【アルファベットの全て】書き方・覚え方・ローマ字との違いや学習法まで

英語学習で避けて通れないアルファベット。

英語では”Alphabet”と表します。

近年、英語学習の低年齢化が進み、小さな子供が英語に触れる機会が増えてきました。
ABCソングを歌えるお子さんも多いのではないでしょうか?
でも、【ABCソングが歌える=英語が身についている】ではありませんよね。

「英語と言えばまずアルファベットだけど、どうやって教えればいいかな?」
「そもそもアルファベットの正しい書き順って?」
「アルファベットとローマ字の違いって?」
「うちの子、ローマ字と英語で混乱してます!」

こんにちは! 元こども英語講師&3児の母、ちゅみママです♪
英会話スクールでの経験を活かし、幼児・小学生がより効果的にアルファベットを学ぶコツをお教えします。

・子どもが楽しく効果的にアルファベットを学ぶコツが知りたい
・アルファベットの書き方・書き順を知りたい
・アルファベットやローマ字・英語の基礎知識を正しく身につけたい

この記事は初心者だからこそ知っておきたい、アルファベットのいろはを紹介します。


アルファベットの覚え方・教え方のコツ

日本語で言うところの「ひらがな」にあたる、アルファベット。
A,B,C…Zまで、全部で26個あります。
それぞれに大文字と小文字があるのも特徴ですね。

元子ども英語講師として、幼児・小学生におすすめの効果的な学習方法

①聞く(ABCソングなど)
②歌う(声に出す)
③見る(音と文字を繋げる)
④読む
⑤書く

この流れが、一番自然に効率よくアルファベットを覚えられます。

ちょうど、子供がひらがなを覚える過程に似ていますね。

まず日本語をたくさんたくさん耳にして
→話せるようになり
→文字自体に興味がわいてきて、文字と音がセットであることを知り
→絵本や自分の名前が読めるようになり
→最終的にはひらがなを書けるようになります。

「まずは基本のアルファベットを教えなきゃ!」と焦って、まだ文字に興味がないのに無理やり「読む」ことを強要したり、 音と文字の繋がりが理解できていなのに「書く」ことに力を入れると、余計に時間がかかります。
焦らずとも、必ず覚えられますので何も心配はいりません。

よく「pとqを間違える」「bとdを間違える」と耳にしますが、最初は当たり前です。
日本語だって「さ」と「ち」を間違えたり、「れ」と「ね」が苦手な子は多いですよね。
何度も見たり聞いたり、実際に書いたりしていくうちに、しっかり覚えられます。

では、実際に効率よくアルファベットを覚えるためのコツをご紹介していきましょう。

アルファベットの歌

アルファベットを効率的に覚えるには、まずは音を耳にすること。
子供も大好きな「歌」を使って覚えると手っ取り早いでしょう。

また、余裕があるようでしたら、フォニックス要素も取り入れた動画をみておくことも、後々とても役立ちます。

フォニックスというのは、アルファベットの発音のルールです。
学ぶことで、英語の7割の単語が、その単語を知らなくても読めるようになると言われています。
フォニックスについては、また後程ご説明しますね。

アルファベットのおもちゃ

ABCソングでアルファベットを耳で覚え、歌うようになったら、 文字を見て、音と文字の結びつきに気づくようサポートします。

具体的には
・歌いながらアルファベットを指さす
・アルファベットカードで遊ぶ
・アルファベットの表をお風呂や部屋に貼っておく

アルファベットが生活の中に自然とあることが理想的です。
アルファベットに親しめるおもちゃが色々ありますが、 小文字も対応していると、なおよいでしょう。

・アルファベットのポスター

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・トイストーリーに出てくるような積み木

・アルファベットの木製パズル

・小文字もあります

・アルファベットの型抜き

アルファベットのゲーム

子どもはゲームで楽しく覚えるのが大好き!
何かを覚える時は、ゲームを上手に利用しましょう。
幼児~大人まで、家族で楽しくできる簡単なゲームをご紹介します。
ゲームがもっと盛り上がる、ちょっとしたコツも。

楽しく&いつの間にかアルファベットを覚えてしまうゲーム

①アルファベットカルタ
②タイムトライアルゲーム
③アルファベット神経衰弱

全てアルファベットカードがあればできるものです。
紙や厚紙に1文字ずつアルファベットを書いたものでOK!
もちろん、英語学習に役立つので、これを機に1セット持っていても損はないと思います!

アルファベットカルタ(レベル1)

対象:3歳ごろ~

アルファベットカードでカルタをします。
初めはアルファベットを全部覚えていなくても構いません。
何度も耳で聞いて、カードをとるところを目にすることで自然と覚えます。

【パパママが言う→子どもがとる】 からスタートして、段々自信がついてきたら 【子どもが言う→パパママがとる】 に移行していきます。

<アレンジ>
・カードを部屋中にちりばめて
・カードを裏にひっくり返して「探す」動作をプラス

タイムトライアルゲーム(レベル2)

対象:幼児~ 特に小学生低学年におすすめ!

