【ママは英語で何て言う?】ママ・お母さんの呼び方特集!
我々のサイト名が英語ママ.comということもあるので、今回は『お母さん/ママは英語で何て言うの?』というテーマで発音や歴史など様々な角度からお話ししたいと思います!
英語圏のママたちの呼び名は?
日本にも母親の呼び方はママ、お母さん、おふくろ、おかん、かあちゃんなど結構たくさんありますよね。やはり主流はママ、お母さん辺りかと思いますが。今回は英語圏での母親の呼び方を解説しますね。※合わせて父親の呼び方もご紹介しています(^^)
mom/mum(マム)
スペルはアメリカ英語だとmom、イギリスやオーストラリア英語だとmumが一般的と言われています。日本語発音で単純に言うと『マム』ではありますが、発音記号はmomだとmˈɑm| mˈɔm、mumだとmˈʌmなので発音も少し違いますね。momの意味は単純に『ママ』ですが、イギリスで使われているmumには『ものを言わないで』『黙って』などの意味もあります。
Mum’s the word. / The word is mum.だと『ここだけの話ね。』のような表現として使えます。どっちのmumを意味しているのかは状況次第で大体わかるので現地の人はそこまで使い分けを意識せず使っていますよ。
じゃあmamは?と思った方。mamにお母さんという意味合いはないです。mamはmadamの略と言われているので、年上の女性などに使うことが多いですね。日本でもちょっとお年を召したおしゃれな女性のことを『マダム』とよんだりしますよね。アメリカのレストランなどで使われるma’am(マァム)も年上や女性のお客さんに向けて使われる呼び方です。
ちなみにパパはアメリカでもイギリスでも共通のdad(ダッド)です!
mommy/mummy(マミー)
こちらも英語圏ではよくある呼び方です。ですがmommy/mummyは一般的には幼児向けの言葉。
アメリカではmommy、イギリスやオーストラリアではmummyと呼ばれます。日本でも一般的には小さい子供が『ママ、パパ』で、ある程度大きくなったら『お母さん、お父さん』に移行するケースが多いですよね(^^)それと似た感覚です。
ちなみにイギリスの呼び方mummyは『ミイラ』と言う意味もあります。
●アメリカ英語のmommyの発音はこちら。(weblio参照)
●イギリス英語のmummyの発音はこちら。(weblio参照)
パパたちはアメリカもイギリスもdaddy(ダディ)ですよ~。 シンプルでいいですね。
mama(ママ)
英語圏でも日本と同じく『ママ』も使われています。スペルはアメリカもイギリスも同じですが、イントネーションが若干違います。アメリカだと最初の『マ』が強いいわゆる日本でも呼ばれている発音ですが、イギリスだと最後の『マ』に強めのアクセントが来ます。
日本だとスーパーなどで『買って買って!ママアー!!』と駄々をこねている子供がたま~にイギリス発音になってたりするかもしれません(笑)
ちなみにパパはpapaです。父親は常にシンプルに呼び方1つですね(笑)発音はママと同じでアメリカとイギリスで若干違います。
これってどうなの?〜ママの呼び方Q&A〜
mom/mum?それともMom/Mum?
最初の文字が小文字か大文字か、どっち?という疑問はママというテーマ以外でも英語学習をしていると結構出てくるもの。今回のmom/mumも果たして小文字なのか、大文字なのかルールがわかっていないといざと言う時に書きづらいですよね。
小文字のmom/mumは、普通の名詞として使うとき。例えばIs your mom/mum tall?(あなたのお母さんは背が高いですか?)など。
大文字のMom/Mumは、固有名詞として使うとき。例えばMom/Mum can cook well.(私のお母さんは料理が上手です。)など、『私の~』というmyをわざわざ入れなくてもMom/Mumと名前として使うような場合は大文字にします。
普段からお母さんのことをMomと呼んでいて、目の前にいる相手もそれを認識している時や、話の中心が明らかに特定のMomである時は大文字のMomでOKということですね。 (例えば複数の母親について話している時などはMomだけだとどの母親のことを言っているのかわからないので、あえてmy momと言ったりします。)
mother/fatherとは言わないの?
mother、fatherはいわゆる名称であって日常生活の呼び名としてはまず使われません。要はmother、fatherは『母親、父親』という意味。日本の家庭でも自分のお母さんやお父さんのことを『ねえ、母親!』とか『父親、ちょっと聞いて。』とか言いませんよね(笑)
motherとかfatherとか一度でも呼んだことがあったかな?と自分の留学時代を思い起こしてみると・・・。
現地の友達がたまにYes, mother.(承知しました、母上。) Mother. Were you listening to me?(お母さん。私の話聞いてましたか?)などmotherという呼び方を使っていたのを思い出しました。ちょっと皮肉な感じで呼び名を強調したい時に使っていた印象ですね。
要するにごく普通にお母さんのことを呼びたい時にmotherを使うことはないということです(^^)
英語圏以外ではママはなんと呼ばれている?
結構ママという呼び方は世界共通だったりするので、ちょっとおまけ編になりますが英語圏以外のママの呼び方にも触れてみたいと思います。※パパも!
国名 | お母さん | お父さん |
フランス | ママン、マモン | パパ |
イタリア | マンマ | パパ |
ドイツ | ママ、ムティー | パパ |
デンマーク | モア | ファー |
中国 | ママ | パパ |
スペイン | ママ | パパ |
タイ | メー | ポー |
ロシア | ママ、ママーチカ、ママーシャ | パパ、パパーシュカ、パパーシャ |
韓国 | オモニ、オンマ | アボジ、アッパ |
ペルシャ | ママン | ババ |
ベトナム | メー | ボー |
ママ、パパ率が高いですね!ママに関してはシンプルに『ママ』じゃなかったとしても、mから始まる呼び方が圧倒的に多いのが印象的です。
父親、母親の呼び方の歴史
ここでちょっと日本の歴史の中で母親と父親の呼び方はどう変化していったのかお話ししていきます。
よく考えてみればママ、パパは英語が語源なので昔の日本ではそんな呼び方はなかったはずです。具体的にはいつから日本人は自分の親のことをママ、パパと呼ぶようになったのでしょうか?
