【バイリンガル育児と英語育児】どこが違う?
よく聞くバイリンガル育児と英語育児。そもそも何か違いはあるんでしょうか?考えてみました。
2つの言葉の持つ意味は?
バイリンガル育児
バイリンガル(Bilingual)とは2ヶ国語を使う人のこと。
つまりバイリンガル育児というのは、2ヶ国語を使って育児をするということです。
今回のケースでは日本語と英語ですね。もちろん他の国で『バイリンガル育児』という言葉が使われているとしたら、日本語と英語じゃない可能性だってあります。
ただ一つ言えるのが2つの言語を使った育児ということ(^^)
あくまで定義という感じですね。
英語育児
一方、こちらはあくまで定義に留まってしまう『バイリンガル育児』よりもっと広くて深い意味合いを持つイメージ。
広い意味でいうと、育児に英語を取り入れる / 英語を使った育児です。
日本で使われる『英語育児』という言葉は、上のバイリンガル育児のように日本語と英語を使って育児をするという意味にも取れます。
いや、人によっては日本語すら使わずに英語のみを使って育児をするという意味に捉えられてもおかしくない言葉ですよね。
ん〜、なんか正解が見えてきません(笑)
ある意味どれも正解なんだと思います。人によって『英語育児』の意味が違う。それでいいかと。
あるママは『日本で生活しながらたまには英語も育児に取り入れてみよう』という気軽な気持ちで。
あるママは『子供には徹底的に英語のみで話しかけよう』という結構な覚悟を持って。
英語ママ.comは英語育児を頑張るママを応援していますが、もちろんそこには日本語と英語をバランス良く取り入れるバイリンガル育児も含みますし、英語だけで子育てをするその名も英語オンリー育児(←今勝手に作った名称)も含みます。
さらにはバイリンガルまでは目指さなくていいけど少なくとも英語が得意な子供に育てたいというゆるっと英語育児も大いに結構でしょう(^^)
こんなイメージかな〜。↓
バイリンガル育児と英語育児は横並びに位置する言葉ではなく、あくまで英語育児というカテゴリーの中にバイリンガル育児という種類があるイメージです。
今回は英語育児の中にあるゆるっと英語育児、バイリンガル育児、英語オンリー育児の比較をしながら英語育児について考えていきたいと思います!
英語育児を3つに分類!それぞれのメリット・デメリット
ゆるっと英語育児
名称に関しては思いつきなので違和感があったらごめんなさい(^^;)
この『ゆるっと英語育児』、今のところ我が家もこれに当たります。
日本語と英語の割合だと実質10割は日本語です(笑)あえて英語で話しかけたりもしません。
ただ、将来的に英語が得意であって欲しいし、英語が出来るからこそのメリットを感じて生きて欲しい。それが本音です。
日本語と同等レベルの英語力を与えてあげたいと思わなくてもいいんです。
英語ママ.comを読んでくださるママのほとんどはゆるっと英語育児をされているんじゃないですかね?(^^)
メリット
とにかくあまり気負わずに気軽に始められるのが最大のメリットだと思います。
なんだかんだ『英語育児』と聞くと特に英語が苦手なママには敷居が高いですよね。
それでも英語に関して幼いうちから何もやらずに大きくなってしまうよりは、ほんの少しでも英語と関わりを持たせてあげるだけでその子の英語に対する感じ方が変わると思うんです。英語ママ.comはそんな思いで情報発信しています(^^)
※英語ママ.comに込める思いを知りたい方はこちらの記事をどうぞ!