ただカードを順番に並べるだけでは面白くないので、タイムを競います。

<アレンジ>
・ABCD…の順番にカードを並べる
・VYX…の順にカードを並べる
・小文字のカードでやってみる

まだ小文字があやしい子は、大文字のカードを先に並べ、そこに小文字カードを重ねる時間を競うとおもしろいですよ。

アルファベット神経衰弱(レベル3)

対象:幼児~ 小学生高学年も楽しめる

アルファベットカード(大文字・小文字)を使って神経衰弱をします。

例えば、Aとaがペアです。
初めのうちはカードの数を少なくして挑戦しましょう。

間違いやすいq,p b,d などの小文字を強化するために、間違えやすいアルファベットをピックアップしてやるのも効果的です。

その他にも、Amazonで購入できるアルファベットゲームをご紹介しますね。

・アルファベットでビンゴゲーム

・ポップゲーム

・ただのカルタより盛り上がりそう! ハエたたきゲーム

アルファベットの書き方・書き順

日本語のひらがなや漢字には書き順があり、特に小学校で厳しく指導されると思います。

一方で、英語で使うアルファベットには「正しい書き順」がありません。

「え?でも書き順の書いてあるドリルがあるし、教科書にも載っているよ?」

そうですね。
でも、教科書・教材等に示された書き順は、あくまでも一般的に書きやすいと「推奨」されたものです。 世界基準でも国で定められたものでもないので、書き順を気にする必要はあまりありません。自分の書きやすい書き順でOKです。


要注意!アルファベット・ローマ字・英語の違い

アルファベット・ローマ字・英語はついごちゃごちゃになりがちです。

ここで一度、整理しておきましょう!

〇アルファベット=ローマ字

まず、アルファベットとローマ字ですが、概ね同じものを指しています。
英語で自分の名前を書くときに使うのは「ローマ字」であり、「アルファベット」を使いますよね。
アルファベット、つまりABCを用いて日本語を表記する場合に使うのが、「ローマ字」です。

ですのでローマ字は、 ひらがな・カタカナ・漢字 に続く日本語を表す第4の文字だということです。

✖ローマ字=英語

次に、ローマ字と英語の違いです。

アルファベットを使うことは同じですが、ローマ字と英語は全くの別物です。

ここを混合してしまうと、後につまづきやすくなりますので注意してくださいね!

先ほどお話ししましたが、ローマ字は、ひらがな・カタカナ・漢字 に続く日本語を表す第4の文字です。
英語は、日本語・韓国語・スペイン語などと同じ、言語の名前です。
日本の小学校では、3年生の国語でローマ字を習います。
そう、「ローマ字」は英語ではなく、国語なのです。

アルファベットの学習で大切なのは?

アルファベットを学習するときに大切なことが2つあります。

①ローマ字と英語の区別をつけること
②フォニックスを知ること

小学校でローマ字を習うと、

A あ
Ⅰ い
U う
E え
O お

のように、Aは「あ」という読み方、Ⅰには「い」という読み方があると勘違いしてしまう子が多いのです。
すると、Cake(ケーキ)を「かけ」、Bus(バス)を「ぶす」、Note(ノート)を「のて」とつい読んでしまい、視覚からの情報と音の違いでつまずきます。

日本語は、ひらがなを覚えたら、すぐにでも絵本が読めます。
一方の英語は、アルファベットを覚えても、すぐには絵本を読めません。

では、どうしたらよいのでしょう?

秘密は【フォニックス】にあります。

フォニックスを知ろう

【フォニックス】とは、文字と音を結びつけて、英語の正しい読み方のルールを学ぶ学習法です。

日本語は 1つの文字に1音ですよね?
例えば、あ は「ア」であり、ら は「ラ」です。

一方で、英語は、アルファベット1文字につき何音もあります。
例えば、apple(りんご) の Aは、「あ」と「え」が混ざった中間音ですが、
同じAでもacorn(どんぐり)の Aは、「エイ」と発音します。

また、mat(マット)のAは「あ」と「え」の中間音ですが、
mate(仲間)のAは「エイ」と発音します。なぜなら後ろにeがつくからです。

このような英語の発音のルールを知ることで、英語圏の子どもたちは、絵本に出てくる知らない単語も読めるようになるわけです。

フォニックスは、正しい音を身につける必要がありますし、家庭学習で完璧に習得するのはなかなか難しいと思います。

ですが、「アルファベットには(英語には)、こんな音もあるんだなぁ」と知ることに意味があります。
特に、ローマ字に出会う前に、【フォニックス】に触れておくことが重要ですよ!

今ではYoutubeにもフォニックスについての動画がアップされていますので、聞き流しておくことをおすすめします。

いかがでしたか?

みなさんのアルファベット学習のモヤモヤが解消されれば幸いです。


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