【語りかけ】英語が苦手でもできる方法を解説!※参考動画あり
「英語の語りかけ」と聞くとどんなことを想像しますか?
英語育児を始めようと色々な情報を集めると、【英語の語りかけ】というワードに出会うと思います。
英語がペラペラのママやパパじゃなきゃできないこと?
家でずっと英語で話しかけなきゃだめ?
ママの発音で大丈夫なの?
どんな言葉を英語にすればいいの?
この記事では【英語の語りかけ】にフォーカスをあて、
英語が得意なママはもちろん、苦手なママでも「まず始めてみよう!」と思えるような情報をお伝えします。
【英語の語りかけQ&A】
英語が得意で流暢にしゃべれるママじゃないとできない?
答えはNO。
【英語の語りかけ】は英語が苦手でも、だれでも簡単にできます!
なぜママやパパからの語りかけが効果的だと言われているのでしょうか。
それは、乳幼児は、動画など一方的なものだけでなく、コミュニケーションとしての言語を体験することで、その言葉を言語として認識すると言われているからです。
子供にとって、一番身近な親が話す言語は、最高のコミュニケーション体験なのです。
元々バイリンガルのママでさえ、親子間の英会話で英語力を伸ばすのは並大抵のことではありません。
【英語の語りかけ】は、英語へのハードルを下げ、「勉強をしなければいけない教科」としてではなく「コミュニケーションのツール」としての英語と出会わせてあげる、最高のきっかけになります。
英語の割合はどれくらいがいいの?
これはママ一人一人の環境によりますが、
大切なのは、無理なく、日常生活に取り入れられる割合で続けるということです。
英語を教え込もうとしてはいけません。
まず、子どもとのふれあいの時間を大切に。
特に1歳前の赤ちゃんは親子のふれあいから「パパやママに可愛がられている」という経験をし、その上で言語の発達がなされます。
英語で語りかけることに必死になって、使い慣れていない表現を使ったり、
セリフのようになっては本末転倒です。
無理をしないで、毎日続けられそうな部分を英語にしてみましょう。あくまでコミュニケーションの一部です。全部の日常会話を英語にする必要は全くありませんよ。
日本人のママの発音で大丈夫?
YES!大丈夫!全く問題ありません!(^^♪
日常生活に少し取り入れるくらいでは影響しませんのでご安心を。
でも、子供との会話を全部英語でやるなら、ママの訛りやくせが似ることはあるかもしれません。日本語だって同じですよね?
それに、発音は大人になってからも十分直せます!
子供は素晴らしい耳を持っていて、正しい音に修正していく能力があるんですね。
例えば、家庭では関西弁の子供が小学校では標準語を話したり。
学校で耳にする、先生や友達の会話や、テレビで聞く標準語を自然と理解し、自分のものにしているわけです。
「これで発音合ってるのかなぁ?」と不安になる気持ちもわかりますが、
まずは「コミュニケーション」。一言で「英語」と言っても、イギリス、アメリカ、オーストラリア、カナダ、インドなどなど、その国によって訛りもあります。
なのでそこは気にせずに、どんどん語りかけてあげてください。
並行して、CDやDVD、動画等でアメリカ英語、イギリス英語を聞かせてあげると更に良いと思います。
英語の語りかけ 参考動画と本の紹介
じゃあ実際どんなふうにやればいいの?
百聞は一見に如かず!ということで、参考動画のご紹介です。
おすすめ動画
バイリンガルベイビー
日本人の男性と国際結婚をした、アメリカ人のアイシャさんの2人のお子さんとの日常のやり取りを観れるチャンネル。
私もアイシャさんのファンでよく見るのですが、愛情たっぷりの英語表現が満載で、ほっこりするのでおすすめです!
YOUR ENGLISH with Sayuri
野田早百理(のださゆり)さんは、【一流が育つバイリンガル教育法】を実践しながら、『3ヵ月で絶対英語感を育て、最短一年で《聞く話す読む書く》力を身に付ける!』世界標準の英語力を親子で一緒に身につけるオンラインスクール【ファーストクラスチャイルドアカデミー】の学長さんです。
こちらの動画は語りかけのフレーズやコツを学べますよ。
中でも、カンタン子育て英語フレーズ!のシリーズは、
1分~5分ほどで英語の語りかけに使える表現を学べておすすめ。
おすすめの本
最近は、英語育児や英語の語りかけについての本がたくさん出ています。
簡単で、でも学校の授業では習わないような表現が詰まっている、
そんな「痒い所に手が届く」本は一冊手元に置いておくと安心です。
簡単な英語のフレーズが載っていて、音声もついている本を選びましょう。
私がおすすめするのは
●ヘンリーおじさんの英語で子育てができる本
●井原さんちの英語で子育て―超使いやすい!表現集の決定版
●1日5分からの英語で子育て
です。
この3冊は別の記事で詳しくご紹介していますので、気になる方はこちらをどうぞ!
