【2021年】共通テストの英語は「難しくなった」? 問題数や内容をチェック!

2021年1月、大学入学共通テストが行われました。
ネット上では、これまでのセンター試験とはかなり変わった、といった意見が多く見られます。

この記事では「英語(筆記・リスニング)」に焦点を当て、これまでとどう変わったのかを見ていきます。また、今後共通テストの英語についてはどのような勉強方法がオススメなのかも最後に紹介します。


共通テストの英語は全体的に「増えた」

筆記試験(リーディング)では、これまでのように発音を問う問題、空欄補充、並び替えといったものは全てなくなり読解問題のみになりました。
つまり、一瞬見てぱぱっと答えられる問題がなくなったということです。「前半の虫食い問題で点数を稼ごう」ということができません。「長文は苦手」なんて言ってられなくなってしまいました。

序盤こそ短めの読解問題となっていますが、それなりに集中して挑む必要があります。

リスニングについては全体的に問題数が増加しています。かなり長めの講義を聞いて答える問題もあり、音声を聞けるのは一度のみ、と難易度も上がっています。リーディング同様、こちらも集中力がカギです。

次は問題数や配点について、もう少し詳しく確認してみましょう。

筆記試験の問題

以下が問題数と配点の表です。左側が2021年(今回)のもの、右側は2020年のものです。

大問
2021年
2020年
大問1
5問
(10点)
7問
(14点)(7%)
大問2
10問
(20点)
16問
(47点)(23.5%)
大問3
5問
(15点)
4問
(33点)(16.5%)
大問4
5問
(16点)
8問
(40点)(20%)
大問5
5問
(15点)
5問
(30点)(15%)
大問6
8問
(24点)
6問
(36点)(18%)

※2020年までの試験は200点満点、2021年からは100点満点。

以前までのセンター試験では、単語の発音やアクセントを問う問題、空欄補充などが前半(大問1~2)に出題されていました。ココだけで200点満点中61点(=30.5%)を稼ぐことができました。

でも、今回からはココがなくなって全部リーディングになっちゃいました。
試験勉強となると「どこを捨てるか」考えることもあると思います。が、英語については「長文を捨てる=筆記を全部捨てる」になってしまうので結構キツイですね。

内容としてはメールの文章や表、グラフなどを読み取る問題が多くを占めていました。

グラフなどの図はヒントになります。長文が苦手でもこれはチャンスです。文章のみの羅列では辛すぎるので、ちょっと配慮してくれた感じかもしれませんね。

リスニングの問題

続いてリスニングの配点表です。

大問
2021年
2020年
大問1
7問
(25点)
6問
(12点)(24%)
大問2
4問
(16点)
7問
(14点)(28%)
大問3
6問
(18点)
6問
(12点)(24%)
大問4
9問
(12点)
6問
(12点)(24%)
大問5
7問
(15点)
大問6
4問
(14点)

※2020年までの試験は50点満点、2021年からは100点満点。

今回から大問が2つ増えました

内容に関してですが、リスニングでもグラフ・表が頻繁に登場しています。リーディング同様こちらも問題用紙をパッと見て、「どんなことを話すのか」の予想がつくので選択肢に文章だけが並んでいるよりはマシです。ここで点を稼ぎたいところです。

難易度を上げているのは、音声の流れる回数によるところだと思います。
英文が流れる回数は、大問1~2が2回ずつ、大問3以降は1回のみです。(2020年は全て2回ずつ)

特に大問6に関しては長い抗議文となっていて、一瞬でも集中力が切れると取り返しがつきません。大事な数字なども聞き逃さないようにしなければなりません。

また、音声はアメリカ英語だけでなくイギリス英語や日本人の話す英語も流れたようです。


共通テストの英語はどう対策する?

筆記試験では発音・アクセントを問う問題が消えました。「発音を筆記でテストするのってなんか変じゃない?」「その分リスニングを増やせばよくない?」という考えがあるのかもしれません。

試験対策としては(共通テストに特化したの参考書での勉強を除くと)、筆記もリスニングも「普段から長い英文に慣れておくこと」が一番かと思います。

「ライティング(自由英作)やスピーキングは無い」「リスニングで長い抗議文を扱う」「リーディングが多い」「表などを多く扱う」という点から、全体的にTOEFL Junior Standardの出題形式に似ているという印象を受けました。

TOEFL Junior Standardについてはこちらの記事でくわしく解説しています。

実際に受験しなくてもいいので、勉強をしてみるのも効果的だと思います。

ただ、TOEFLはアメリカ英語です。共通テストのリスニングでは非ネイティブの英語も取り入れてきているようなのでそれにも慣れておく必要があります。

オンライン英会話を習っている場合・習おうとしている場合は様々な国の先生を講師として選んでみてください。ポッドキャストを活用するのもいいでしょう。インタビューは多国籍の発音が聞けるのでおすすめです
ポッドキャストについてはこちらの記事にまとめてあります。


形式が大きく変わった「共通テスト」の英語。リーディング、リスニング共に、いかに集中して取り組めるかがポイントです。「普段から少しずつ、5分~10分」も大切ですが、「1時間、休憩を挟まず集中して英文を読む・聞く」といったトレーニングもしておくのをおすすめします。


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