モンテッソーリと英語教育は両立できる?おすすめ教具もご紹介します!

子育て中の親御さんは最近よく耳にすることが多いかもしれないモンテッソーリという教育法。

プロ棋士の公式戦勝利のわずか14歳という史上最年少記録を更新したことで話題になった将棋棋士の藤井聡太さんや、マイクロソフト創業者のビルゲイツ、facebookを創ったマーク・ザッカーバーグなど多くの著名人もモンテッソーリ教育を受けて育ったといわれています。


また、日々グローバル化していく時代に備えるため早期英語教育も盛んに行われるようになってきた中で、モンテッソーリ教育と英語教育を両立させたいと考える親御さんも増えています。

  • そもそもモンテッソーリ教育って何?
  • どんなおもちゃがあるの?
  • 家ではどんな取り組みをしたら良い?
  • モンテッソーリを取り入れた英語育児は可能?

気になるポイントですよね。

今回は親としても前からモンテッソーリ教育に非常に興味があった英語教育従事者の筆者が、モンテッソーリ教育と英語教育を両立する方法や、英語が学べるオススメのモンテッソーリ教具や都内スクールについて徹底的に解説します!


そもそもモンテッソーリ教育とは何か

モンテッソーリ教育とは、子供の興味や発達段階を理解し、子供が自分で成長していけるように、自ら「やってみたい」思う教具や環境を用意してあげる教育法のこと。 子供は生まれつき、自分自身を育てる力を持っているという考えからきています。

100年以上前にイタリアのマリア・モンテッソーリが開発し、元々は障がい児向けの教育を行っていましたが、他にもたくさんの子供たちに適用できる教育法だと考えられ、次第に世界中に広まっていきました。


モンテッソーリ教育では、幼児期を0〜6歳までと定義。0〜3歳までの前期と3〜6歳までの後期によって教育内容が分かれていますが、共通するのはモンテッソーリ教育には下記の3つが必要であるということ。

  1. 教具
  2. 環境
  3. 支援者

1. 教具

いわゆる知育玩具のこと。モンテッソーリ教育に必要とされる言語教育や算数教育が組み込まれていて、子供の五感を刺激するようなものがふさわしいです。

モンテッソーリ教育の教具には、結構カラフルなものが多いのも特徴かと思います。子供が手に取って「やってみたい」と思えるかどうかも大切。


2. 環境

まずは室内が整理整頓されていてキレイである必要があります。そして、子供の好奇心をくすぐる教具を豊富に用意し、自由に選んで手に取れるように置かれていることが大切。

また、教室などの場合、年齢が同じ子をまとめる一般的なクラス編成ではなく、年齢縦断型で年齢も様々な子供たちを集めることもモンテッソーリ教育の特徴の1つです。


3. 支援者

モンテッソーリ教育に必要な教具や環境を用意し、子供の遊びを見守る存在が支援者。教室であれば先生やスタッフであったり、自宅であれば親御さんですね。

大人が温かい気持ちで子供の自由な遊びを見届けてあげるのがモンテッソーリ教育の肝です。


モンテッソーリ教育についてのSNSコメントをご紹介!

知育に関心のある親御さんを中心に、モンテッソーリ教育は日本でも結構認知されてきていますね。Twitterでの興味深いコメントをいくつかご紹介します!


モンテッソーリ教育について

今は日本のおもちゃにもモンテッソーリの考えが取り入れられているものも多くなっています。モンテッソーリが幅広く知られつつある証拠!

※上記はソフィア@バイリンガルママさん (@bilingualmamayo) に許可をいただいて掲載しております。


「敏感期」の言語教育はモンテッソーリ教育が大切にしていることの1つ。特に3歳までは音やリズムが大切です!

※上記は明香👩‍🏫指導数1800人越え実績さん (@asuka_5863)に許可をいただいて掲載しております。


自宅で簡単に取り入れられるモンテッソーリ教育

100均でも工夫次第でモンテッソーリ教育ができるのは良いですね!
これに英語での語りかけをプラスすればモンテッソーリ教育×英語育児の両立ができます。

※上記は絵本1日20冊ママ📚️ワッカさん (@20booksforbaby) に許可をいただいて掲載しております。


バイリンガル育児中のまりさんのカレンダーの取り組みは我が家でも早速取り入れています(^^)
日本語でわかるようになったら英語にシフトするのもアリですね!

※上記はまり🌱日本でバイリンガル育児さん (@smilemama0922) に許可をいただいて掲載しております。引用ツイート内で紹介されているまりさんの記事はこちら(^^)
https://smile0922.com/archives/6388


モンテッソーリ教育と早期英語教育は両立できるか?

「モンテッソーリ教育もやりたいし、英語教育もやりたい」

結論、この2つは両立可能です。方法は大きく分けて下記の3つ。

  1. 「日常生活の練習」に英語での語りかけをプラスする
  2. 自宅で英語が学べるモンテッソーリ教具を活用する
  3. 英語も同時に学べるモンテッソーリ幼稚園や保育園に入れる

1. 「日常生活の練習」に英語での語りかけをプラスする

幼児期のモンテッソーリ教育に組み込まれている1つとして、「日常生活の練習」があります。

ボタンのつけ外し、着衣脱、料理、洗濯などありとあらゆる日常生活で必要な動作を練習することも立派なモンテッソーリ教育。出来る限り親が先走って手助けをせず、まずは子供に自分でやらせることが大切。成功体験を少しずつ積み重ねていくイメージです(^^)


