【速読トレーニング】で英語試験の長文読解もクリアしよう!
英語試験のリーディング(長文読解)は悪夢の時間。早く終わらせたいのに時間がかかる、時間が足りない……。
そんなときに活躍するのが「速読」のスキル。
今回は、速読のトレーニングをしたいというあなたへ、7つのルールをご紹介します。「練習してもあまりスピードが付いた気がしない」と悩んでいるなら、このルールを意識してやってみてくださいね。
速読トレーニングで守るべきこと7つ
速読のトレーニングでは以下の7つを意識してください。
- 分からない単語は調べない
- 頭の中で和訳しない
- 指で文をなぞりながら読む
- 各パラグラフのトピックセンテンスにまず目を通す
- 意味のあるかたまりを意識して読む
- コロケーションやイディオムを日ごろから増やす
- ディスコースマーカーに印を付けながら読む
一つずつ見ていきましょう。
1. 分からない単語は調べない
速読中は、分からない単語があってもその場で辞書を引くことはしません。前後で予測して読み進めてください。なぜなら「今」は物語をじっくり楽しむ時間ではなく、速読のトレーニング中だから。
どうしても気になる、「この単語、なんか大事そう」というものがあれば後で調べましょう。
2. 頭の中で和訳しない
頭の中で和訳しながら読むというのは、実は結構なタイムロス!
日本語を介さず、状況をイメージしながら読むクセをつけてください。
3. 指で文をなぞりながら読む
紙に指を置き、動かしながら読みます。この時、指で追うスピードは一定に保ちましょう。
4. 各パラグラフのトピックセンテンスにまず目を通す
大事なことはとにかく最初に言うのが英語というものです。トピックセンテンスを最初に全部読んでしまいましょう。
「トピックセンテンス??」となってしまった方へ。こんな感じです。
「各パラグラフ(段落)の最初の文章」をまず見て、全体像をつかむと読みやすくなります。
5. 意味のある塊を意識して読む
書き込み可能な媒体であれば、「/(スラッシュ)」をつけながら読んでみましょう。(慣れると頭の中で、物理的に書き込まなくても出来るようになります)
これはスラッシュリーディングといいます。スラッシュリーディングについては以下の記事でも触れています。↓
スラッシュリーディングについて
6. コロケーションやイディオムを日ごろから増やす
コロケーション(collocation)とは、日本語でいうと「連語」です。自然な言葉のつながりのことです。例えば日本語で「水をお湯にする」のは「水を沸かす」ではなく「お湯を沸かす」と言いますよね。日本語が母語であれば、理屈はどうあれそういうものだと知っているはずです。
英語で言えば、例えば「強い雨」は “strong rain” でなく “heavy rain” です。「なんでー?」と思うかもしれませんが「そういうもの」として覚えるしかない。これがコロケーションです。
一方で、イディオム(idiom)とは熟語のことです。複数の単語をくっつけて、元の単語とは違う意味のものできあがるようなものを指します。
分かりやすいところでいえば、“go Dutch” は「割り勘する」という意味のイディオムです。オランダに行くんじゃなくてね。
7. ディスコースマーカーに印を付けながら読む
ディスコースマーカー(Discourse marker)とは、文を接続する論理マーカーのことです。もう少しくだけた言い方をすると、「discourse(お話)」の「marker(目印)」です。
例えば、”but” や “however” といった逆説に使われるもの、”so” や “hence” など結果を表すものは、話を読み進めるのに大切な目印となります。これらの単語の後に結論や要約が書かれているからです。
英語で速読ができると便利!
多くの試験で、配点もそこそこ高いリーディングパート。これを捨てるとかなりの点数を落とすことになります。
英文を読むスピードがつけば、試験の長文読解で苦痛が和らぎ、点数も取りやすくなります。ぜひ、紹介した方法でトレーニングしてみてくださいね。
今回最後に触れた「ディスコースマーカー」は、こちらでもう少し詳しく紹介しています。よろしければご覧ください。↓