼちゃ。これでパンプキンパイを作って食べたい魔女ですが、大きなかぼちゃはびくともしません。おばけやバンパイアが次々とやってきて手伝います。でもやっぱり動かないかぼちゃ。最後に現れたのは、ちいさなコウモリでした。

ロシア民話の「おおきなかぶ」のようなお話です。

文章量・全体の長さは、「絵本にしては結構ある」印象。ただ、物語の流れとして「登場人物が何度も同じ行動をする」ので必然的に英文も似たようなものが繰り返されます。

徐々に何かが増えていくことや、がんばったら暗唱できてしまいそうなリズミカルな文章。日本の「寿限無」的なおもしろさがあるように思います。

タイトル
Big Pumpkin
日本語タイトル
おおきなかぼちゃ
作者
Erica Silverman (著), S.D. Schindler (イラスト)
難易度
★★★

What’s in the Witch’s Kitchen? まじょのキッチン

タイトル通り「魔女のキッチンにはなにがあるかな?」と見ていく仕掛け絵本です。

この絵本は本当に仕掛けがおもしろい!
ページにくっ付いた小さい紙をペロンとめくるのは、よくある仕掛け絵本。この絵本は「両側から」めくれるようになっています。右か左、上か下。めくる方向によって出てくる絵が変わります

ハロウィーンらしさもしっかり取り込んでいて、出てくるのはだいたい「お菓子」か「ちょっと不気味なもの」のどちらかです。右にめくるとポップコーン、左にめくるとカエルの卵が出てきたりします。

また、出てくる組み合わせごとに単語で韻を踏んでいるのも英語絵本ならではの面白さです。先ほどの例はそれぞれ “toffee popcorn” “slimy frogspawn” となっています。”tea” と “wee” なんてのもありました。

仕掛けのところがすぐぼろぼろになっちゃうかもしれませんが、小さな子が喜びそうです。

タイトル
What’s in the Witch’s Kitchen?
日本語タイトル
まじょのキッチン
作者
Nick Sharratt (著, イラスト)
難易度
★★☆

Ghost in the House

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気味の悪い家の中、オバケくんはある音を聞きました。そこにいたのはミイラ。今度は2人でうろついていると、また音が聞こえて……? 最後は、おばけたちも怖がるモノが登場します!

オバケくんの友達が1人ずつ登場する絵本です。数えることを教える本でもあるようですが、リズムのいい文章も印象に残ります同じフレーズの繰り返しなのもあって、子供はすぐ覚えてしまうかも。

タイトル
Ghost in the House
日本語タイトル
作者
Ammi-Joan Paquette (著), Adam Record (イラスト)
難易度
★★☆

It’s the Great Pumpkin, Charlie Brown スヌーピー

スヌーピーのハロウィーンの話です。

主人公・チャーリーブラウンの友人、ライナスは「ハロウィーンの夜にはかぼちゃ大王(the Great Pumpkin)が現れる」と信じています。手紙を書き、かぼちゃ畑でずっと待ちます。みんなが仮装やパーティを楽しんでいる間もです。果たしてかぼちゃ大王はやってくるでしょうか?

スヌーピーばかりみて育った私としては、ハロウィーンといえばこのスヌーピーの話を思い出します。チャーリーブラウンは “Trick or treat!” で(お菓子でなく)必ず石を貰うんですよね。

個人的にとても好きなエピソードなので紹介していますが、絵本は結構長いし難しいかもしれません。スヌーピーが好きで、気合で読むという人向けです

タイトル
It’s the Great Pumpkin, Charlie Brown (Peanuts)
日本語タイトル
作者
Charles M. Schulz (著), Kara McMahon (Adapter), Scott Jeralds (イラスト)
難易度
★★★

絵本が難しいならアニメで

アニメもあります。タイトルは「スヌーピーとかぼちゃ大王」です。

絵本では端折られている場面もあるように感じました。アニメではハロウィーンパーティの様子がもう少しじっくり描かれていて、ルーシーがapple bobbingをするシーンもあったと記憶しています。

先にアニメを見てから、絵本を読むのもいいかも。


絵本でもハロウィーンを楽しもう!

ハロウィーンはキリスト教のお祭りではありません。古代ケルト人の、日本でいうお盆のような行事です。10月末には先祖の霊が家族に会いにやってくると信じられていました。

この時、悪霊も一緒にやってきてしまうので人間たちは自分の身を守らなければなりません。なので、びっくりさせて追い払うため、もしくは仲間だと思わせるために「怖い仮装」をしていたのです。

今では宗教色が薄れ、「ハロウィーン=仮装パーティ」というイメージが強く、必ずしも「怖い恰好」をするわけではなくなっています。ですが定番は、やっぱり魔女やドラキュラ、ちょっと不気味なもの。それらをモチーフにしたお菓子やおもちゃもたくさん販売されます。

ぜひ絵本でも、ハロウィーン気分を味わってくださいね。


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