【ディスコースマーカー】を意識して英文を読みやすく! 一覧で見てみよう!
今回は、前回の記事で触れた「ディスコースマーカー」を使い方別に分け、詳しく紹介します。
ディスコースマーカー(Discourse marker)とは、文を接続する論理マーカーのこと。”but” や “however” は逆説を、”so” や “hence” は結果を表すディスコースマーカーです。
この記事では、ディスコースマーカーを以下の5つにジャンル分けし、ご紹介します!
- 逆説(A ⇄ B)
- 言い換え(A = B)
- 例示(A = A’)
- 結果(A → B)
- 追加(A + B)
英語のディスコースマーカー一覧
ディスコースマーカーの後に重要なことが書かれていることが多い! 丸暗記しようとせず、英文を読みながらマーカーを探すようなイメージで読みます。
逆説(A ⇄ B)を表すディスコースマーカー
「~だけど」「でも」といった意味になるものが、【逆説】のディスコースマーカーです。
but
しかし / だが
yet
まだ~ない
however
しかしながら
nevertheless
それにもかかわらず
although
~だけれども / ~にもかかわらず
though
~だけれども / ~にもかかわらず
on the other hand
一方で
still
依然として
instead
それよりも / その代わりに
rather
むしろ
while
一方で
whereas
~である一方で
in contrast
これに対して / ~と対照的に
conversely
逆に / 反対に
on the contrary
それどころか
meanwhile
その一方で
言い換え(A = B)を表すディスコースマーカー
【言い換え】のディスコースマーカーはその名の通り、「言い換えれば~」といった意味のものです。「つまり」と訳すことも多いですね。
in other words
言い換えれば / つまり
or
または / あるいは
that is (to say)
すなわち
i.e.
すなわち
which is
つまり
which means
という事はつまり
it means
つまり
shortly
手短に言うと
in short
要するに
in fact
実際は
indeed
確かに / いかにも
in a word
ひと言で言えば / 要するに
in brief
手短に言えば
specially
特に
in a nut shell
きわめて簡潔に言えば
to put it another way
別の言い方をすれば
:(コロン)
※この記号の直後に補足説明がくる
-(ダッシュ)
※この記号の直後に補足説明がくる
例示(A = A’)を表すディスコースマーカー
「例えば~」と、例を示してくれる目印が【例示】のディスコースマーカー!
for example
例えば
e.g.
例えば
for instance
例えば
such as
〜のような
including
~を含めて
needless to say
言うまでもなく
like
~のように
say
例えば
in particular
特に / とりわけ
especially
特に / なかでも
suppose
~だと仮定する
take ~ as an example
~を例に取る
not to mention
言うまでもなく
to say nothing of
言うまでもなく
let alone
~はもちろん / 言うまでもなく
when it comes to ~ing
~ということになると / ~に関して言えば
結果(A → B)を表すディスコースマーカー
文字通り【結果】を表します。
so
なので / したがって
thus
それゆえに
therefore
なので / したがって
because of this / that
それに伴い
for this / that reason
そういったわけで
hence
それゆえに
as a consequence
結果として
consequently
結果的に
accordingly
それに応じて
as a result
結果として
the result is
結果は
this / that is why
そういうわけで
this indicates that
~(that以下)ということを示している
so that
そのため
such that
そのような
thanks to ~
~のおかげで / ~のために
due to ~
~のため
owing to ~
~のせいで / ~が理由で
追加(A + B)を表すディスコースマーカー
「それから~」と【追加】の情報を出してくる目印のディスコースマーカーです。
and
そして
also
また
too
~もまた
in addition
加えて
additionally
さらに
moreover
そのうえ
besides
~の他に / また
futhermore
さらに
what is more
さらには / その上
more importantly
何より / それはさておき
not only A but also B
AだけでなくBも
on top of that
それに加えて / その上に
another thing is
さらに
as well as
~と同様
not A alone but also B
AのみならずBもまた
at the same time
同時に
;(セミコロン)
※接続詞の代わりに使い、文章をつなぐ
ディスコースマーカーを探してみよう
ディスコースマーカーを意識すると、英文がぐっと読みやすくなります。
試験の長文読解で体力が消耗しているときや、時間が本当に無い時は「とりあえずこの辺だけ読んじゃえ!」という助けにもなってくれますよ。