この作業を日本語ではなく、英語での語りかけでしていくことでモンテッソーリ教育をしながら英語を学ばせることが可能

先ほど上記で掲載したTwitterで紹介されていた自宅で簡単にできる遊びに、英語の語りかけをプラスしてもいいですね。


2. 自宅で英語が学べるモンテッソーリ教具を活用する

上記1は英語での語りかけが必要なので、若干ハードルが高いですが、予め英語が学べるように開発されたモンテッソーリ教具を活用するならすぐにでも始められます。

最近はいろいろな英語の知育玩具が出てきているので、この後オススメ教具を3つに厳選してご紹介します。


3. 英語も同時に学べるモンテッソーリ幼稚園や保育園に入れる

モンテッソーリ教育を取り入れているインターナショナルスクールに入れるという選択肢ももちろんあります。

費用などの面で多少負担はあるかもしれませんが、モンテッソーリ教育と英語教育を同時に行える環境を毎日確実に与えてあげられることは間違いありません。

英語でモンテッソーリ教育を行うスクールも後ほどご紹介します。


英語も学べるモンテッソーリ教具・知育玩具3選

1. マルボティック

タブレットと木製ブロックで遊びながら学べる!

木製のアルファベットや数字のブロックを自前のタブレットの上に乗せるとタブレットが反応して、アルファベットや数字が学べるという画期的な知育玩具マルボティック。

モンテッソーリが大切にする言語教育や算数教育の考えもしっかり取り入れられています。形、重さ、手触りにこだわって開発されているので子供の五感を使った遊びが可能に。

種類は3通り

  1. スマートレター(アルファベットブロック入り)
  2. スマートナンバーズ(数のブロック入り)
  3. スマートキット(アルファベットと数のブロック両方)

タブレットで動画を見たりゲームをしたりするのが好きなお子さんは多いですよね。でも画面をタッチするだけの単純作業が続くと飽きてしまうこともしばしば。

マルボティックの凄いところは、タブレット端末というIT技術を生かしながらも、普段ブロックで遊んでいるような「自発的に動くアナログ動作」も促すことができる知育玩具だということ。

自分がブロックを置くことによって、タブレットの画面が反応するという感覚は子供にとっては非常に楽しい!


※マルボティックは我が家でも自宅で使っています。詳しく知りたい方は下記の記事をお読みください!



2. MONTE Kids 数字スティック

数字スティックで英語の数を自然と覚える!

MONTE Kidsはあらゆるバリエーションのモンテッソーリ教具に特化したおもちゃシリーズ。

数字スティックなら、スティックを動かしながら足し算引き算を英語で学ぶことができます。簡単な1〜10の数字を英語で言ってあげるだけで、英語にも触れられるので英語が苦手な親御さんでも扱いやすい教具です。

それぞれの数字の大きさに合わせてスティックの長さも異なるので、例えば短い1と長い9を合わせると10になるということが視覚的にもわかるような仕組み。

賢くなりそうです(^^)


3. アルファベット単語ゲーム

簡単で楽しい単語ゲームでアルファベットが定着!

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遊び方は簡単。一番上のイラストカードをめくって、指定の位置に置き、そのイラストの英単語スペルをアルファベットで完成させるゲームです。

カードにはスペルも書いてあるので、英語初心者のお子さんや英語が苦手な親御さんでも無理なく遊ぶことができます。

ポイントは、アルファベットのブロックを選ぶ際に、1つ1つのアルファベットを声に出して読んであげること。アルファベットの音とイラストを結び付けながら、スペルまで同時に学べるモンテッソーリ教具です。


英語で学べるモンテッソーリ教育を実施している都内の施設

英語でモンテッソーリ教育を行っている都内のインターナショナルスクール(幼稚園・保育園)をご紹介します!
※各スクール名をクリックすると、スクールの公式HPに飛べます。

  1. インターナショナル モンテッソーリ ミライキンダーガーテン(新宿区)
  2. T.N.G Montessori Academy(中央区)
  3. フロンティアキッズ(新宿区)
  4. KIDS EDU(キッズエデュ)(新宿区)
  5. ケンブリッジインターナショナルスクール(世田谷区)
  6. キッズガーデン(自由が丘、広尾、元麻布、代官山)
  7. ザ・ネスト・モンテッソーリ・スクール(港区)
  8. クランテテ(港区)
  9. ドリーム キッズ ハウス(江東区)
  10. キッズタイム(墨田区)
  11. シャトー・デ・バンビーニ(港区)
  12. ステラエデュケーションガーデン(江戸川区)

モンテッソーリ教育を英語でやるデメリットはあるの?

子供の自主性を伸ばし、目の前のことに集中する力や自ら問題を解決しようとする力が育めるといわれているモンテッソーリ教育。

「母国語ではなく英語でモンテッソーリ教育をしても問題ないの?」と少し不安な親御さん向けにお話ししておきたいと思います。


モンテッソーリ教育の「言語教育」では、言語の敏感期である0〜6歳の幼児期に一番身近な言語を理解し、その言語で表現できるようにする目的があります。

結論、私の考えでは、モンテッソーリ教育に英語を取り入れることは全く問題ないです。むしろ英語という言語習得の観点では非常に有効かと思います。


ただし、お子さんのバイリンガル教育を目指している親御さんであれば、英語ばかりに固執するのではなく、モンテッソーリ教育の際には日本語と英語はどちらも取り入れることをオススメします。気をつけるポイントは同じ遊びの中に日本語と英語をごちゃ混ぜに使わずに、1回1回使う言語を統一すること。

そうすることで日本語と英語との切り替え方も自然と習得し、モンテッソーリの遊びにも集中できるようになるかと思います(^^)


進化し続けるグローバル社会で生き抜ける人に育てるためにも、モンテッソーリ教育と英語教育を同時進行で行うことは時代に合った有効な教育法だと思います。


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