https://eigo-mama.com/henshubuyori/
デメリット
やはり英語力の伸びは、英語との関わり方と比例するので緩やかにはなってしまいます。
結局はどこを目指すか、という点に尽きますね。
バイリンガル育児
冒頭で説明した通り、2ヶ国語を使って育児をするのがバイリンガル育児です。
基本的には日常生活での日本語と英語の使用率を半々にします。
両親ともに日本人で、日本で暮らしている場合はどちらかというと英語に重点を置くくらいがちょうど良いです。
親の英語力はあればあるほど有利にはなりますが、英語力がないとしてもそれなりの覚悟で望めば日本にいながら英語も同時並行で使っていく環境にすることは可能です。
メリット
将来的には日本語と英語どちらも自由に使いこなせる言語能力が育っていきます。
そうすることで将来的に日本に住むのか、海外に住むのかなど居住地も選択しやすくなりますし、仕事の選択肢もかなり広がります。
デメリット
日常生活で日本語を自由に使える時間が限られたり、お友達がみんな観ているような日本のアニメを観ることが少なくなったりという制限はやはり出てきます。
ただそれも物心つく前から徹底してあれば『私もアンパンマン観たいのにな〜』みたいな感覚もそこまでないのかも。
アンパンマン観ちゃいけないわけじゃないですしね(笑)ただ外に出ると普通に日本語がメインの生活にはなってしまうので、やはり基本は家では英語がメインにするのがバイリンガル育児のあるべき姿かなとは思います。
よくあるのは英語が話せる片親は英語のみで話しかけるという方法。これは知り合いにもいますが、3歳にして既に日本語と英語を同等レベルに使いこなしています。
それくらいしないと、『ゆるっと英語育児』との差がなくなっちゃいますからね〜。
英語オンリー育児
バイリンガル育児よりさらにレベルが上がりますが、完全に英語のみで育児をするのが英語オンリー育児。
バイリンガル育児が家の中をほとんど英語環境にするのであれば、英語オンリー育児はできる限り全ての環境を英語漬けにします。例えば選ぶスクールもインターナショナルスクールを選ぶなど、日本語よりも英語の優先度が高いというイメージです。
これははっきり言って、英語が堪能な親ではないと相当難しいです。というか、例えば英語が堪能であっても親だけの力だけでは生活のほとんどを英語環境にするのは無理なのでやはりインターに通わせたり、外国人との付き合いを増やすなど積極的な動きが必須になりますね。
メリット
英語力は最短で最大限まで伸ばすことが出来ます。日本にいながらほぼネイティブレベルになることも可能でしょう。
頭の中は英語で考え、英語を発するという脳みそになります。
デメリット
なんといっても最大のデメリットは日本語能力は確実に一般家庭の子供よりは劣ることになります。なので、将来日本で就職する場合に不利になる可能性も出てきます。
『将来的に英語圏に移住するから』などよほど将来的に日本語を使う必要性がないというケースではない限りは、日本語を捨ててまで英語を極めるのはあまりおすすめ出来ません。母国語を極めずに英語を極めても、結局それは1ヶ国語しか使えない人になってしまいますからね(^^;)
自分の家庭はどんな英語育児に向いている?
ゆるっと英語育児向き
●自分は英語が苦手だけど我が子には少しでも英語に触れながら育ってほしい
●将来的に英語は得意な方であってほしいけど、特にペラペラである必要はないと思う
●英語の楽しさを知ってほしい
●英語での語りかけよりも日本語での語りかけを重視する
バイリンガル育児向き
●日常生活で英語での語りかけを是非頑張りたいと思っている(やる気の問題なので英語レベルは問いません)
●将来的に日本語と英語を自由自在に使い分けられるレベルになってほしい
●同世代のお友達との話題の共有(好きなアニメなど)を多少犠牲にしてでも英語環境を優先に出来る
●将来の仕事の選択肢を最大限に広げておきたい
英語オンリー育児向き
●両親もしくは片親が英語が堪能である
●日本の教育や日本語能力を犠牲にしてでも英語力を最優先にしたい(将来英語圏に住むからなど明確な目的がある)
●ネイティブ同等レベルに英語を話せるようにしておきたい
まとめ
タイトルや冒頭はみなさんがよく聞いているであろう言葉『英語育児』と『バイリンガル育児』から入りましたが、結局は英語育児の中にある3つのタイプの英語育児について掘り下げてみました。
あくまで特徴をお伝えしているだけであって、どれがおすすめということは一概には言えないです。なぜなら各家庭でいろんな事情があり、英語に対する思いが違い、英語育児のゴールが違うから。
どんなママでも当てはまる英語育児がある。だから誰にでも英語育児は出来るんだっていうことです(^^)
自分に合った、お子さんに合った英語育児を自信を持って進めていきましょう!
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