【おすすめ英語教育本レビュー】子どもの英語「超効率」勉強法

こんにちは~!
元子ども英語講師、3児の母、ちゅみママです。
話題の英語教育本を実際に読んで、どんな内容でどんな人におすすめの本なのか、本から学んだことをご紹介していく、【英語教育本レビュー】です。

自分の目的にあった英語教育本を手元に置いておくと、困った時に助かりますよ~!

「英語ができる」が必須になっていく世の中、お子さんの英語教育についてどうしたらいいものかと悩んでいる親御さんにぜひおすすめしたい本があります。

「10万組の親子が学んだ 子どもの英語『超効率』勉強法」
著者:舩津洋
かんき出版

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この本は、

・効率よく英語を学ばせたい人
・小学生からの英語が不安な人
・本物の英語力を身につけるための家庭英語学習法を知りたい人
・早期英語教育について悩んでいる人
・年齢にあった英語学習の具体的な方法を知りたい人

にぴったり!

特に幼稚園・保育園〜小学生のお子さん向けに「効率的に」英語を学ぶ具体的な方法がたっぷり紹介されている、読んだ後にすぐ実践できる本です。


著者の紹介

「子どもの英語 『超効率』勉強法」を書いた船津洋さんは、現在児童英語研究所の代表取締役所長です。

高校時代にアメリカに留学し4ヶ月で英語をマスター。
右脳教育の第一人者、七田眞氏に師事し、児童英語研究所に入社しました。
日本では30年以上にわたり、幼児教室や通信教育などの教務に通じて子どもの英語教育と発達研究に携わるスペシャリストです。

船津さんが考えた「超効率勉強法」で、約10万組の親子が英語を学んでいます。

この本との出会い

3人の子供と一緒にゆるっとおうち英語中の私。
元子ども英語講師として、世の中に溢れている様々な幼児英語教育教材が気になり、色々なものを試しています。



色々試しているうちに、「あれ?どうやって英語を身につけるのが一番効率が良いのかな?」という疑問が出てきました。

がむしゃらに英語をかけ流したり、色々な英語教材に手を出して意味があるのかなと。

正しい順序で、最小限の時間とお金と労力で、きちんと英語を身につけたい。

そんな時に出会ったのが、この「子どもの英語『超効率』勉強法」でした。

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子どもにとって、英語はスポーツのようなもの。
科学的理論に基づいた正しいフォームを教えてあげましょう。

「子どもの英語『超効率』勉強法」より

「子どもの英語『超効率」勉強法」で学んだこと

「子どもの英語『超効率』勉強法」を読んで、特に幼児期からスタートする英語学習法についての知識を増やすことができました。

ここで全てを紹介しきれませんので、3つピックアップしてご紹介します。

①年齢ごとの正しい入力方法の選択がカギを握る
②男女・兄弟構成による効率的な勉強方法
③幼児期の「超効率」勉強法

①年齢ごとの正しい入力方法の選択がカギを握る

英語の勉強方法に限らず、何かを身につけるには、効果的なアプローチ法が年齢ごとに違うといいます。

これは、子ども英語講師として何度も実感したことです。

ですので、より「効率的に」英語を学びたい・学ばせたいのであれば、その子に合ったアプローチの仕方を考える必要があります。

船津さんはこの本の中で、

・幼児は音声(リスニング)
・小学校低学年は耳と目
・小学中高はフォニックスと音読
・中学生は文字情報(リーディング)


とまとめています。

本書には、それぞれの具体的な学習方法が載っていますので、英語学習の道標になるでしょう。

②男女・兄弟構成による効率的な勉強方法

これはとても驚いたのですが、効率的に勉強する方法には年齢の他にも「男子か女子か」「上の子か下の子か」という環境によっても違いがあるそうです。

例えば、男子は目からの刺激の方が理解しやすく、女子は耳からの学習で成果をあげられるそうです。
お子さんが女の子の場合、早い段階で文字を取り入れてあげると、よりスムーズに理解ができるんですって!

そう言われれば、年少の娘のクラスでお手紙交換が流行っているのですが、ひらがなが書けたり興味がある子は圧倒的に女の子が多いんですよね。

また、長男長女など上のお子さんは精神的成長が早く、音声よりもしっかり目に見えるものを好む傾向があるそうです。
音声を聞いて真似をするよりもプリント学習を好む子が多いとか。

一方で、下のお子さんは伸び伸び系の子が多く、聞いた音をそのまま口に出すことに抵抗がない傾向にあるため、暗唱系をやらせると伸びが早いそうです。

こういう専門的なことを知れるのが、本の面白さですね!

③幼児期の「超効率」勉強法

船津さんがおすすめする幼児期の「超効率」勉強法の一部をご紹介しましょう。

●英語の掛け流しは1日90分を目標に(分散OK)
●おすすめは、耳からのインプット、絵本、単語(フラッシュカード)
●この時期は視覚よりも音声
●絵本の暗唱で文字を読み始める

英語の掛け流しは1日90分を目標に(分散OK)

幼児期は特に耳からの大量インプットが必要です。
なんでも良いわけではなく、知っている単語が出てくる、優しいレベルのものがおすすめ。
幼児期の子どもなら、絵本の読み聞きかせ音源やマザーグースのCDなどがいいでしょう。

1日トータル90分、BGMとしてでOKだそうですよ!

おすすめは、耳からのインプット、絵本、単語(フラッシュカード)

超効率的に英語入力を進めるためには、

耳からのインプット(掛け流し)を中心に、
②マザーグースなどの英語の歌で英語の韻に親しみ、
絵本で基礎概念
単語(フラッシュカード)で語彙を認識させることが重要です。

フラッシュカードはなるべく単語のスペルが書いてあるものを使用しましょう。

この時期は視覚よりも音声

早期英語教育を!と意気込む親御さんの中には、DVDなどを英語音声で積極的に見せようと考える人もいるのではないでしょうか?

私もその一人で、「どうせなら•••!」と英語のDVDをなるべく見せるようにしていました。

親にとっては目に見える視覚での入力を好みがちですが、実際に大量に飽きずにインプットするなら断然音声が良いそうです。

子どもは繰り返しが好きな反面、新し物好きでもありますね。

そこを上手く利用し、家庭内でBGMとして流す英語音源も、飽きてきたら新しいものに変え、また繰り返すと効果的だそうですよ。

絵本の暗唱で文字を読み始める

本書には「絵本の暗唱から文字を読み始めるメカニズム」が紹介されています。

親として、英語講師として、とても興味深い内容です。

入力
絵本の音声を読み聞かせてもらいながら、何度も耳にする

暗唱
絵本をめくりながら部分的に口にする。
日常生活の中で、覚えたフレーズを自然と口にする。

めくりながら暗唱
絵本をめくりながら、そのページのフレーズを暗唱できる。

読み始め
自分が口にしている音声と、絵本のページの「絵」として溶け込んでいた「文字」が一致する。



このように、ひらがな1音1音を知らなくても、小さい頃から音声とともに文字のある環境を作ることで、自然と読解力が身についてしまうのです。

これと同じことが、英語の「絵本の暗唱」でも言える、というのが船津さんの見解です。


まとめ

「子どもの英語『超効率』勉強法」についてご紹介しましたが、いかがでしたか?

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「効率的」に英語を学ぶためのhow to本となっていて、特に幼児期のお子さんをお持ちのパパママにおすすめしたい英語教育本でした。

家庭学習のちょっとした工夫で、英語をきちんと身につけられるんだと希望を持てますし、決して高度な内容ではないので、「うちもやってみよう!」という気になる1冊です。


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