【中学受験で英検】を優遇する中学校が増えている!東京など対応地域についても解説。
今や小学生でも当たり前のように英検を受ける時代になりつつあります。特に中学受験を考えているお子さんやママは、英検は無視できない試験となってきていますよ!
首都圏での英検優遇校はどれくらいあるの?
まず厳密にいうと首都圏ってどこからどこまで?とちょっと自信がなかったので(笑)調べたら茨城県、栃木県、群馬県、埼玉県、千葉県、
※首都圏整備法第2条第1項および同施行令第1条に基づいて「首都圏」と定義されている。
その1都7県の中学校の数を調べたら、約3000校ありました。
そして、首都圏模試センター調べによると2019年の中学入試での英検優遇校は首都圏で125校。
首都圏の全ての中学校の約4%が中学入試に英検を採用しているということです。4%と聞くと、そこまで大きい数字には聞こえないかもしれませんが、そもそも小学生で英検を受けること自体昔では考えられなかったのでこれは大きな進歩だと思います。
私は大学の時に英検1級を取得しましたが、そもそも英検を初めて受けたのは中学1年生でしたので(^^)
どんな優遇が受けられる?
先日大学入試で来年4月から導入されるはずだった英語民間試験が2024年に先延ばしになったニュースがありました。
一方で今回取り上げたように中学受験での英検優遇は進んでいるようですね。
では実際にはどんな風に受験に優遇されているのでしょうか?
学校によって優遇方法が異なるので詳しくは学校毎に調べる必要がありますが、一般的な基準をご紹介しておきますね。
点数に加点される
入試で取った点数に加点される優遇方式です。英検を持っていることによって、1点、2点で合否を争う際に圧倒的に有利になります。
学校によって級の条件が異なるのでそこはご自身で要チェック!
判定に優遇される
英検を持っているということを合否の判定の際に考慮される優遇方式です。
上記の加点式とは違って少し曖昧な部分がありますが、やはり小学生のうちにすでに英検を受験して合格しているということ自体が大きな実績なのでそこを考慮してくれるんでしょうね。
出願条件に加わる
ほとんどの場合は推薦入試に該当しますが、英検を持っていることによって英語力を重視した英語入試や推薦入試の出願に有利になることがあります。
英検は何級を取れば優遇されるの?
中学入試の場合は、大体4級、3級から優遇されることが多いようです。学校によっては5級もあるのでそこはやはりご自身で各学校の受験要項などを確認した方が賢明です。
ざっと調べた限りでは、3級を取っていればまず間違いなく英検を受けたことによる大きなメリットを感じられると思います。小学生で3級を取れている時点で相当優秀ですからね(^^)
まずは5級、そして出来れば4級くらいの気持ちで臨めたらいいですね。
中学受験しないなら英検は必要ない?
『別にうちは中学受験はしないし、小学生で英検を取る必要はないかしら』
もちろんそういう考えもありです(^^)
ただ英検が受験に有利になるようになったのは最近の話なので、受験をしない人は英検を持っている必要がないということではありません。
個人的には小学生のうちから遊ぶ時間を削ってまで英検合格にこだわる必要はないとは思っていますが、それでも何かしら英語に触れている普段の成果を確認できる場所として英検を選ぶことには大賛成です。
ただ、お子さんの性格によっては最初から『不合格』を突き付けられるとなんとなく英語への自信を無くしてしまったり英検への苦手意識を作ってしまうきっかけにもなり得ます。そんな時は合否判定のない英検ジュニアからスタートしてみるのも良いと思います(^^)
大事なのは合否ではなく、『試験を受ける』ということに慣れること、そして成果が目に見えることで自信ややる気につなげるということですからね。