日本でママ、パパと呼ばれるようになったのはいつから?
ママ、パパは戦後に生まれた呼び方かと思いきや、実は意外にもっと昔からあったそうです。
具体的には明治時代の終わり頃から実際にママ、パパという呼び名が流行りだしました。最初はママ、パパは上流階級の貴族たちの間で使われている呼び名でしたが、次第に一般層にも広まっていったそうです。
そもそも昔はどんな呼び方だった?
昔はおかっさん/かー、おとっさん/とーなどと呼ばれていたと言われています。ですが明治36年に国定教科書に『おとうさん』という言葉が載ったことで一気にお母さん、お父さんという呼び方が定着したそうです。
上でママ、パパという呼び名は明治時代の終わり頃から流行りだしたとお話ししました。ということは、お母さん/お父さん、ママ/パパの歴史はあんまり変わらないんです。なんとなく『ママ、パパ』は今風の呼び方みたいなイメージがあるかもしれないですが、実はママ、パパの歴史は古いということですね。
私も3歳の息子や1歳の娘からは『ママ』と呼ばれています。言葉を覚え始める時期は乳児にとっては『ま』の音が発音しやすいと言われていますし、実際に子育てをしていても『まーまー』とか『ワンワン』など繰り返しの言葉が赤ちゃんには覚えやすく発話しやすいんだな~と感じます。そう考えると生まれてから一番長く時間を過ごすであろう母親のことを『ママ』と呼び始めるのはそこまで不思議なことではないですね(^^)
○○ママシリーズ!
結構日本では『〜ママ』というママ名称がたくさんありますよね。今回は子育て中のママがよく使いそうなママ名称をご紹介したいと思います。同じ意味の名称が複数あります。ニュアンスの違いなども含めてお伝えしていきます。
ママ友
mom friends(マム フレンズ)
ママ友は英語でmom friendsと言います。そのままですね!イギリス英語だとmum friend。
あまり英語圏だと『ママ友』とそうでない友達を分けて考えることが少ないので、日本ならではの呼び方と言えます。
fellow mom(フェロー マム)
fellowとは『仲間』という意味。ママ友はある意味同志です。同じ時期に経験する子育ての大変さや喜びを共有しあえる仲間という意味でfellow momという呼び方もいいですね。
school mom(スクール マム)
ママ友は子供が仲良くしている同じ学校の同級生のママが多いのでそういう場合はschool momがしっくり来ますね。
専業主婦(専業ママ)
housewife(ハウスワイフ)
wifeというのは『妻』という意味なので少しママ色は弱くなるかもしれませんが、housewifeは『専業主婦』の代表的な名称の一つです。
stay-at-home mom(ステイアットホーム マム)
stay at home『家にいる』ママなのでstay-at-home momいうことですね。
ちなみにstayとatとhomeの間にハイフンがついているのは、stay at homeだけだと例えばI stay at home.(私は家にいます。)のように動詞と捉えられてしまうこともあるからです。ここでのstay at homeの意味は『どんなママ?』の『どんな』を表す形容詞の意味合いがあります。そういう時はハイフンを用いることで区別しやすくすることが出来ます。
ですが実際はstay-at-home momでもハイフンなしのstay at home momでもどちらでも通じます!文章に起こした時の話であって会話ではハイフンは関係ないですからね。
逆にI stay-at-home.だとおかしくなってしまうので、普通の文章の時はハイフンなしで使いましょう。
full-time mom(フルタイム マム)
full-timeとはいわゆるフルタイムのこと(笑)
よく『フルタイムで働いているの。』とは言いますが、主婦をフルタイムでやっているという意味でfull-time mom。面白いですね!
homemaker(ホーム メイカー)
home『家』をmaker『作る人』で、homemaker『専業主婦』。面白いですね!家の心地よい環境作りを担う家大臣とも言えるでしょう。
働くママ
working mom(ワーキング マム)
working mom、そのままの意味ですね。working mamaやworking motherでもOK。
super mom(スーパーマム)
外で仕事をして、家では家事や育児をこなすすごいパワーを持った人。その名もsuper momです。かっこいい名前ですね!外で働いていなくても24時間365日子供の面倒を見ながら家事もこなしている専業ママもsuper momと言えますけどね(^^)
教育ママ
education-minded mom(エデュケーションマインディッド マム)
〜mindedというのは『〜志向の』という意味。education-minded momは教育志向のママ、いわゆる教育ママということですね。education-minded motherでもOK。
もっと激しい教育ママの場合は、『過度に』というoverlyを入れてoverly education-minded momと言われたりもします。
tiger mom(タイガーマム)
こちらはoverlyを付けなくても十分激しい教育ママのことを指します。その名もtiger mom『虎の母』です(笑)
なんかもう名前だけで子供が逃げ出しそうな響きですね。強そうでもあります。
まとめ
ママの英語での呼び方特集はいかがでしたか?
バイリンガル育児を目指していて子供に英語で呼んでもらおうと思っているママや、英語で自己紹介などの文章を書こうとしているママには多少参考になったのではないかと思います!
英語ママ.comでは他にもいろんな情報を日々発信しています。もし英語育児に興味があるママがいたら、まずはこの記事から読んでみてくださいね。