おすすめのフレーズ集
日常生活の一部に英語を取り入れてみようということで、
ここではお風呂の時間に使える英語の語りかけフレーズをご紹介します。
①Let’s take a bath! (お風呂に入ろう!)
②Let’s take off your clothes. (お洋服脱ごうね)
③Splash! Splash! This is fun! (パシャパシャ!楽しいね!)
④Let me wash your hair. (髪の毛洗おうね)
⑤I shower your soap. (泡を流すよ)
⑥Let’s get in/out.(入ろうね。/出ようね。)
⑦Count to ten, and you can come out. (10まで数えたら、あがろうか)
⑧Do you feel better? (気持ちよかった?)
⑨Don’t forget your toys. (おもちゃ忘れないでね)
⑩Let’s put on your pajamas. (パジャマを着よう)
全部で10フレーズあげてみました。
まずは短いセンテンスの文で十分ですので、参考にしてみてください。
不安な人は、カンペもありだと思いますよ!
お風呂で使う表現をお風呂に貼っておく。
玄関で使えそうな表現を玄関に貼っておく。
注意するのは、棒読みにならず、自分の心からの声として子供に語りかけること。
気負いせず、ママが楽に続けられるよう工夫して楽しめるといいですね!
語りかけのポイント・コツ
心からの表現をしよう
英語で語りかけをするのは、「英語をたくさん覚えさせよう!」という意味合いではありません。
ですから、自然と出てくる言葉を英語に置き換えるところから始めてください。
文法が気になってしまうくらいなら、その表現はまだ使わなくて大丈夫です。
子供との心からのふれあいを大切に。心から語りかけることが大切です。
短く、簡単な表現を、ゆっくりと、繰り返す
子供に話しかけるときは無意識に、わかりやすい言葉を選び、
ゆっくりはっきり伝えているはずです。
赤ちゃんにご飯を食べさせて「よーくもぐもぐしようね~。おいしいね~!」とは言いますが、「はい!しっかり上顎と下顎を動かして~咀嚼の練習だよ~。煮干しと昆布のだしわかるかな~?」とか言いませんよね(笑)。
英語も同じ。
例えば英語で保育を行うプリスクールでも、簡単な表現をくり返し使っています。
あるプリスクールでは”Let’s~”で声掛けをし、みんなに定着してきたころに”Shall we~?”を使うなど、少しずつ言葉の幅を広げていくそうです。初めは、たくさんの表現を聞かせてあげることより、毎回同じフレーズを使うことが効果的。
子供は何度も同じ言葉に出会うことで、その時の状況から言葉の意味を自然と理解し、自分のものにしていきます。
NHK Eテレの人気番組「いない いない ばぁ」でも、雨を題材にしたお歌を歌ったあと、実際の雨の映像が出てきたり、エンディングで登場人物たちが雨についてお話したり、あの手この手で「雨」というワードを何度も体験できる工夫がされていましたよ。
生の体験と言葉を結びつける
せっかくの英語のコミュニケーションを体験できるわけですので、
ぜひ生の体験と言葉を結びつけてみましょう。
絵本で読むhotより、真夏にお出かけする時に家を出て感じる”HOT!”
動画の”Up and down”をただ見るより、一緒に体を動かしながら”Up and down.”
お風呂で体を洗いながら”Let’s wash your ~(体のパーツ).”
ヘレンケラーの有名なシーン、水を手にいっぱい感じながら”Water”を覚えるように、
5感を使った体験と言葉やフレーズを結びつけてあげると、
より理解しやすくなりますよ。
訳さない 日本語と混ぜない
ついやってしまいたくなるのですが、
「Let’s wash your hands. お手て洗おうね~」と、
せっかく英語で話した後に、良かれと思って日本語で解説をしてしまう。
これはやめておきましょう。
子供はコミュニケーションを通して、知らない言葉でも、置かれている状況や声色、目線をよく観察してその言葉を理解しようとします。
もちろん、状況によっては柔軟な対応が必要ですが、ぜひぐっとこらえて子供の言語学習能力を信じてみてくださいね。
そしてルー大柴さんのような英語の使い方もおすすめはできません(笑)。
「あのtable(机)の下にtoy(おもちゃ)がまだあるよ!Clean up(お片付け)してね!」とか。
これは英語の語りかけではなく、日本語ですね?
「英語の語りかけ」についての疑問が晴れ、「私もやってみようかな?」という気持ちになっていたら嬉しいです。
無理なく、自然と英語のフレーズが使える範囲でいいんです。
背伸びせず、少しずつ、親子間のコミュニケーションに「英語の語りかけ」を取り入れてみてはいかがでしょうか?
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